悩みの不安を解消したい…子どもでもできる対処法とは?

2016.08.16公開 2017.03.21更新
 
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悩みから来る不安で、モヤモヤすることって、誰しも一度はありますよね。

 

悩みや不安に上手く対処する上で、手軽にできる効果的なストレス解消法を知っているかどうかは、とても大切ではないでしょうか。

 

そこで今回は、お子様でも取り組める「不安」への対処法について、臨床心理士の先生にご紹介してもらいました。

 

 

不安のメカニズムとは?

まずは「不安」というもののメカニズムを理解すること、そしてその理解を元に、行動に移すことを念頭に置いてみて下さい。

 

「不安」とは、恐怖反応の長引いたものです。

 

簡単な例で言えば、「おばけ」があります。テレビなどで、心霊写真や心霊映像などを観た後しばらくは、トイレに独りで行くのも怖くなって、必要以上に周りをきょろきょろしてみたり、「窓からお化けが見てるんじゃないか?」と思って、トイレを済ませた後、大急ぎで戻ってきたりと、不安になるものです。

 

これは、目で見た「お化け」という恐怖反応が長引き、不安を刺激しているということになります。

 

 

不安を感じている時の体の状態

人間の体は、恐怖などのストレスが加わると、アドレナリン、ノルアドレナリンという物質を作り出すことで、血流を増加させ、筋肉内にはエネルギーがたまります。これによって、恐怖に対する防衛体制を整えていきます。

 

要は、敵を攻撃するか、逃げるかという戦闘態勢の準備をしているわけです。

 

不安もまた、ストレスの一種ですから、身体の方は何らかの反応に備えてエネルギーが蓄えられていきます。しかし、恐怖反応の場合と違って、敵を攻撃するなり、逃げるといった行動表現を伴わない場合が多いです。

 

そのため、筋肉内にはエネルギーが溜まったまま、興奮状態だけが残って、そのまま放置されることになります。この状態こそ「不安」を感じている状態なのです。

 

不安状態の人が、ソワソワ、イライラ歩き回ったり、手を握り締めたり、汗をかいたり、眠れなかったりするのはそのためなのです。また、不安が何らかの衝動行動(リストカットなどの自傷行為)に結びつく理由もここにあります。

 

 

不安への対処方法とは?

 

このようなメカニズムを理解した上で、不安への対処を図っていく必要があります。

 

まずは、今説明したように「不安」は体内にエネルギーが溜まった状態なので、ひとまず身体にたまったエネルギーの解放を考えます。

 

掃除、洗濯、ジョギング、カラオケ、ダンス、各種スポーツなど、なんでもいいから汗を流してしまうのです。

 

中には、不安に襲われそうになった瞬間に、激しく腕立て伏せをやったり、突然逆立ちをしてみたりと色々試している方もいました。

 

こうしているうちに、パニック状態が少しずつ軽減してきます。そうしたら、不安の源を除くための手だてを考えてみて、実行可能なものから優先手順位をつけます。そして第一優先順位のものから、一つ一つ片づけていければよいのです。

 

この優先順位をつけるところは、ある程度、大人の助けが必要になるかもしれませんが、不安というエネルギーの発散は、誰にでもできることでしょう。

 

この他、呼吸法やリラクゼーションなどの身体の緊張をほぐす方法もありますが、それは次回以降でご紹介したいと思います。

 

【記事提供】

佐藤文昭 臨床心理士

おやこ心理相談室 室長

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