いよいよアメリカ大統領選挙!そもそも選挙に行かない人の心理とは?

2016.11.08公開 2017.03.21更新
 
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トランプさんとヒラリーさんによる、アメリカ大統領選挙のTV演説の映像を見ましたか?日本と違う仕組みで、お国柄の違いを感じますよね。

 

アメリカのTV演説は、多くのアメリカ人の関心事ですが、日本人でどれだけの人が、衆議院選挙などの演説に興味を持っているでしょうか。

 

「関心ない」「どうせ、選挙に行かないし」そんな、声も多く聞かれてきます。

 

そもそも、選挙に行かない人って、どんな心理なのでしょうか。

 

それは、「投票しても何も変わらないという思い込み」と、「傍観者でありたい」という心理が心のどこかで働いているのです。

 

ですが、本当に「投票しても何も変わらない」のでしょうか。

 

「何も変わらないから選挙に行かない」と刷り込まれている、あなたのその考え、本当にあなたが考えたことですか?

 

 

「何も変わらない」という決めつけ

「投票は権利」と考えている人は、毎年、支持政党がなくても選挙に行っています。では、なぜ、「何も変わらないから選挙に行かない」と考える人がいるのでしょうか。

 

確かに、私たち一人ひとりの1票は、微々たる重さです。ですが、選挙に行って意思表明をするという行動がなければ、そもそも、変わるはずもないのです。

 

選挙のたびに「何も変わらないから投票に行かない」という声が、TVのインタビューなどで流れ、まことしやかに説得力があるように聞こえます。

 

〇既存の政党に期待しない

〇前回の選挙でも、何も変わらなかった

 

そんなマイナスの声は伝染しやすく、選挙に行かない人は「大多数の声」としてそのセリフを刷り込み、自分の考えとすり替えてしまっているのです。

 

「著名人が言っていた」「多くの人がそう思っている」という思い込みが、「選挙に行かない=何も変わらないのだから」という思考を作り上げてしまっているのです。

 

ですが、これは逆に、TVなどの情報に踊らされているだけかもしれません。

 

それはなぜか、といえば、浮動票と呼ばれる人たちが選挙に来ないほうが、選挙に行く人を多く持っている政党にとって都合が良いからです。

 

「若い人の政策がない」と思い、選挙に行かない人が増えれば、選挙に行く高齢者の人に対しての政策を立候補者は手厚くしますよね。だって、選挙に通らなければ、活動ができないのだから。

 

「何も変わらないから、選挙に行かない」という、刷り込まれた心理で、選挙に行かない人は、自分たちの手で「変わらない」ことを選択していることでもあるのです。

 

 

傍観者心理が働く

選挙に行かない人の心理の一つに「傍観者心理」があります。

 

傍観者心理とは、例えば、ある事件や事故の目撃者になった時に、ほかにも傍観者がいると「誰かが助けるだろう」と考え、積極的に行動に移さない心理のことで、集団心理の一つでもあります。

 

選挙は、多数の人間に選挙権が与えられ、「きっと誰かが行くだろう、自分ひとりがいかなくでも変わらない」と考えがちです。

 

また、周囲の人が「私はいかない」と言い出すと、「私も選挙に行かない」と流され、選挙に行かないことで自分が周囲の人から浮かない行動をとってしまうこともあります。

 

傍観者になることは、

 

〇空気が読めるタイプであることの自負

〇自己責任を負わずに済むことの安心

〇自分の立場の維持

〇自分への攻撃の回避

 

などの複雑な心理が働いています。

 

例えば、「みんなも、選挙に行かないと言っていた」「行きたい人が行けばいいかと思って」と、周囲の人に自分の行動を合わせるとします。

 

これは、多数の中の一人の立場を利用して、自分に課せられた「選挙に行って投票する」という行動を、放棄してしまっていることでもあるのです。

 

この「傍観者心理」を自分が持っていることに自覚がないことは、とても危険なことです。

 

集団心理に染まりやすい人は、いじめを受けている人がいても見て見ぬふりをしたり、会社や上司がOKを出せば書類などを改ざんしたりすることに違和感を持たなくなっていく可能性があります。

 

「自分一人じゃないから」「みんながやっているから」と、“右に習え”の行動や、“何もしないで放置する”ことに鈍感なことは、知らないうちに世の中が悪いほうに傾倒していくことに、自分も加担していることになるのです。

 

「たかが、選挙に行かないだけで」と思うかもしれません。

 

ですが、「何もしないことを選ぶ」ことで、自分に降りかかる煩わしさや責任や、孤立感を避けてしまうことは、何か事件や事故に巻き込まれた時にも「傍観者」の立場をとることが多いものなのです。

 

 

まとめ

選挙に行かない人の心理について、説明してきましたが、いかがでしたでしょか。

 

選挙に行かないことは、「投票しても何も変わらないという思い込み」と、「傍観者でありたい」という心理が働いている場合があります。

 

ですが、選挙に行かなければ、何も変わりません。

 

「投票に行かないことが有権者の声」という報道に踊らされているだけで、選挙に行く人の声だけが公約として掲げられるだけなのです。

 

今までは、傍観者だったあなたも、アメリカ大統領選にかけるアメリカ人の行動を見習って、選挙運動に耳を傾け、投票に行っていませんか?

 

【執筆者】

村松真実 看護師・心理相談員

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