人間の成長に欠かせないこととは?臨床心理士が解説

2016.09.07公開
 
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人と出会う機会が増えると「自分はまだまだだな」「もっと人間として成長したい」と感じることってありますよね。

 

そこで今回は、人間の成長に欠かせないものについて、臨床心理士の先生に解説してもらいました。

 

 

人間の成長に欠かせないこと

私は職業柄、日々相談者の悩みや問題に寄り添っていますが、人間が成長していくためには、この「悩むこと」が必要不可欠だと感じています。

 

「悩みがないほうが幸せなんじゃないか?」と思う人もいるかもしれません。

 

たしかに悩まないでいられたら、気楽でのんびりした生活を送ることができるかもしれません。でも、悩む機会の少ない人は、それだけ自分の力を試す機会が少なくなるのです。

 

人間には、精神的に成長しようという欲求がもともと存在すると言われています。だまっていても、人間は成長する方向性をもっているわけですね。

 

 

成長は階段のような形で起こる

「成長」は、いつも同じペースで、なだらかに起こっていくものではなく、いわば階段のような形で起こります。つまり平坦なところもあれば、急に変化するところもあるのです。

 

通常、ある思考(考え方)や行動パターンがうまくいっていて、そのやり方でたいていのことは乗り切れる安定した期間があるものですが、それが壁にぶつかる時期がきます。今までのやり方が通用しない場面に出くわすわけです。

 

 

悩む先にあるもの

人は壁にぶつかった時、「今までのやり方にしがみつきたいという願望」と、「新しいやり方を取り入れなければ立ち行かないという現実」に直面し、「悩む」わけです。悩んだ末に、人は新しいやり方を獲得していきます。

 

このやり方が上手くいくようになると、それは習慣化し、自分の新たな思考・行動パターンとなります。この様に、成長するためには、壁にぶつかること、それに伴って悩み抜くことが必要になります。

 

 

悩むべきポイントとは?

「人前で話すときに恐怖を感じる」

「人間関係のことを考えると不安になってしまう」

「自分が否定されるのではないかとおびえている」など、

 

人はそれぞれ不安や恐怖を感じるポイントを持っています。

 

そこが、その人が「今、悩むべきポイント」を示しているのです。そこに焦点を当ててしっかりと悩めば、人は必ず一回り成長できます。

 

それでも、やがて、またどこかで不安や恐怖を感じるかもしれません。そしたら、またきちんと悩めばいいのです。

 

 

さいごに

人間の成長には「悩む」ことが欠かせません。そして、悩むことはとてもエネルギーが必要になってくることが多いかもしれません。

 

ぜひ、周囲の人の助けを得ながら、悩んだ先にいる「新しい自分」「なりたい自分」に出会って、成長を実感してみてくださいね!

 

 

【記事提供】

佐藤文昭 臨床心理士

おやこ心理相談室 室長

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