【ご家族向け】強迫性障害・不安障害の対応方法について臨床心理士が解説

 
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「どう接していいか分からない…」「この接し方で本当に大丈夫かな?」

 

これは、ご家族の方からよく聞かれる言葉で、ご本人への接し方で悩むご家族の方は少なくありません。

 

言うまでもなく、メンタルの不調に向き合っている人にとって、家族の存在はとても大切です。家族としての適切な接し方や心構えを知ることが必要になっていきます。

 

 

そこで今回は、ご家族向けに強迫性障害・不安障害の対応方法について臨床心理士に解説してもらいました。

 

 

家族が本人の病気をよくしたいと思っていること

これは、非常に重要なポイントです。家族が本人の治療を手助けしたいという気持ちがなければ、どのようなカウンセリングを行なっても、いずれ破綻していきます。

 

 

本人の性格が悪いと思わないこと

本人とコミュニケーションをする上で重要なことは、性格が悪いなどの人格を否定するような態度を取らないことです。たとえ、行動について非難をすることがあっても、その人の性格などの人格を否定してしまえば、一気に治療から遠ざかってしまいます。

 

 

増やしたい行動、減らしたい行動を見極めること

家族による対応を考える上で、最初のステップは、本人の増やしたい行動、減らしたい行動を選別することです。例えば、治療に関する資料を読んだり、インターネットで治療法を調べるなどは増やしたい行動ですね。

 

一方、「もう、どうせ治らないよ」と言ったりするのは減らしたい行動ですよね。この増やしたい行動と減らしたい行動の選別が上手くいっていないと、どんな対応方法を考えても上手くいきません。

 

 

 

増やしたい行動とは

実際には、どのような行動が増やしたい行動に上がってくるかと言うと…

 

『治療について取り組んでみようかなと発言する/資料を読んでみる』

『実際に主治医やカウンセラーに教えてもらった取り組みををやってみる』

『治療に関する勉強をする』などになるでしょう。

 

 

逆に減らしたい行動とは

『家で暴れる/暴力を振るう』

『どうせ、治らないのだと言う』

『治療なんてしたくないと言う』

『どうせ、お前には、私の気持ちなんてわからないよと言う』などになるでしょう

 

また、患者のご家族は、患者の心に訴えかけようと様々な説得的コミュニケーションをとろうとします。しかし、説得は基本的に不快な刺激になり、時として人格批判を含む危険性がありので、注意が必要です。

 

 

増やしたい行動・減らしたい行動は事前に決めておく

この増やしたい行動、減らしたい行動はしっかりと決めておく必要があります。というのも、一貫性のない関わりをすると、余計に問題がこんがらがってしまうからです。

 

例えば、治療を始めてした日にはほめられて、次の日には『これくらい、できないと病気は治らないよ!』と叱責されれば、途端にやる気をなくして、治療をしなくなるでしょう。

 

これは、頭ごなしに否定されるよりも、やる気を失わせる行為になってしまいます。そこで、事前にしっかりと増やしたい行動、減らしたい行動を決めておくのです。

 

 

さいごに

今回は、ご家族の方向けに「増やしたい行動」「減らしたい行動」といった観点で解説してもらいました。

 

実際のカウンセリングでは、増やしたい行動・減らしたい行動がしっかり決まったら、その方法をロールプレイすることで、より実践的に行動を見直すなどもしています。

 

ご家族の方も、カウンセリングを活用することで、ご本人への接し方を習得することができますので、ぜひご活用してみてください。

 

 

【記事提供】

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矢野宏之 臨床心理士

詳しい情報・お問合せはこちら

 

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