不登校経験者が語る、その後の苦しみとこれから…『元不登校生が語る生きづらさ』

2017.03.10公開 2017.04.08更新
 
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「不登校」を経験した人は、20代30代をどのように過ごしているのでしょうか?

 

人それぞれ、と言ってしまえばそれまでですが、そんなふとした疑問から、「不登校」に焦点をあてた連載を始まるに至りました。

 

連載の執筆は、元不登校生のインタビューメディア「Load」や、不登校生と親向けの相談サイト「Clue」を運営している、河合未緒さんにお願いいたしました。

 

 

河合さんインタビューはこちら

【Part1】中学生で不登校に…原因や当時の様子とは?

【Part2】いじめも不登校もなくならない…元不登校生の想いとは?

【Part3】不登校を面白い人生の幕開けに。河合さんのこれからの挑戦

 

 

第1回の今回は、河合さんの自己紹介と連載を通じて伝えたいことをお話しいただきました。

 

冒頭のお写真は、河合さんからお借りした「松下村塾」の1枚です。

 

 

劣等感、自己肯定感の低さ

中学校時代に不登校を経験し、10代〜20代の間はずっと自分の中の「劣等感」や「自己肯定感の低さ」と戦ってきた。

 

そもそも、「生き辛い」と感じていた苦しみが「劣等感」「自己肯定感の低さ」からきていることだということに気付くことが出来たのは随分先になる。

 

心理面に関して、フォローしてくれる人や詳しい人は周りにいなかった。

 

普通に暮らしている限り、メンタル面の重要性を教えてくれる人というのは出逢えないものなのだ。

 

日本は失敗に対して厳しい国ということを最近になって気付く。

 

 

病名がない苦しみ

不登校時代に、親のすすめで心療内科に行った。

 

そもそも不登校は病気ではないが、先生に無理やり「躁鬱病」と付けてもらった。

 

病名があった方が自分も親も周りも楽だからだ。「病気だから学校に行けない」という理由が出来るからだ。

 

薬も処方してもらったが全く効かないどころか、副作用で気持ちが悪くなるだけだった。

 

そりゃそうだ。病気ではなかったのだから。

 

カウンセリングにも行ってみたが、何の効果も感じられなかった。

 

カウンセラーは不登校経験者ではないので、気持ちを理解してもらえなかったし、聞き出すのが下手なカウンセラーにあたり、無言の時間が続いて余計に辛かった。

 

そもそも自分の気持ちを言葉にして、誰かに伝えることがちゃんと出来たならば、苦しみも緩和されただろう。

 

大人はそれが出来るけど、子どもはそれがなかなか出来ないというのが現状だ。だからこそ同じ経験者にカウンセリングをしてもらう必要がある。

 

不登校は病気ではないのに、社会ではネガティブに捉えられる。本来ならば不登校で悩む必要がないのに、悩んでいる人たちがいる現状をどうにかしたいと思い、後々会社を起ち上げることになる。

 

メンタルや心のあり方の重要性は、病名がついていない人たちにも知って貰う必要があるのだ。

 

 

20代まで続いた苦しみ

不登校という期間は、義務教育が終わったら自動的に終了する。

 

しかし、その後に続いた負のスパイラルや苦しみからは、なかなか解放されなかった。

 

大人になってから「元不登校生だから」というわけではなく、社会的に地位が高い人でさえ、周りと比較して、生き辛さを抱えている人がたくさんいることに気づいた。

 

これからの連載では、自分の過去の経験だけではなく、「どうすれば、生き辛さを抱える状況から脱却出来るのか」ということも書いていきたいと思う。

 

 

17093950_1003469529753433_1551692855_n【執筆】

河合未緒

中学生で不登校を経験。その後、定時制高校を卒業し女子美術大学短期学部に進学。成功体験をちょっとずつ積みつつ、自己肯定を養っていくものの20代は生き辛さを感じる。30代になり悩んでいる子たちを救いたいと株式会社Marianneを設立。過去の体験からどう立ち直っていったかを伝える元不登校生のインタビューメディア「Load」と不登校生と親へ向けた悩み相談が出来るマッチングサイト「Clue」をリリース。

 

 

河合さんインタビューはこちら

【Part1】中学生で不登校に…原因や当時の様子とは?

【Part2】いじめも不登校もなくならない…元不登校生の想いとは?

【Part3】不登校を面白い人生の幕開けに。河合さんのこれからの挑戦

 

 

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