【嫌われる勇気 第5話】あらすじと感想をカウンセラー目線でご紹介!

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2月9日にドラマ「嫌われる勇気」第5話「美しき計画殺人!血塗られたバレンタイン」が放送されました。

 

今回は、庵堂蘭子の母校である大学の准教授であり、大文字教授の元教え子の夫が殺されます。庵堂蘭子がその計画された犯行を暴いていきます。

 

そして、庵堂のバディである青山年雄は、またまた今回も庵堂の恩師である大文字教授のところを訪ねて行きます。

 

そこで大文字教授は、心理学巨匠の1人であるアルフレッド・アドラーの「課題の分離」についての教えを青山に伝えます。

 

それでは、ドラマ「嫌われる勇気」第5話のあらすじと感想を、カウンセラー目線でこれから綴っていきます。

 

 

「嫌われる勇気第5話」のあらすじ

庵堂蘭子は大文字教授のゼミのOB会に久しぶりに出席しました。そこには、仲間内で犬猿の仲と噂される塔子と美沙も参加していました。

 

そのOB会中に、美沙の夫で帝都大学の准教授・山岸が殺害されたとの報せが入ります。

 

自分の研究室内で山岸は刺殺されていて、遺体を見た大文字教授は「遺体の状態だけを見ると、犯人は男の可能性が高い。」と分析します。

 

そのとき庵堂蘭子は山岸の机に置かれた「フラワーバレンタイン」というイベントのチラシに塔子の名前があることに気づきます。

 

蘭子と青山がイベントについて塔子から事情を聞いていると、突然美沙が現れます。美沙は塔子に「自分に隠れて夫に会っていたのか!」と激怒します。

 

それに対して「山岸は美沙へのサプライズを考えていたから内緒にしていた。」と塔子は説明します。

 

しかし、美沙は納得せず、2人はつかみ合いのケンカ喧嘩をします。

 

実は、もともと塔子と美沙は、小学校の時から大の仲良しだったけれど、大学時代に塔子が交際していた山岸を、美沙が略奪婚してからは絶縁状態となっていたのでした。

 

塔子は山岸殺害時のアリバイがなく、動機もあることから容疑者として浮かび上がります。

 

後日、塔子主催のイベントが開かれ、庵堂蘭子もそれを手伝います。

 

そのとき庵堂蘭子は青山に「自分にもフラワーバレンタインをくれ」と頼みます。それで青山は、庵堂蘭子へ贈る花束を作り始めるのでした。

 

 

大文字教授が伝えたアドラー心理学にまつわる言葉

庵堂蘭子はアドラーが提唱する「課題の分離」を実践しています。

 

勉強をしない子供の課題に対して親が「勉強しなさい。」と命じるのは、他者の課題に対して土足で踏み込むことになります。

 

私たちは「これが誰の課題なのか?」という視点から、自分と他者の課題を分離する必要があるのです。

 

確かに世の親たちは「あなたのためを思って」という言葉を頻繁に使います。しかし実際は、自分の目的や世間体、支配欲を満たすために使っているのです。

 

放任しろとは言っていません。それが本人の課題であることと、いつでも援助する用意があるということを伝えれば、あとは見守ればいい。他者の課題を切り捨てることができず、自分の希望を押し付ければ、時に悲劇を生むことにつながります。

 

「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない。」いくら援助しようとしても、水を飲むか飲まないかは本人の課題です。つまり、本人の意向を無視した援助などは必要がないということです。

 

アドラーはこう言っています。「自分の人生に嘘をつくことなく自らの課題に立ち向かって行く、勇気と強さが必要なんだ。」と。

 

大切なのは「何を与えられているか。」ではなくて、「与えられたものをどう使うか。」です。自分を変えることができるのは、自分だけです。

 

 

周りに流されない庵堂蘭子の言葉

それは私の課題ではありません。

 

中止にする必要はありません。イベントに参加するかしないかは、それぞれの課題です。

 

あなたたちの友情、明確に否定します。あなたは美沙さんは自分が必要だと思い込み、勝手に美沙さんの課題に介入したんです。

 

あなたは昔から安易に手を差し伸べることで、美沙さんが自分で立ち上がり、課題に立ち向かう勇気を奪っていったんです。

 

怪我をした脚で生きていくことは、あなたの課題ではありません。怪我を負わせてしまったという負い目があったとしても、他者の課題に介入するべきではありませんでした。

 

あなたは美沙さんを救いたかったのではなく、美沙さんを救うことによって、自分が救われたかった。罪の意識を払拭したかった。本当の目的は「自分が許されること」だったんです。

 

 

「嫌われる勇気第5話」の感想

第1話目から庵堂蘭子は「それは私の課題ではありません。」という言葉を使います。

 

それが今回第5話のアドラー心理学の教えのキーワードは「課題の分離」の説明で、庵堂蘭子がなぜその言葉を頻繁に使うのかの理由が分かってきます。

 

今回のストーリーで、自分と他者の課題を分離し、

 

「他者の課題には介入しない。」

「他者の課題に踏み込むのは、結局は自分の目的・世間体・支配欲など自分を満たすためにやっている。」

「自分の人生に嘘をつくことなく、自らの課題に立ち向かって行くには勇気と強さが必要」

 

ということを教えてくれました。

 

私たちはこの課題が自分なのか他者なのか、分けずに一緒にしてしまうところがあります。

 

「あなたのためを思って」という言葉は罪深いと改めて思いました。他者の課題に足を踏み入れるのは、自分のエゴを満たすためでしかありません。

 

あなたも自分自身の課題のみに立ち向かって行く勇気と強さを持ってほしいものです。

 

次回は大文字教授の教えや庵堂蘭子のキャラクターで、アドラー心理学が唱える「信用と信頼」について分かりやすく知ることができそうです。

 

今後もこのドラマで、アドラー心理学の教えや庵堂蘭子の生き方を通じて、あなたの今後の人生の生き方や在り方のヒントになる部分が大いに出てくるのではないかと思います。

 

引き続き、ドラマ「嫌われる勇気」のあらすじと感想を書き綴っていきますのでご期待下さい。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

【執筆者】

萩原あみ

日本健康心理学会認定健康心理士
㈱アイ・ディア・ヒューマンサポートサービス認定カウンセラー
㈲スピードコーチング認定コーチ

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