うつ病と食欲。食べる楽しみが戻った今感じること【ウノさん第5回】

2017.04.21公開
 
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高知県に来て1週間が過ぎました。私が住むところはいわゆる田舎で、おすそ分けの文化も色濃く残っています。

 

私は料理をすることがストレス発散なので、おすそ分けでいただいた食材を、どうやって調味するのか考えることをとても楽しく感じます。

 

さらに、それを食べてもらって「美味しい!」と言ってもらえることがなにより嬉しいです。

 

豊かな食材に恵まれている場所にすることは、私の幸せに直結するんだなと、こちらに来てから改めて感じています。

 

そんな、料理を作ることも食べることも小さい時から変わらず大好きな私ですが、上手く食事を楽しめなくなった時が人生でありました。

 

それがうつ病のときです。

 

 

うつ病になって、食欲が全くわかなくなった

なぜかは分からないですが、活動している量はたいして前と変わらないのに食欲がわかなくなりました。

 

「食べたい」「美味しい」という感情が全くわかないのです。

 

むしろ、食べ物を見ると少し気持ちが悪いような感じさえしました。

 

特に、白米は炊いた時の香りをかいだだけで、「もうお腹いっぱい」「いらない」と思うようになりました。

 

そんな状態なので、うつ病の時はガクッと体重が落ちました。

 

周りにも分かるぐらい、身体の見た目も食べる量も減っていたので、周りの人にもよく心配されていました。

 

(夏頃だったので、「夏バテかな〜」と言って誤魔化していました)

 

管理栄養士の勉強をしていた私は、急激に体重が落ちることや全く食べない状態が自分の身体に良くないことを分かっていました。

 

なので、食べられるものだけを少しずつ食べるようにしていました。

 

 

限られたものしか受けつけない身体

その時、私が食べられたものは

 

・グラノーラ+ヨーグルト

・たまごボーロ

・魚肉ソーセージ

 

これだけでした。他のものは全部、味や油が強すぎて食べられませんでした。

 

その時は、

 

「このままずっと元の食生活には戻れないのではないか」

「このままずっと、『食べる楽しみ』という、普通だったら毎日感じることのできる幸せを感じることができないのではないか」

 

と思った時もありました。

 

ですが、決して無理に食べたくないものを食べるようにはしませんでした。

 

食べたいものを食べたい分だけ。無理はせず、美味しく感じられるものだけを楽しむようにしていました。

 

 

いつの間にか戻った日々

そんな状態の私でしたが、少しずつ心が回復してくるにつれて、身体もいろいろなものを食べられるようになりました。

 

今は、病気になる前と同じように食べることを楽しんでいます。

 

もし、「今の状態がイヤだ」「早く、早く治さないと」と常に感じてしまう人がいたら

 

「自分は焦りすぎていないか」

「自分の焦りが自分を追い立ててより苦しくしていないか」

 

と確認してみてください。

 

水の中に投げ入れた小石が、一度は沈んでも、また自然にぷかぷか浮かぶように、人ももがいて、はいあがろうとしなくても、もとの状態に戻れることがあるのではないでしょうか。

 

 

17093085_593486024179278_1764521723_o (3)【執筆】

ウノユカコ

 

 

 

 

 

【うつ病のまとめ記事】

 

 

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