学校に行きたくない…孤独との上手な付き合い方を心理相談員が解説

2016.07.13公開 2017.06.21更新
 
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「友だちの輪に入りづらい…」「悪口を言われないか不安…」

 

学校は勉強をするところでもあるけれど、同世代の友達と楽しい時間を過ごす大切な場所でもあります。

 

その場所で、あなたが「学校に行くと孤独で辛い」と感じているのなら、その孤独の原因は何かを見つけることが大切です。

 

今回は、孤独との上手な付き合い方について、心の専門家に解説してもらいました。

 

 

学校で孤独を感じる2つのパターン

学校で孤独を感じるパターンにもいくつかあります。

 

それは、

 

「友達がいない孤独」「友達はいるけれど心を許せる相手がいない場合」です。

 

友達がいない孤独にも、いじめられている場合と、いじめられてはいないけれど友達ができない場合もあります。

 

まずは、あなたが何に対して「孤独」と感じているのかを、自分自身が理解することが大切です。

 

 

まずは自分自身を知ることから

思春期は、アイデンティティが確立されていく時期です。

 

妙に周囲に相手が子供に見えてしまったり、自分だけが学校やクラスの雰囲気に溶け込めなかったり、みんなで笑うところで笑えない…などという気持ちが沸き上がる時期に差し掛かっていることもあります。

 

また、家庭事情や病気があり、その大変さを友達に共有できない、話しをしても理解されないことで孤独を感じてしまうこともあると思います。

 

学校に行って孤独を感じる時は、仲間がいなくて孤独なのか、仲間はいるけれど自分の中に壁があるのかを、あなた自身が知ることが、最初の解決策になります。

 

 

孤独の理由が見えて来たら

孤独を感じる理由が見えてきたら、その理由に対する対処法を考えていきます。

 

いじめを受けている場合

・担任やスクールカウンセラーに相談する

・家族に相談し、力になってもらう

・信頼できる友人に相談し、気持ちをわかってもらう

 

などのことから始めてみましょう。

 

いじめは、自分自身が悪いと自分を責めず、一緒に考えてくれる大人や仲間をより多く見つけることが大切です。

 

友達ができない場合

・自分から「おはよう」と声に出す

・約束や提出物は守る

・サークルや部活などに参加し、共通の趣味の人を探す

 

などのことを実践してみましょう。

 

友達ができない孤独から解放されるには、友達作りを意識して始めることも解決策になります。無理をせず、朝の声掛けから始めてみると良いと思います。

 

最初は無視されたとしても、声を返してくれる相手は、そのうち話が自然とできるようになります。

 

同世代に距離を感じる場合

・無理に輪に入らない

・学校以外での友達をふやす

・信頼できる友人に、自分が感じていることを話してみる

・本を読む時間を増やす

 

などのことを試してほしいと思います。

 

 

学校が全てではない

学校は狭い世界でしかありません。

 

少し自分が大人になってしまったり、校風と合わなかったりしても、それは特別なことではなく、同じように感じている人も多くいるのです。

 

そのことを知ることで、孤独を感じる気持ちが楽になります。

 

色々な考え方や生き方をしている人がいること、同じ悩みを抱えながらも、うまく毎日を過ごしている人がいることを知ることが、孤独から解放される方法になります。

 

学校で孤独を感じる時は、その理由と向き合い、自分に合った解決策を探ってみましょう。

 

学校の中で感じた孤独は、一生続くわけではありません。

 

自分の気持ちを誰かに伝え、そして沢山の人の考えを知って、今を乗り越える方法を見つけましょう。

 

 

【執筆者】

村松真実 看護師・心理相談員

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