【嫌われる勇気 ドラマ第9話】感想を心理カウンセラーの視点でご紹介!

2017.03.16公開 2017.04.01更新
 
シェア
ツイート
はてブ
お気に入り
共感
18

3月9日(木)ドラマ「嫌われる勇気」第9話「黒幕は誰だ!真実が引き裂く孤独なバディ」が放送されました。

 

今回も前回に引き続き、過去の庵堂蘭子の誘拐事件や父親の失踪事件に関わった事件が起きます。

 

前回の最後に、庵堂のバディである青山年雄は何者かに腹部を刺され、意識不明の重体になります。

 

バディを失った庵堂蘭子は、自分や家族の過去の事件に関わっているということもあって責任を感じ、自分1人で犯人を捕まえようとします。

 

それではドラマ「嫌われる勇気」第8話のあらすじと感想を、カウンセラー目線でこれから綴っていきます。

 

 

「嫌われる勇気第9話」のあらすじ

青山は何者かに刺され重傷を負い、病院に搬送されました。

 

庵堂蘭子は小宮山刑事と浦部刑事とともに、現場検証をしている梶と由稀菜のもとに駆けつけました。

 

そこで庵堂蘭子は、現場に残された青山のカバンが開いていたことが気にかかります。

 

それと同時に、青山が襲われた場所の近くで刺殺体が見つかりました。

 

被害者は近藤という男で、青山と同じように真っ正面から刺されていました。

 

庵堂蘭子は近藤のカバンの中から御守りの付いた鍵を見つけ、息を飲みました。

 

その御守りはかつて自分が父親に贈ったもので、鍵はどうやら庵堂蘭子の実家の鍵のようです。

 

見ず知らずの人間が実家の鍵を持っていて、しかもバディの青山まで巻き込んだ事件は、自分の過去を知る者の犯行だと庵堂蘭子は確信しました。

 

後日、庵堂蘭子は弟の悠真とともに実家へ行き、近藤のカバンに入っていた御守り付きの鍵でドアを開けました。

 

久しぶりに入った実家に何か変わりがないか探していると、今は誰も住んでいない実家の書斎に白い花が生けられているのを見つけました。

 

その花は庵堂蘭子が18年前に誘拐された現場に咲いていた花によく似ていました。

 

庵堂蘭子はその後大文字教授を訪ね、前夜のアリバイを聞きました。

 

大文字教授はそれに答え、あなたは過去にとらわれていて、それを払拭しなければずっと孤独なままだろう、と庵堂蘭子に言いました。

 

大文字教授と別れた庵堂蘭子は、大文字教授の助手・道子に青山が事件に遭う前に大文字教授を訪ねていたことを伝えます。

 

また、襲われた青山のカバンが開いていたことも明かし、何か気付いたことがあれば自分だけに伝えてほしいと道子に頼むのでした。

 

 

大文字教授が庵堂蘭子に伝えた言葉

あなたは過去に囚われて生きています。過去を払拭しない限り、これからもずっと孤独の中を生き続けることになります。

 

アドラーはトラウマによる支配を認めていません。

 

では、庵堂くんは自分がトラウマに支配されている現状を肯定するわけですね。

 

 

大文字教授に言い放った庵堂蘭子の言葉

事件と関係のない話をするつもりはありません。

 

「トラウマの否定」ですか。

 

私は子どもの頃から人と違ったところがあり、自分の考えを押し殺すべきか悩んでいました。なので、ここで初めてアドラーの考えに触れたとき、心が救われた気がしました。「私は私」だと。しかし、到底理解しがたいものもありました。

 

私はあんな過去がなければ、刑事になんてなっていません。

 

 

「嫌われる勇気第9話」の感想

今回のストーリーは青山が何者かに刺されたため、意識不明の重体でずっと病院にいる状態なので、いつものパターンとは違う展開になっていました。

 

今までは、大文字教授が青山にアドラー心理学の教えを伝えるのですが、今回は庵堂蘭子と大文字教授がアドラー心理学の「トラウマの否定」について話します。

 

アドラーはトラウマを否定しており、基本的に庵堂蘭子はアドラーの教えを推奨していますが、自身が18年前に誘拐事件の被害者だった過去があるため、アドラーの「トラウマの否定」に関しては理解しがたいと思っています。

 

アドラー心理学は「過去を振り返らない心理学」です。

 

つまり「今あなたが抱えている問題と過去は関係ないから、過去を遡る必要はない」とアドラーは言っています。

 

今の問題を過去のせいにすると安心はするでしょうけれども、解決はしないということです。

 

Aという過去の出来事とBという現象の間に因果関係はないにもかかわらず、人はAとBは因果関係があると思いたがり、過去の出来事や過去に自分が傷ついたことを持ち出します。

 

アドラーはそれを「見かけの因果律」と表現しました。

 

あなたもアドラーの考えように、今抱えている問題と過去のトラウマを「今の問題は過去とは関係ない」と切り離し、今の問題と向き合い解決する勇気を持ちませんか?

 

今回のストーリーで庵堂蘭子が再び誘拐され、青山が無事意識を取り戻したもののまだ傷が痛む中、庵堂蘭子を探しに行くところで終わりました。

 

来週、ドラマ「嫌われる勇気」の最終回です。

 

18年前に庵堂蘭子を誘拐した黒幕や、父親のことも明確になっていきそうですね。

 

次回もこのドラマで、アドラー心理学の教えや庵堂蘭子の生き方を通じて、あなたの今後の人生の生き方や在り方のヒントになる部分が大いに出てくるのではないかと思います。

 

引き続きドラマ「嫌われる勇気」のあらすじと感想を書き綴っていきますのでご期待下さい。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

【執筆者】

萩原あみ

日本健康心理学会認定健康心理士
㈱アイ・ディア・ヒューマンサポートサービス認定カウンセラー
㈲スピードコーチング認定コーチ

ホームページはこちら

シェア
ツイート
はてブ
お気に入り
共感
18

関連記事