
「親が精神疾患。でも病識ない」家族はどうアプローチしてる?病識は育てるべき?
精神疾患のご本人に”病識”がなくて、対応に困ってしまった…という経験はありませんか?
自分が病気だと自覚がないことを「病識がない」と表すことがあります。病識がないご本人の周囲が「病識を育てましょう」と病院側から言われることも。
では、実際のご家族は、どのようにご本人に接しているのでしょうか。
・病識がなくて困ったことは?
・病識が生まれたきっかけはなに?
・病識を育てようと今でも思ってる?
・そもそも病識って必要?
今回は、親が精神疾患だと診断された娘たちが、病識について詳しく語ります。
ミルコ さん
【ミルコ・28歳】18歳のときに、父親がうつ病だと告げられたミルコさん。一度は症状が落ち着くも、環境の変化で状態が悪化し、双極性障害と診断されました。お父さまの病識は「なし」。
くまの
【くまの・28歳】15歳のときに、母親が統合失調症と診断されました。さらに、2019年夏に父親が双極性障害と診断されていたことが発覚。母親:病識「なし」、父親:病識「あり」。
【進行役】林田 さん
抑うつの症状と付き合いながら、Remeのインターンとして活躍中の林田さん。本日の司会進行をスイスイこなしていただきました。
<進行補佐:近藤雄太郎(Reme運営)>
<ライター:くまのなな>
目次
精神疾患のご家族に”病識”はある?ない?

早速ですが、お二人のご家族は病識がある?ない?


寛解に近づいたと思ったら、また遠ざかって、その中で病識を持つこともあったり、なかったりする。



相談しながら書いてみました。難しい…。



まとめる力がアレだな…。口でお話ししていきます、ごめんなさい…。

【左】ミルコさん作【右上】くまの作:父の場合【右下】くまの作:母の場合


病識が生まれたきっかけはなんだった?

それが、退院した瞬間に「お父さんは双極性障害と言うらしい」に変わっていて、わたしもびっくりでした。いきなり変わったな!って。


脱水症状と栄養失調はあるものの、やっぱり原因は精神的なものと診断されて、少し回復してから閉鎖病棟に入院になりました。


運ばれた病院が胃ガンの手術をしてもらったところで、そこの先生をすごく信頼しているんです。元々信頼していた先生に、「原因は精神的なものです」と精神病棟への入院を勧められたことで、なにか思うことがあったのかなぁと。


そこで、誰かとの関わりが影響したのかなって、思ったりもしています。


ただ、退院してから、もう2回も自ら診察に行っているんですよ。入院前と、まったく違う態度なのは確かですね。


と思っています。

【関連記事】
- 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
- 本記事は2019年11月17日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。