人とうまく話せない…病気を疑う前にチェックすべきこととは?

2016.08.04公開 2016.09.06更新
 
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自分では気持ちを伝えているはずだと思っているのに、なぜか自分の気持ちを組んでくれない…

 

「いや…そういうことじゃなくて…」と、思ってしまうことってありますよね。

 

そういったことが続くと、「もしかして、何かの病気?」と心配しすぎると、楽しい会話もおっくうになってしまいます。

 

そこで今回は、どんなふうに、自分の気持ちを伝えると良いか、臨床心理士の先生に解説してもらいました。

 

 

自分の気持ちをしっかりと掴めている?

たとえば、自分が不安なのに、それを周囲に気付いてもらえなくて、イライラしてしまったり、イライラしているんだけど、それを隠そうとする…

 

などのように、自分の本当の気持ちがどこにあるか、しっかりと掴めていないと、相手に自分の気持ちを伝えることはできませんよね。

 

自分は、今、不安なのか?

イライラしているのか?

落ち込んでいるのか?

 

自分が今どんな気持ちなのか、意外と分かっていないこともあります。

 

まずは、落ち着いて、少し自分の気持ちを整理してみましょう。

 

その上で、自分の感情・気持ちを表現しなければ、気持ちは伝わりません。

 

ですので、「自分の気持ちをしっかりと掴めているか」をチェックすることから始めてみましょう。

 

 

「禁止」の言い方をしてない?

これも案外、ありがちではないでしょうか。

 

実際に、コミュニケーションを分析すると、「◯◯しないで」というように、禁止の形で伝えている場合が意外に多いのです。

 

例えば、子供を叱る場面でもよく言ってしまいますね。

 

「ここでは騒がないで」「◯◯は触ってはだめよ」等ですね。

 

上司も部下によく言っていると思います。「◯◯するのはやめてね」「◯◯するのは駄目だよ」等です。

 

 

このような禁止の形で気持ちを伝えていると、相手はどんな行動をとっていいのか分からないのですね。

 

そのため、どうすればいいのか分からなくなり、イライラしてしまうこともあります。

 

 

「◯◯をして欲しい」という形で伝えているか?

禁止ではなく、「◯◯をして欲しい」という言い方にしてみると、どうすればいいか分かりやすくなります。

 

「ここでは騒がないで」を『静かにしておいてね』

「◯◯は触ってはだめよ」を『少し離れて見て』

 

といったようにに変換すると、相手は「どういうことをすればいいか」分かりやすくなりますね。

 

 

してほしいことを具体的に伝えてる?

「私の気持ちを分かって欲しい」「ちゃん考えてね」と、ついつい言ってしまいたくなることも、確かにあります。

 

しかし、具体的な指示でないと、相手は「気持ちを分かるってどういうこと?」「ちゃんと考えるって何をどう考えたらいいの?」と思ってしまいます。

 

その結果、「言ったことを守ってくれない…」というコミュニケーションの悪循環に陥ってしまうのです。

 

そこで、

 

「私に◯◯ということがあったら、言って欲しい」

「今日は、手伝いができないと言って欲しい」

「できないと分かったら、早めにいって欲しい」

 

などのように、具体的な指示の形に変換してみましょう。

 

 

何度も同じ”言い回し”で伝えてみましょう

具体的に指示を伝えても、なかなか相手は実行に移してくれないかもしれません。

 

これは、残念ながらよくあることです。そこで、あきらめずに、同じことを何度か伝えてみる必要があります。

 

何度も伝える際に、言い回し(セリフ)で伝えることで、相手には更に印象深く伝えることができます。

 

これは、デモのスローガンのようなものです。メッセージを決めて、それを何度も伝えることで、社会を変えていくように、人にも何度も伝えることで、変わってくることがあります。

 

 

できない理由をちゃんと訊けている?

具体的に何度伝えても、相手が実行できていない場合は、実行できない理由がある可能性が高いです。

 

これを、非難をせずに尋ねてみましょう。

 

「なぜ、いつも同じようなミスをするんだ?」

「なんで、僕の気持ちを分かってくれないんだ?」

 

のように訊いてしまうと、相手を非難しているニュアンスが強く出てしまいます。

 

 

そこで、

 

「私は◯◯して欲しいと思っているんだけど、どう思う?」

 

のように、ニュートラルなセリフで訊いてみると、相手の気持ちがよく引き出せます。

 

 

その結果、

 

「私としては、何度も見直しているんですけど…」とか、

「早く仕事をあげろと言われていて…仕事を早くと思うとミスが増えるんです」

 

などのように、相手が自分の指示に従わない理由が見えてきます。

 

この自分の要求と、相手のできること・できないことをすり合わせていく過程が、コミュニケーションではとても大切になってきます。

 

ここで、二人で解決策を一緒に考えていけば、争わずにすみます。

 

例えば、

 

「早く仕事を上げるというのとミスを減らすというのは、一緒にできないということなのね。じゃあ、仕事は多少遅くなってもいいから、ミスを減らすようにして欲しい」

 

などのように、相手のできること・できないことにあわせて、自分の指示・要求を変えていくのです。

 

 

さいごに

このように、「自分の思っていることが伝わらない…」と嘆く前に、伝え方や、どうコミュニケーションをとっているかを見なおすことで、お互いに納得のいく話し合いになっていきます。

 

コミュニケーションは、双方にWin-Winな関係を築いていくことが、良好な人間関係を長続きさせるコツです。

 

【記事提供】

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矢野宏之 臨床心理士

詳しい情報・お問合せはこちら

 

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