白馬の雪解け水とRAINBOW PARADE【鈴木茂義さん 最終回】

2017.05.13公開
 
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こんにちは。シゲせんせーです。色々なことに少し行き詰まってしまったので、連載が遅れてしまいました。

 

でも大丈夫です。今回の記事が連載の最後になります。どうぞお付き合い下さい。

 

 

雪解け水でゲイを洗い流す

GWに長野県白馬村に行ってきました。

 

170513_1

 

白馬村は春真っ盛りでした。ソメイヨシノ、ヤマザクラ、モモ、シバザクラが満開でした。白馬三山には雪が残り、雪解け水が豊かに流れていました。

 

シゲせんせーの日常を綴るはずのRemeさんの記事でしたが、最近の私はLGBTのことばかり考えていました。

 

私の4回目の記事にあったように、完全にLGBTの人になっていました(笑)

 

それが嫌という訳ではなかったのですが、少しほかのことにも目を向けたいと思いました。

 

そこで、2回目の記事で書いたように、「いま自分は何がやりたいだろうか。」と自分の心に聞いてみました。

 

その答えが「旅行にでかけたい。」「水のあるところに行きたい。」ということで、友人と一緒に白馬村にでかけました。

 

あなたは、水のある場所が好きですか?

海や川、湖に行って、リフレッシュをした経験はありませんか?

 

私はときどき無性に、水のある場所に行きたくなります。

 

それは鎌倉や江ノ島の海だったりします。実家の近くの川のときもあります。水の流れを見ているだけで、少し気持ちが落ち着きます。

 

170513_2

 

白馬の山々からの雪解け水で、顔を洗いました。

 

ここ最近の私は自分がゲイであることを、考えすぎていました。それに囚われすぎていました。

 

私は白馬村の雪解け水で、そのようなものを洗い流してきたのかもしれません。

 

 

ビビるなよ!

連載の1回目の記事では、知り合いに「ビビるなよ!」と言われたことについて書きました。

 

あれから2ヶ月が経ち、シゲせんせーはそれを克服できたでしょうか?(笑)

 

 

幸せの色は人のかずだけあっていい

連載の7回目では、日本最大のLGBTのイベント「TOKYO RAINBOW PRIDE」について紹介しました。

 

イベントの最終日は、ちょうどGWの最終日に重なりました。その日はパレードも開催され、私も初めて参加してきました。

 

170513_3

↑白馬村の雪解け水で流してきたはずなのに、その翌日にはもうLGBTにどっぷりハマっていますね(笑)

 

実は私、これだけ広く自分がゲイであることをカミングアウトしているのに、このパレードに参加することはなぜか「ビビって」いたのです。

 

なぜビビっていたのかは、よくわかりません。

 

今年のパレードも友人から一緒に歩こうと誘われたのですが、最後の最後まで参加しようかどうか悩んでいました。

 

パレードの隊列は代々木公園を出発し、渋谷MODI前~渋谷駅スクランブル交差点~宮益坂下~明治通り~神宮前交差点~原宿駅を練り歩き、最後は再び代々木公園に戻りました。

 

実際にパレードに参加した感想ですが、本当に楽しかったです!(笑)

 

今まで参加しなかったことを、とても後悔しました。(パレードの様子が、メディア(Buzzfeed)でも紹介されました。)

 

 

そのままのキミがステキだよ

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↑すごく笑ってる(笑)すごく楽しそう。

 

パレードには5000人とも6000人ともいわれる人が参加しました。

 

色とりどりの衣装に身を包み、多様性を表すシンボルカラーのレインボーグッズを身につけた方も大勢いらっしゃいました。

 

自分の思いや願いをプラカードやボードに書き込んで、沿道の人々にアピールしている方もたくさんいらっしゃいました。

 

パレードは隊列を作って、道を進んでいきます。

 

1つの隊列は250人で、その中で初めて会う方々とも歓声を上げながら、私たちのパレードは進んでいきます。

 

ここでは年齢も、性別も、国籍も、障害の有無も、セクシュアリティも関係がないように感じました。

 

「ただそこに集うことを楽しみ喜ぶ」

「自分や仲間に感謝する」

 

ということだけでした。

 

我々のパレードを歓迎する方々が、沿道にたくさんいらっしゃいました。

 

数えきれないくらいの方とハイタッチをしました。

 

お互いに「HAPPY PRIDE!」と歓声をあげながら、手を振り合いました。

 

「いったい、これは何が始まったのだろう?」と不思議そうにしている方もいらっしゃいました。

 

明治通り沿いの店舗では、レインボーグッズを身につけた店員さんも笑顔でパレードを迎えてくれました。

 

カメラを傾ける外国人の方も、たくさんいらっしゃいました。

 

パレードの途中、私は「いま自分は、一体どこの国にいるんだろう?」と思いました。

 

そしてそのすぐ後に「あ、ここは日本だ。」と思いました(当たり前ですが笑)。

 

同時に不思議で、幸せな気分にもなりました。

 

「自分はここにいていいのだ。」

「人から祝福されているのだ。」

 

と感じられたことは、これからの私の「生き方」と「在り方」に更に大きな影響を与えそうです。

 

改めてパレードの写真を見てみると、そこには様々なメッセージが掲げられています。

 

「幸せの色はひとのかずだけあっていい」

「そのままのキミがステキだよ」

 

というメッセージたち。

 

それは私だけではなく、あなたの心にも何か響くものがあるのではないでしょうか?

 

 

おわりに

最後の記事をRAINBOW PARADEで締めくくれたこと、そこに掲げられたメッセージが誰にとっても必要な内容であったことに、ご縁を感じました。

 

そして、とても嬉しい気持ちになりました。

 

ここまで私を支えて下さったRemeのみなさま、本当にありがとうございました。

 

そして記事を読んで下さったみなさまにも、心より御礼を申し上げます。

 

またどこかでお会いできることを、楽しみにしております。

 

そのときまで、さようなら!!

 

 

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【執筆】

鈴木茂義  東京都の区立小学校非常勤講師

専門は小学校全科、特別支援教育、教育相談、教育カウンセリングなど。茨城県、北海道、東京都で小学校勤務を経て現職。教育研究会や教育センターでの講師経験も多い。児童生徒へ性の多様性や生き方を伝えるため、2016年にゲイであることをカミングアウト。小学校勤務の傍ら、LGBTと教育に関する講演活動を行っている。

 

 

鈴木さんインタビューはこちら

【第1話】LGBTと向き合う小学校の先生…学生時代に味わった性への葛藤とは?

【第2話】ゲイをカミングアウト…その時の率直な思いや周囲の反応とは?

【第3話】ゲイを告白して激怒された話と素朴な想い

【第4話】世の中には色んな人がいることをポジティブに伝えたい

 

 

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