【利用者・スタッフインタビュー】FDA川崎第二事業所(就労移行支援B型)

2017.01.15公開 2017.01.17更新
 
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成澤さんが理事長を務めるNPO法人FDAの3つの事業所について、それぞれの事業所の利用者さんやスタッフ、そして理事長の成澤さんとの対談形式で教えてくれました。

 

事業所の特徴や雰囲気、利用者さんがFDAにたどり着いた経緯、取得したスキル、利用しようか迷っている読者に向けてのメッセージをいただきました。

 

今回は、FDA川崎第二事業所(就労移行支援B型)の皆さんです。

 

***********************

 

成澤さん/それでは自己紹介をお願いします。

栄さん/こんにちは、栄俊太郎と申します。FDA川崎第二事業所のスタッフです。今、27歳です。僕の話をしますと、25歳のときに心臓に難病があるのが分かりまして…。

 

成澤さん/病名は?

栄さん/即発性拡張型心筋症という、特定疾患の難病です。

 

成澤さん/病気にかかった経緯について、差し付けなければ教えてください。

栄さん/もともと飲食業界で働いていて、身体を張って働いていたんです。でもちょっときつくなってきて、営業に転職したんですが、その転職活動をしている時ぐらいから苦しさを覚えてはじめました。就職は無事決まったんですが、その時に病院に行ってみたら、心臓の病気が分かったんです。

 

成澤さん/就職活動の中で、病気が発覚したんですね。

栄さん/そうですね。それで、決まっていた営業の仕事も厳しくなって、自主退社に追い込まれました。実質「クビ」ですよね。

 

成澤さん/せっかく決まったのに…。

栄さん/そこから職を失って、私も就労困難者になってしまいました。それが一年間くらい続きましたね。

 

成澤さん/病気の方はどうでしたか?

栄さん/最初は心臓移植が必要になるかもしれないというくらい重かったんですけれども、一年間の間に薬も効いてきまして。これはそろそろ大丈夫かな、と就職活動を再開したんです。

 

成澤さん/どのような仕事を?

栄さん/就職活動の中で、キャリアコンサルタントやハローワークのカウンセラーの方と出会って相談をしました。自分のやりたい仕事って何なのか、ということをカウンセリングして頂いて、おかげで今の自分があります。就活の成果としては、一応2社くらい、人事と営業の仕事が決まったんですけれども、自分の中ではカウンセラーになりたいなという思いも出てきまして…。

 

成澤さん/カウンセラー志望だったんだ。

栄さん/はい。就職活動中にカウンセリングして頂いて、それが本当に自分の糧になったからです。そんな時、難病専門のカウンセラーの方に「すごい熱い男がいるぞ」という話を聞いて、それで成澤さんを紹介して頂いてそれでFDAに来ました。最初来たときに、まず成澤さんが利用者さんに怒ってたんですよ。でも、そのときに、なんていうんですかね、「健常者だったら、障がいを抱えた方たちにこんなに怒れないな」と思ったんですね。これは、当事者同士だからできることなんだんな、と。

 

成澤さん/逆にフラットな視点だなっていう。

栄さん/そうなんですよ。じゃあ私もフラットな姿勢で…というか、相手にも、私が難病を持っているからこそ、素直に言えることがかあると思うんです。それって、難病を経験した自分にしかできないことなんじゃないかと。それでFDAを一週間くらい見学させて頂きました。それから1年1ヶ月くらいが経ちました。

 

成澤さん/FDAってどんな雰囲気だったり、どんな場所ですか?

栄さん/そうですね、見学した方はみんな言うんですけれども、本当に明るいですね。すごく活気ありますよね。

 

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成澤さん/正直うるさいくらい(笑)

栄さん/それもやっぱり、スタッフも当事者でありながら、明るく元気だっていうのがあるんだと思うんです。成澤さんも含め、スタッフが皆さん明るいから利用者さんも笑っていられるのかな。それが一番の特徴じゃないでしょうか。

 

成澤さん/僕らには3つの事業所があって、第二事業所はITの受託業務がメインになります。栄さんからみて、「第二事業所はこんなところ」っていうのを説明してくれませんか?

 

栄さん/第二事業所は、作業面から言いますと、IT関連の入力業務であったりとか、なるべくパソコンを使った業務を中心にやっていこうという感じです。それは職業訓練という意味で、名刺入力や、パソコンで照合作業を行ったり、基本的にそういうのが多いです。

 

成澤さん/事業所の雰囲気はどうですか?

栄さん/雰囲気は日にもよるんですけれども、割りとパソコンを使って黙々と作業することが多いので、比較的静かですね。

 

成澤さん/ITの会社っぽいですね。

栄さん/そうですね。IT企業っぽいです。私がちょっと騒がしいタイプなので、いい意味で少し騒がしくなってきてるかな、と思います(笑)

 

 

成澤さん/では続いて、第二事業所の利用をしているCさんにお話を伺います。

Cさん/Cです。22歳になります。私は18歳から仕事を始めて、車の整備の仕事と、産業廃棄物の仕事に就いたんです。川崎市から委託されて、町中のゴミを取る仕事をしていました。仕事は20歳で辞めたんですが。

 

成澤さん/20歳で仕事を辞めてからは?

Cさん/20歳ぐらいでやめて、引きこもってしまい…。そこから時々アルバイトはしていて、6ヶ月くらい続けた後に石油タンクを作る仕事に就きました。ところが、そこの仕事場の監督責任者にあたる人が給料くれなくて、辞めたんですよ。その後、ずっと仕事を探していたんですけれども、なかなか見つからなくて。そうしているうちに、知り合いの方から「アスペルガー」って言われて、発達障害にもあたるっていう話になって、FDAを紹介してもらいました。

 

成澤さん/FDAを紹介されたとき、どう思いましたか?

Cさん/「それはないよ」と(笑)。当時は自分で仕事を探していたし、こういうところ(FDA)で就職先を見つけるのもなぁと…。

 

成澤さん/なるほど。自分なりに仕事を探していて、手詰まり感はなかった?

Cさん/そうですね。今はブラック企業が多いので、やっぱり信用出来るところで仕事ができたらなと。そう考えるとなかなか難しいものがありました。

 

成澤さん/仕事を探すとなったときに、自分の仕事の働きづらさってどこに辺りにありますか?

Cさん/最初は問題なく、職場の人とのコミュニケーションが進むんですけれども、それがだんだんと上手くいかなくなるというか…。

 

成澤さん/鼻についちゃうのでしょうか。

Cさん/なんですかね…。ぼくが勉強不足で言葉遣いが悪かったのかもしれません。

 

成澤さん/FDAに来て最初の印象ってどんな感じでしたか?

Cさん/いろんな人がいますけど、うちの知り合いの中にも精神障がいを持っている友達とかはいますので、別に偏見とかは持ってないんです。知的障がい者の友達もいたので。むしろ一緒にいて楽しい、みたいな。

 

成澤さん/今、ここに来てどのくらいですか?

Cさん/今は6ヶ月くらいですかね。

 

成澤さん/この半年で一番成長したことは何ですか?

Cさん/パソコンのスキルが伸びたことですね。スタッフさんから色々教えてもらったので、今は、人にも教えられるくらいになりました。

 

成澤さん/栄さんからみて、Cさんはどのくらい成長しましたか?

栄さん/言葉遣いは基本的に変わらないですけれども、ビジネスのメールとかはまだまだな部分はあります。でも、最初はもっと出来なかったから、飲みこみの早さに驚いています。

 

成澤さん/Cさんは、これからどんな仕事したいなとかイメージはありますか?

Cさん/今のところ、前から変わらずPCでデスクワークをやるとか、ですかね。あとはパソコンスキルの資格が取れるといいなと思っています。

 

成澤さん/ありがとうございます。では最後に、「FDAのような所に行くのって心配だな」と思っている人に向けて、メッセージがあればお願いします。

 

Cさん/年齢問わず、精神障がいを持っている人もいますし、精神障がい以外にも、色々抱えてる人います。それらが原因で就職ができないと悩んでいるのなら、こういう所を利用してみるのも一つの方法だと思います。本当に恥ずかしがらないで、まずは挑戦してみて欲しいですね。「就職できるんだったら」という考えでここを利用して仕事を見つけるのがいいかなって思います。

 

栄さん/私も心臓病にかかった時に、就労移行支援とかB型とか知らなかったので…。こういう施設を知っていればもっとプラスに働くことが多いと思うので、もっと多くの方に広めたいなっていうのはありますね。

 

成澤さん/ありがとうございました。第2事業所のお二人でした。

 

 

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