
「焦らなくていいよ」を言う側・言われる側の本音。焦りに“良い悪い”はある?
「病気を早く治さなきゃ…」
「誰にも迷惑をかけないようにがんばらなきゃ…」
「自分だけで生活できるようにならなきゃ…」
療養中に、“焦り”を感じる方はとても多いのではないでしょうか。そんな焦りの中で、「焦らなくていいよ」と言われたら嬉しい?それとも、簡単に言わないでよと腹が立つ?
今回は、”焦り”にフォーカスを当ててお話しします。どんなときに焦るのか、「焦らなくていいよ」に対しての本音、たっぷり語っていただきました。
竹内さん
病院によって変わる精神疾患の病名に苦しみつつも、自分と向き合って前に進んできた竹内さん。ご自身の経験を踏まえて、自己肯定感の高め方をnoteで発信しています。
(竹内さんのnote:https://note.mu/rrumii|Remeのインタビュー記事はこちら)
林田 さん
Remeでインターン中の林田さん。抑うつの症状とうまく付き合いつつ、企画立案で活躍中です。Reme座談会の常連さんでもあります。
くまの
記事執筆を担当しますが、ちゃっかり座談会にも混ざっています。母は統合失調症、父は双極性障害と診断され、現在も通院中です。今回は、家族側の視点でいろいろとお話しさせていただきました。
<進行:近藤雄太郎(Reme)>
<ライター:くまのなな>
どんなときに「焦り」を感じる?

どういうときに焦るのか?ご家族やパートナーから「焦らなくても大丈夫」と言われるのって、正直どうなのか?などなど。伺っていきたいと思います。




くまのさんは、家族側の視点でお話しいただけたらなと!




私くらいの年代なら、週にこれくらいの時間を働いて、これくらいのお金を稼ぐのが当たり前だよねって。それができていない自分に、ものすごく焦りがありました。
とりあえず働かなきゃ!と思って、週に3つくらいアルバイトを掛け持ちしてみたり。


でも、本当にいい経験ができたと思います。いろんな人にも会えて、私が思っている理想像って、別に当たり前じゃないと学ぶことができたから。


理想像と違う生き方をしても、別にいいのかもしれないなって。
私の場合、焦りが原動力にもなっていたんですよね。焦ることで行動できた。もっとゆっくりすればよかったのかもしれないけど、あのとき焦って経験できたことは、自分にとって無駄にはなっていないと思います。


まぁ、今でもお金に対しての焦りは消えていないですよ。この前、過去の通帳を見返したときに、残高が1,000円のときがあって。よく生活できていたなって感じですよね(笑)
そのときと比べると、今のほうがずっと貯金もあるけど…。それでも、お金に対しての焦りが消えたわけじゃないんです。

高校生から年金の計算をしていたほど、お金に対して不安感があるという竹内さん。



不安が消えるわけではないけど、そのラインがわかっていないときより、気持ちは楽だと思います。


林田さんは、どんなときに焦りを感じますか?
飲み会に行くと、金銭感覚がまったく合わないんですよね。差を突きつけられている気がして、すごく焦ります。


自分に合った目標設定をしてもらえたことで、焦りも少なくなりました。








- 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
- 本記事は2019年9月20日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。