レズビアンの保健の先生が伝えたいこと【井上鈴佳さん 第1回】

2017.06.12公開
 
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初めまして! レズビアンの保健室の先生、井上鈴佳と言います。

 

レズビアンで、しかも保健室の先生――

 

そう聞いた時、あなたはどのようなイメージをお持ちになったでしょうか?

 

白衣に聴診器を首にかけて、注射器を持って真っ赤なピンヒールを履いているとか?

 

セクシーで、大胆なミニスカートを着ている?

 

実際に私のことを知っている友人に聞くと、きっと全く異なった答えを聞かせてくれるでしょう。

 

今回の連載では、私の普段の様子や現在の活動を通して、あなたの頭に最初に浮かんだ「レズビアンの保健室の先生」像をガラッと変えていきたいなと思っています。

 

 

LGBTと性の多様性を伝える

私は現在、日本全国、そして今月は上海の日本人学校にまで飛び出して、LGBTと性の多様性を伝える講演活動をしています。

 

今の活動を始める以前は、私立の中学校・高等学校で、保健室の先生(正式には養護教諭と言います)として働いていました。

 

ちなみに、ピンヒールなんて一回も履いたことなんてありませんし、ミニスカートを着るのも苦手です。

 

白衣は着ることもありましたが、注射器なんて持っていたら警察に捕まってしまいます。

 

 

レズビアンの保健の先生ってどんな人?

きっと、あなたと同じ電車に乗って、隣の席に座っていても、まさか「レズビアンの保健室の先生」だなんて想像もつかないくらい、ラフで自然体。

 

ゆったりしたシャツに、ピチッとなんてしていないズボンを履いて(スカートはあんまり得意ではありません)、ポニーテールにシュシュをつけた姿で、のんびりと推理小説を読んでいます。

 

最近は、アガサクリスティーやコナン・ドイル辺りを読んでいることが多いですが、小学生から社会人になるまで、ずっとハリーポッターが大好きでした。

 

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにハリーポッターエリアが出来てからは、大阪にハリーポッターのあの街並みがやってくるなんて、「なんて運命的!」と思いながら、マントも杖も、バッチリ買ってしまったくらいの大ファンです。

 

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さて、ここまでお話ししてきただけでも、あなたの中の私のイメージがだいぶ変わってきましたでしょうか?

 

どこにでもいそうな、読書好きの27歳の女の人くらいに感じて頂けていたなら嬉しいです。

 

 

固定観念に囚われすぎてない?

「レズビアン」も「保健室の先生」も、世の中に出回っている情報に振り回されて、ともすれば少しセクシーな印象を持たれてしまうことが多いものです。

 

でも、実際に本人を目の前にすると、それまで持っていた印象、固定観念にどれだけ影響されていたかに気付くことって、よくあることではないでしょうか。

 

LGBTや性のことも同じです。

 

よくよく聞いてみると、意外と普段の生活と切っても切り離せない、そんなお話なのです。

 

 

連載を始めるにあたって

あなたや私の身近にいる人、そして、あなた自身のことについて少し立ち止まって、ゆっくり時間をかけて考えてみる――

 

そんな、ほっこりとした連載にしていきたいと思っています。

 

どうぞお時間のある時に、この小さな保健室に立ち寄って、少し一緒におしゃべりしていただけませんか?

 

ニコニコ笑顔のおもてなしで、あなたを歓迎いたします。

 

 

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【執筆】井上鈴佳

大阪教育大学養護教諭養成課程卒業後、中学校・高等学校の保健室で勤務。レズビアンの保健室の先生として全国で講演活動や教職員研修会、子どもたちへの特別授業など、LGBTと性の多様性に関する出張授業を行っている。

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