発達障害でも仕事で成功したい!2つのポイントを心理相談員が解説

2016.07.19公開 2019.05.16更新

発達障害の著名人もたくさんいる

例えば、アインシュタインやエジソン、そしてスティーブ・ジョブズなども、今の分類でいうと、自閉症スペクトラム障害ともいわれています。

 

この方々の功績があったからこそ、私たちの生活は便利になったわけですよね。

 

また、黒柳徹子は計算障害・読書障害、トム・クルーズも読字障害・失読症があったことを告白しています。

 

計算ができない、字が読めない、理解できないといった状態では、一般的な仕事に就くのは難しいかもしれませんが、テレビや映画を通して、私たちに楽しみを分けてくれています。

 

これらのことからも、発達障害だから仕事の成功者になれないわけではないことが理解できると思います。

 

 

よき理解者との出会いも成功の鍵

発達障害の方が仕事で成功するためには、隠されている能力を見出し、開花させる周囲の理解が大きいといわれています。

 

たとえば、対人能力に問題があるけれど、一つのことを正確にできる力がある子がいるとします。

 

普通に生活する中では、対人能力が欠けていることが問題で、一つの事に長けていたとしても評価が下がる傾向があります。

 

ですが、この「他人にはない一つの能力」を生かすことが、その子の将来のためになり、ひいてはみんなのためになると信じる人がいることで、発達障害を持つ人の人生は大きく変わります。

 

対人関係は、周囲のフォローでカバーできるものです。

 

しかし、その特殊な能力はその人以外に勝る人はいないのです。

 

欠点をカバーして、特殊能力を最大限引き出せる安全な環境に恵まれた場合には、発達障害があっても仕事に成功し、社会に貢献できる人になれる可能性が高まるのです。

 

 

得意とこだわりを仕事に生かす

発達障害は、周囲に合わせることが苦手であったり、興味のないことに対して極端にできなかったり、読み書きする能力に問題がある場合もあります。

 

けれど、得意とすることがはっきりとしている場合には、その得意とするものを伸ばすこと、その力を引き出すサポートをすることで、発達障害があっても仕事で成功することができます。

 

できないことを数えず、できることに目を向けていきましょう!

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村松真実

看護師・心理相談員

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2016年7月19日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。