うつ病は治る?治らない?初期症状・原因・再発防止・接し方【専門家まとめ】

2017.03.29公開 2020.04.22更新

うつ病、家族の接し方は?

うつ病かもと思ったら

・まずは休養を勧める

・病院探しを手伝う

・受診に付き合う

 

うつ病と診断されたら

・会社などへの連絡の代行

・各種手続きの手伝い(傷病手当金、自立支援医療など)

・日常生活の手伝い

・薬の管理

・うつ病に関する本を読んでみる

 

家族として困った場合の相談先

・都道府県の精神保健福祉センター

・市町村の保健所(地域によっては、保健センター、保健福祉センターなど)

・病院のスタッフ(看護師や精神保健福祉士など)

 

などが挙げられます。

 

公的な機関は敷居が高いと思われるかもしれませんが、情報はたくさんありますし、保健師などの専門職もいますから、困ったときは無理をせずに相談しましょう。

 

また、うつ病の人に対して、家族としては、

・同じ目線に立って苦しみを理解する

・十分に休息が取れる環境を作る

・焦りを抑えるブレーキになる

の3つが挙げられます。

 

うつや希死念慮を感じている人は、生きることをとてもつらく感じています。

 

一番身近な存在である家族がそっと寄り添い、温かく見守ることがとても大切になります。

 

ただ、うつ病になったからといって、態度を特別に変えたりする必要はないと思います。過剰に反応した方が、きっと本人は気にしてしまうでしょう。

 

患者としては、「いつも通り」が1番嬉しかったり、安心します。

 

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さいごに

病気になると、「治るか」「治らないか」と、つい考えがちになりますよね。

 

でも、うつ病は「治す」ものではなく、症状の「回復」あるいは「寛解(ある程度症状が治っている、コントロールされている状態)」するものと言ったほうが正しいかもしれません。

 

実際、うつ病を「治そう」って考えると、余計つらくなってしまうこともあるようです。

 

「治す」ではなく「うまく付き合う」ことを意識してみることで、焦らず楽を気持ちで、まずはうつ病と向き合っていきましょう。

 

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近藤雄太郎

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  • 本記事は2017年3月29日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。