いい会社との出会いは幸運?特殊なルートを使わなかった私の職探し術

自分の為に勉強するつもりで就職

この仕事に就くまでは、20代後半で学生をしていたのですが、人間付き合いでダメになってしまい、突然学校に行けなくなりました。

 

退学後は失業保険もなく、すぐに働く必要があり仕事を探しました。

 

でも「正直何でもいい!!」という仕事の探し方はしていません。

 

人付き合いで失敗した直後でしたから、人と関わらず在宅で仕事をして稼ぐ!!とまで思っていました。

 

しかし、何もスキルがないので、自宅で出来る転売業界を知るために、自分の為になる仕事を探して飛び込みました。

 

仕事探しで気を付けたポイント3点

・背伸びしない(無理するのが目に見えてる大会社はやめる)

・何かしら興味のある職種をチョイス

・正社員登用制度のあるアルバイト募集から始める

最終的には、小規模の在宅ワーカー御用達の倉庫業務を選んで面接、就職。

 

最初は入社のハードルが低いアルバイト採用から入り、じわじわオファーをだして正社員へ昇格しました。

 

もちろん、初期にうつである事は話してあります

 

小規模な会社ですが、どこか個別主義的な感じもあり、みんなべったり、という事もなく、適度な距離で過ごす事が出来たのも、長続きのポイントです。

 

たどり着いた道筋

長く続けられる会社へ入社できた事は本当にありがたい話です。

 

宝くじは当たりませんが、いい会社くじを引いて当たった、みたいな幸運ですね。

 

でも特殊なルートは使っていません。

 

普通にバイト情報サイトをみて気になる業種があるか回遊。

 

ハローワークの求人(ネットで閲覧可能)も忘れずにチェックしました。

 

ここまで一歩も家を出ずに就職活動しています。

 

電話をかけるのだけでも、緊張して台本を用意して臨みました。

 

元々正社員では難しいだろうと思ったので、「アルバイトから正社員になれる」可能性のある会社を狙って応募しました。

 

勤務地は、負担にならない程度の距離である事。

 

あまりに遠い所や、人が集まる地域は避けました。

 

活用したのはGoogleMAP

求人で気になった住所をMAPで確認して、大体の職場の感じを事前調査しておきました。

 

これは、いざ面接の時迷わず行けるので便利ですし、周辺環境を調べるのに便利です。

 

周りの環境(私は周りがのどかな田舎の田んぼでした)が自然だと、いざ涙が出そうな時などとっさに思いっきり泣けに行けるので、私は重宝してました。

 

あまりおすすめ出来ないのがハローワーク

失業保険受給中の方は、休職活動で必ず行かなければいけないのですが、それ以外で行くのはオススメできません。

 

ハローワークネットでいい求人を見つけるのですが、結局紹介状が必要で貰いにいきますが、とにかく「待たされます!!」

 

込み具合は地域によって様々でしょうが、私は40分待つのが普通でした。

 

沢山の人の中、不安な状態で待つ。

 

正直、体がしんどかったです。

 

どれだけリサーチしても、最後は人

事前に調べられる事をいくら調べても、結局重要なのはですよね。

 

色んな人がいますが、みんなとってもいい人!!とは私は言い切れません。

 

偏見だと思って聞いてほしいのですが、うつに理解のある人には、女性が圧倒的に多いです。

 

逆に40代以上の男性だと、うつを理解できない人が多い様に思います。

 

私は女性ですが、もし職場が男性9割の会社だったら、こんなに長く続いていない、と感じています。

 

私が社員になった時、女性社員は私一人でした。

 

それが原因とは言いませんが、女性じゃなかったら戦っていない問題とも戦わなければいけない場面がありました。

 

共感してくれる、話を聞いてくれる職場の同僚は必要不可欠だと断言できます。

 

同性でも異性でも、誰か本音を話せる人が1人いるだけで、会社で過ごしやすくなりますよ。

 

働くってなに?

何も考えられない!!

 

それでもいいんです。

 

それなら、何も考えなくて良さそうと思うお仕事をまずしてみて下さい。

 

疲れますよね。

 

何社も面接行くなんて心臓バクハツして無理よ…、もたない…、となると思いますので、ゆっくり状態のいい時に申し込みましょう。

 

不安感が強い状態で面接を受けてもあまり良くありません。

 

「働く」って、まるで逃げられない義務、みたいな感覚になってしまいますよね。

 

外の世界に出る事で、悪くなる可能性もありますが、よくなる可能性だって一杯あるんです。

 

今の状態を冷静に見て、出来るお仕事から始めましょう。

 

年齢が年齢だし、とかいう不安は置いといて。

 

周りの目なんか知りません!

 

こっちはいつでも生きるか死ぬかで勝負してるんです。

規則正しい生活、何も考えずにただ働く。

そんな事を続けると、あれ?なんか続いてるな?と思う日が来るかもしれませんよ。

 

まずやってみましょう。ダメになったっていいんです。

 

何度でもリスタートできますよ。

 

始めるのも、終わるのも気楽にでいい

私がこれから求職活動をする、同じ病気を持つ方々に言いたいのは、自分達は持病(うつ)を患っている事を受け入れて求職しようという事です。

・うつと一緒に生きていこう
・自分を受け入れてくれる所が最高
・自分はどんな所で働きたいか決めておこう

仕事探しは私にとって、義務みたいなものでしたが、終盤は少し楽しく思えてきました。

 

自分の為に、この会社のノウハウを学ぼう。

ダメならダメでもいいや。

そんな軽い気持ちを心がけ、就職を行いました。

 

職種・職場を選り好みして、何様のつもりだ!と思われるかもしれませんが、いいじゃないですか。

 

自分を大切にして下さい。

 

周りに迷惑をかけない為に必要な事が、自分を追い込まない事なら、それをまず徹底すべきです。

 

無理なく、自由に気楽にお仕事探してみましょう。

 

大切なのはその会社に就職する事じゃありません。

 

「お金稼いで、生きていく事」です。

 

貴方にとってよい職場が見つかりますように。

 

そこで、気づいたら普通に働けていた◎という状況になれますよう、お祈りしています。

 

臨床心理士より
公表しても受け入れてくれそうな会社を自力で見つけたということですね。大変なご苦労があったと思います。ゆくゆくは大会社でバリバリ働くために、ご自身でキャリアプランを練って就職活動された点が素晴らしいと思います。Google Mapを使用して、通勤距離を具体的に考えられたこともプラスに働いたのではないでしょうか。なかなかおすすめできないというハローワークですが、一般窓口の他に専門援助の窓口もあります。障害者手帳を取得していれば窓口を予約してなるべく待たずに利用できるので、そちらをご活用いただいてもいいかと思います。うつへの理解に関しては、職場にもともと理解があるに越したことはありませんが、ジョブコーチなどを利用して、もとは理解のなかった人にも配慮を検討してもらうこともできます。
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  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2018年11月23日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。