地震への備えは万全?備えがもたらす3つの効果と具体的な方法を看護師が解説

2017.03.10公開
 
シェア
ツイート
はてブ
お気に入り
共感
28

各地で震度5以上の地震が起こり、明日は我が身と不安に襲われることはありませんか?

 

どんな備えをすべきなのか、そもそも地震に備えて本当に役立つのか、半信半疑の方もいるかもしれません。

 

地震の備えをすることは、「不安の解消」「避難生活の具体化」「家族のコミュニケーションが深まる」という3つの効果があります。

 

そこで今回は、地震の備えがもたらす効果についてご説明していきます。

 

 

地震の備えがもたらす効果

不安の解消に役立つ

不安は未来に予測がつかないから湧き上がる特徴があります。

 

そのため、地震が起こる時期は不明であっても、地震が起こった時を具体的に想像することで、「地震が起こったらどうしよう」という不安の軽減・解消に役立ちます。

 

例えば、大きな地震が起こり、周囲からの援助がいきわたる時間までの72時間が、「自助」が大切といわれる時期です。

 

おおよそ3日間を、どのように生き延びていくかを具体的に考え、行動することができれば、今の日本ではサポートが来ます。

 

その3日間を過ごす食事や排せつ、常備薬や衛生用品、暖を取り雨露をしのげるための物品と具体的な準備ができていれば、倒壊していない家屋であれば、避難生活をやり過ごすことができます。

 

「準備した物を持ち出せないのではないか」という不安に対しては、

 

・玄関を含めて何か所かに分けて保管する

・ベッドの周囲に最低限持ち出すものは準備する

・地震後の火事や水漏れを防止する対策を備えておく

 

などのような対策で、見えない不安を解消することができます。

 

 

避難生活の具体化

地震の備えをすることは、避難生活を具体化することでもあります。

 

自宅で地震が起きた際、どこに避難すべきなのか、避難した先の生活はどうすればよいのかを具体的に見える化することができます。

 

例えば、自分の住む場所が、揺れに強い地盤なのか、活断層があるのかによっても、避難する場所などが変化します。

 

具体的には、地方自治体などの公式HPなどを見ることによって、自宅周辺の予測された震度を知ることができます。

 

津波や液状化などによって自宅が被災する可能性が高ければ、避難した先での生活を具体的に考えることが必要になります。

 

家族全員が健康であれば、避難生活が短ければストレスに耐えられると思います。

 

ですが、高齢の方や子供、病気の方が家族にいる場合には、お薬のことや休む場所、治療について地震が起きた時にどう対処すればよいのかを具体的に考えておくことが大切です。

 

各地域で起こった災害での情報を得ることや、問題となることを具体的に上げることで、避難生活を具体化することができます。

 

備えるということは、前向きな対処方法です。

 

「常備薬がなくなったら」「断水が続いたら」「避難生活が長期化したら」

 

自分たち家族がどう対処することが、一番良い方法なのかを考えておくことで、知りたい情報も事前に得る可能性も高まります。

 

私も、東日本大震災以降、病気を抱えて被災した方の支援について有志が集まり、知識を共有し話し合ううちに、被災した時の生活を具体化できるようになりました。

 

私の家族は災害弱者であり、被災したら普通の避難所では対処できません。

 

ですが、地震に備えるために、災害に関する知識を収集し避難した方の具体的な困難を知ることで、自分の問題として落としこむことができ、避難生活が具体化できるようになりました。

 

 

家族のコミュニケーションが深まる

東日本大震災や熊本地震以降、大きな地震が起こるたびに、家族と話す回数はどう変化したでしょうか。

 

私の周囲では、確実に災害に関することでのコミュニケーションは深まったと感じています。

 

いつもある当たり前の暮らしを根元から揺るがす地震をはじめとする大災害。

 

・地震が起きた時に家族との連絡方法を話し合う

・遠方に出かけるときは必ず連絡先を共有する

・落ち合う場所を決めておく

・災害グッズの使い方や置き場所を決める

 

などなど、何もなければよいけれど、何かあった時のために家族で話しあっておくべきことはたくさんあります。

 

地震に備えることは、家族と話し合う機会を持つことでもあります。

 

大切な人と、災害が起きても連絡を取り合い、落ち合う方法を具体化することで、家族のコミュニケーションが高まることになります。

 

 

まとめ

地震がいつ来るかまでは予測不可能で、「いつか来る」ことだけが予測できます。

 

いつか来る地震の備えをすることで、家族との会話が深まり、具体的な避難準備をすることができます。

 

「どうせ予測できないなら」と何もしなければ、災害が起きた時に不安と恐怖で動けなくなることもあります。

 

ですが、具体的な避難準備をすることで、見えない不安を解消することにもつながります。

 

取り越し苦労と思われても、地震の備えを万全にすることで、未来の不安を具体的な備えに変え、家族の絆を深めませんか?

 

今からでも、自分の住んでいる地域がどの程度の被害の可能性があるのか、以前用意した災害グッズが今も使用可能かどうかをチェックしてください。

 

できることから、地震に備えていきましょう!

 

 

【執筆者】

村松真実 看護師・心理相談員

シェア
ツイート
はてブ
お気に入り
共感
28

関連記事