DV加害者にみられる7つの心理とは?臨床心理士が解説

2016.09.16公開
 
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「自分で自分のことを加害者だと気が付かなかった」「まさか自分が、DVの加害者とは…」

 

DVの加害者には、このように思っている人も少なくないのが現状です。

 

そこで今回は、DVの加害者にみられる主な7つの心理について、臨床心理士に解説してもらいました。

 

 

1.暴力の責任を否認する心理

・酒を飲んでいたので暴力をふるった (酒を飲まなければ暴力はない)

・相手の態度が悪かったので暴力をふるった

・相手の言い方が変われば、暴力をふるう必要はなかった。

・ちょっと押しただけだ/大声を出しただけだ

・(身体的な)暴力をふるったわけではない

・単なる夫婦げんかにすぎない

・私だって被害者だ

 

 

2.生まれや育ちに関する心理

・父(両親)と同じように、妻に接しているだけだ

・私自身がDVを目撃した被害者だ

・私は不幸な生い立ちをしたので、暴力的になることは当然だ

 

 

3.話し合うことに否定的な心理

・時間をかけて話し合っても解決しない

・話し合うことは時間の無駄だ

 

 

4,自分のモラルを正当する心理

・収入がある人の言うことをきくべきだ

・仕事をしている人の方が偉い

・時には、大声を出して怒る(しかる)ことも必要だ

 

 

5.行き過ぎた性役割を期待する心理

・家事は女性がするべきだ

・子どもを育てることは女性の仕事だ

・男性が一家の主であり、最終的な決定権は男性にある

・女性は、男性の性的な欲求に答える必要がある

・男性の家での面倒(食事・お迎え)は、女性がみるべきだ

 

 

6.我慢に関する心理

・私だけが、我慢をしている

・もう、我慢をすることができない

・妻は、我慢をしていない

・私は、我慢をするべきだ(意見をひかえるべきだ)

 

 

7.嫉妬・不安に関する心理

・私が管理しなければ、妻は浮気をするだろう

・居場所を私が常に知っておかなければ、妻は浮気をするだろう

・妻と交友関係がある男性の素性を知り、行動を観察しなければ、妻は浮気をするだろう

 

 

さいごに

今回ご紹介した7つの心理のように、DVには色々なパターンが存在します。次回は、最近よく耳にすることが多くなった「デートDV」を例に挙げて、具体的な加害者の心理や対処法についてご紹介します。

 

 

【記事提供】

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矢野宏之 臨床心理士

詳しい情報・お問合せはこちら

 

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