子供の褒め方が下手かも…ママさん看護師が簡単テクニックをご紹介

2016.12.30公開
 
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「子供を褒めて伸ばそう!」というアドバイスを一度は聞いたことがありませんか?もちろん、褒めることは子供の成長にとって必要なことでもあります。

 

ですが、褒め方が適切でなかったり、褒めすぎによる弊害も少なからず存在します。

 

そこで今回は、褒める以外で、子供と良い関係を築くための簡単テクニックを、ママさん看護師にご紹介してもらいました。

 

 

どんな時に子供を褒めている?

親であれば、子供のいいところ、優れたところを見つけて「すごいね!」「いいね!」と褒めますよね。

 

テストで100点を取ったら「すごいね!」

スポーツや習い事で良い成績を取ったら「立派だね!」

お手伝いでお茶碗を運んだだり、洗濯物を片付けてくれたら「いい子だね!」

 

そんな風に褒める時は、子供がいつもと違う、特別なことをした時や、いつもより良いことをした時が多いのではないでしょうか?

 

「良いことした時に褒めること」は大切なことではありますが、その一方で、「褒めないのは、良いことをしていないから」ということにもなり得ます。

 

子供が良いことをしていなければ、褒めることがなくなってしまう…なんてこともあるかもしれません。極端なことを言えば、「褒めることがない」ということになってしまいます。

 

 

褒めることの弊害とは?

確かに、褒められると大人の私たちも嬉しいものです。褒められることが原動力となり、「よし!また頑張ろう!」と思えますし、3歳までの小さな子供には褒めることも必要になってきます。

 

ですが、褒められてばかりだとちょっとした弊害も出てきます。その一つに、「褒められるために行動する」ということが挙げられます。

 

こんな事例がありました。いつもお母さんは子供が何かできると「すごいね!」と言っていまし た。するとある時、子供が折り紙を作ってお母さんにこう言ったのです。「僕すごい?」

 

この事例の子供はお母さんに褒めてもらうために行動したり、「褒め」というご褒美を待つようになっていたです。

 

これがエスカレートしてくると、

 

「お母さんは、僕が頑張っても褒めてくれない」

「お母さんが褒めてく れないならやらなくていい」

「お母さんが見ていないからやらなくてもいい」

 

と、褒められる事を 基準に動くようになってきます。このように、褒めることの弊害は幾つかあります。以下に主な所を挙げてみたいと思います。

 

褒めないと行動しない

褒められる事が行動の原動力になっているので、自分から何かしようというやる気や自発性が 少なくなることが考えられます。

 

また、褒めてもらうために行動するようになると、「自分はこうしたい」という より「大人はどう思っているか」を考えて大人の顔色を見て行動するようになり、自発性が少な くなる可能性があります。

 

ご褒美がエスカレートする

何かができたら、飴がもらえる、シールがもらえる。テストで100点取ったら100円もらえる…などご褒美を褒めにしていると、初めは小さな褒美でも喜んでくれるかもしれません。

 

しかし、だんだん満足できなくなり、「もっと、もっと」とより高価なものや大きなものを欲しがるようになるかもしれません。

 

褒められないと自信がなくなる

同じことをしていると親は徐々に慣れてきて、褒めることが減ってきます。また良いことをしないと褒めてもらえない。頑張っても良い成果が得られないとなると、子供は親からの承認が得られないと感じるかもしれません。

 

また、褒められるためにいい子でいようと頑張っていると、い つも親の顔色を伺うようになり、無意識でありのままの自分らしさを自分で認められなくなるこ とがあります。

 

失敗できないと思うようになる

良いことをしたという結果で褒められていると、逆に、失敗したり達成できない時は褒めてもらえません。

 

そうなった時、結果を出した私はいい子。結果を出せなかった私はいい子ではない…という構造が出来上がり、頑張った途中の行動に目を向けづらくなります。

 

そうすると、失敗を恐れてチャレンジできなくなったり、できることにはチャレンジするけれど、ちょっと無理そうなものには初めから手を出さなくなるということがあります。

 

 

褒める以外でできることとは?

褒める代わりにできることは、子供に共感し、親の気持ちを素直に表現することです。

 

時に、嫌味な褒めになったり、褒美をあげる褒めになってし まうことがあると、子供の自信をくじいてしまいます。ここで大切なのが「素直に表現する」ということです。わかりやすように、例に挙げてみます。

 

感謝の気持ちを伝える

【食べたお皿を片付けたとき】

 

褒める:「わー!すごい!一人で片付けられらたね!」

親の気持ちを表現:「ありがとう!運んでくれて助かるわ」

 

親の気持ちを素直に伝える

【自分から進んで部屋の掃除をしたとき】

 

嫌味な褒め:「どうしたの?珍しいね!」

親の気持ちを表現:「綺麗にしてくれて、気持ちよくなったわね!ありがとう。嬉しいわ!」

 

子供の気持ちに共感する

【テストで100点取ったとき】

 

ご褒美の褒め:「すごいじゃない!今日のおやつはお菓子の代わりにケーキにしてあげるわ!」

子供に共感する:「頑張って勉強していたものね。〇〇ちゃんが嬉しそうでお母さんも嬉しいわ!」

 

素直な親の気持ちの表現がイメージできたでしょうか?以上の例のように、子供の立場で喜びを共感したり、親自身の気持ちを素直に表現することで、子供は自信がついたり、人の役に立つ喜びを感じられるようになります。

 

 

素直な気持ちを伝える

子供も大人も同じです。美味しい夕食を作って待っていたところに旦那さんが帰ってきて、

 

「おっ!珍しいね、こんなに豪華なご飯」

「こんな豪華なご飯なんて何か欲しいものがあ るのかい?」

「すごいね。どうしたの?」

 

などと言われるよりも、

 

「おいしそうなご飯だね!食べるのが楽しみだな」

「作るのに時間かかったんじゃない?早く食べたいな!」

 

などと、相手の素直な気持ちを伝えられたり、労をねぎらってもらう方が素直に自分も喜べませんか?こうしてみてくると、褒めることが特に必要ではないとお分かりいただけたのではないかと思います。

 

 

さいごに

褒める代わりに、「子供に寄り添う」「子供の気持ちに共感する」「親の気持ちを素直に伝える」ことは、ときに褒める以上の効用があります。

 

褒めるばかりではなく、このような対応をしていくと、子供は「わかってもらえた」「見てもらえている」と安心感を持ち、失敗に恐れずチャレンジしてみようと思うようになっていきます。

 

感謝の言葉をもらうと、人のために貢献する喜びを育みます。失敗しても過程を見てもらえると、結果ではなく、努力した自分を認めることができるようになります。

 

親が「できた、できない」の結果ばかりに目を向けなければ、どんな状態でも子供を勇気付けられる言葉をかけることができますね。

 

このような視点で、子供に接していくと、褒めることに頼りすぎず、もっと日常生活で子供に声をかけられる場面が多くなると思いませんか?

 

roketamiko

【執筆者】

ロケ民子 正看護師

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