自信がないけどプライドが高い人の特徴や3つの対処法を臨床心理士が解説

2019.04.25公開 2020.06.11更新

自信を持つための3つの方法とは?

それでは、自信を持つためにはどのようにしたらよいのでしょうか。

 

自信を持つというのは、言葉にするのは簡単ですが、実際に実感するのはなかなか時間を要するものでもあります。

 

ですが、少しずつ、確実に自信をつけていくことは私たちにはできるのです。

 

①できている自分をイメージする

できたときの自分、できている自分をイメージすることは、自信を持つ上で実はとても有効です。

 

より具体的なイメージを行うことで、現実に自分で取り組みやすくなります。

 

実際に、自信を持ちにくいときには、心理療法の中でも成功する自分をイメージする練習を行うこともあるのですよ。

 

②お手本から学ぶ(モデリング)

モデリングとはモデル(つまりお手本)となる人を見つけ、その人の様子を見て学ぶことです。

 

自分がしたい行動を出来ている人は、どのようにできているのか。

 

こんな風になりたいと思う自分のイメージに近い人をよく観察してみるのです。

 

そして、自分の場合とはどんなところが違うか、自分はどのように変えていけるかを考えてみる方法です。

 

③繰り返し練習をする

そして、方法のさいごとして、繰り返し練習をすることがあげられます。

 

失敗はこわいですが、達成したい目標に向けて、自分がしたいこと、できるようになりたいことを何度も何度も練習をするのです。

 

これは、「やってらんないよ」と心がくじけそうになることもあって、地道な方法ではありますが、確実に一歩ずつ進んでいける方法です。

 

ひとりで行うと、つらくなったり断念してしまいやすくなりますから、他者(専門家でも、周囲の信頼できる人でも)の協力を得て行うことも可能です。

 

 

プライドを低くする3つのコツって?

①そのプライドが必要か見直す

あなたの持っている、あるいは指摘されたプライドは、そのようなプライドですか?

 

そのプライドを、なぜ持っているものでしょうか。

 

ちょっとそのことについて、ぼんやりとでもいいですから考えてみてください。

 

これからもそのまま必要そうですか?

 

あるいは考え方を変えたり、いっそのことそのプライドを捨ててしまったりしてもよさそうなものでしょうか。

 

よくわからないけど、でもずっと当たり前に信じていたから、抱いていたプライドという場合もあるかと思います。

 

一度、意識して注目をしてみるのも、とても効果的ですよ。

 

②「ありがとう」を言ってみる

プライドはついつい他者を自分より低いものに感じさせてしまうところがあり、他者に対する感謝や尊敬の気持ちが薄らぎやすくなります。

 

しかも、「ありがとう」や自分の非を認めてしまうような「ごめんなさい」なんて言葉を発するのに、ものすごく抵抗を感じる人もいます。

 

むしろ、「なんで、そんなこと言わなきゃいけないんだ」と感じることもあるでしょう。

 

でも、それです。そこがあなたを邪魔しているプライドなんです。

 

「ありがとう」や「ごめんなさい」を伝えることで、あなたが人より劣ってしまうことは決してありません。

 

むしろ、伝えられる人は、より他者に信頼され、深いレベルでの他者との繋がりも得られるようになっていくでしょう。

 

とはいえ、なかなかいきなり口に出すのは難しいもの。

 

最初は自宅でこっそり練習するのでも構いません。

 

そして、「ごめんなさい」はとりあえずおいておいても大丈夫です。

 

まずは誰かの行為に対して、

「ありがとう」

あるいは、ちょっと恥ずかしいときには、

「サンキュー」

だけでも伝える練習をしてみても良いと思いますよ。

 

③人のいいところをみつける

身の回りのあの人のいいところ、ってどんなところですか?

 

誰にでも、素晴らしいところはたくさんあります。

 

自分の方が出来ているとか出来ていないとか、そういう考えは一度おいておきましょう。

 

あの人のいいところはどんなところか、ぜひ考えてみてください。

 

そしていくつか見つけ出してみてください。

 

いいところがない人なんて一人もいません。ちゃんと見つかります。

 

いいところを見つけられる人は、その人にちゃんと気づけるようになっていきます。

 

これは、人と付き合っていく中でとても重要なポイントでもあります。

 

 

さいごに

私たちは誰だって、「自分は出来る」「褒められたい」などの気持ちを多少なりとも持っています。

 

けれども、一方でどうしても優劣を考えてしまうことがあります。

 

誰にでももちろん、そういう部分があって良いのですが、やはり程度も気になるところ。

 

今回ご紹介したことの1つでも、これから生きやすくなるための新しい考え方としてお役に立てたらいいなと願っています。

 

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花井菜美

臨床心理士

心理系大学院修了後、渡米。現地NPOサポート団体に所属し活動をする。帰国後精神科や発達障害児支援施設にて勤務。学生、主婦、子ども、夫婦関係など様々な問題を抱える方の支援を行う。1児の母。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2019年4月25日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。

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