【第18話:見えるもの】〜お父さんうつ日記〜

これは、父の目に見える範囲の変化と変わらないままのものについて描いた4コマです。

 

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父はうつ病になってから、見た目に大きな変化がありました。

 

これは「うつ病あるある」らしいんですが、体重が著しく減少しました。多分2~3ヵ月で10kg近く減ったと思います。

 

家に一人でいる時は、ほとんどご飯を食べなかったんです。

 

急激に細くなったせいで、左手の薬指につけていた指輪はサイズが合わなくなりました。だからその代わりに中指につけていたんです。

 

この指輪は、少し思い出深いものでした。それは父と母にとっても、私にとっても。

 

指輪は、結婚10周年のお祝いで新しく父と母が購入したものでした。

 

私は当時7歳くらい(計算が合ってれば)だったので、はっきりとすべてを覚えてはいないんですが、家族で記念撮影までしたんですよ。

 

父母の友人にプロのカメラマンさんがいて、スタジオみたいなところで夫婦写真と家族写真を撮ってもらいました。

 

その時、結婚年数を数えてお祝いする、なんていう文化を知らなかった7歳の私ですら、何となく記憶があるくらいですから、父母にとっては結構なビッグイベントだったんでしょう。

 

父がサイズが合わなくなってもつけ続けている指輪は、そういう指輪なんです。

 

別に頻繁に外出するわけでもないし、父が指輪を外していたからといって、気にする人もいないでしょう。

 

それでも身に付けていようとするのは、父なりに何か思うところがあったのかも。

 

深読みしすぎですか?(笑)

 

でも、そう考えたくなる気持ち、分かる人には分かるような気がするんですが、いかがでしょう。

 

 

【第19話を読む】

 

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【執筆】

シブ子

 

 

 

 

 

 

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  • 本記事は2017年4月28日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。