ピンチをチャンスに変えるための3つのポイントをカウンセラーが解説

2016.11.03公開 2018.11.20更新

望みどおりのシナリオを書くには

では、どうしたら「望むようなシナリオ」を書くことができるのでしょうか?

 

ポイントは、

・ピンチにまつわる自分の思いや考えをしっかりと意識する

・ピンチの事実と、思いや考えを区別する

・ ピンチは過去のもので、未来とは区別する

の3点が挙げられます。

 

以下、具体的にシナリオを書く手順をみていきましょう。

 

①「ピンチについて、自分はどう思っている?」と自分に問いかけてみる

嫌な感情に伴って、ピンチをどう評価して、意味づけているのかを意識できればOKです。

 

まずは、自分の思いや考えをしっかりと意識してみてください。

 

② ①の思いに「本当にそう?」と問いかけてみる

例えば①で、

「就活の面接直前に、怪我なんて運が悪い。この就活はうまくいかないかも」

と思っていたら、

「本当にそう?」

と問うてみてください。

 

すると、面接と怪我は全く関係がないことに気がつき、アクシデントの事実と、思いや考えを区別することができます。

 

③ アクシデントは過去のもで、未来は自分で決めることができることを意識する。

先ほど挙げた例で言うと、

「怪我は忙しさからの不注意。面接や運とは関係ない。今後は、ゆとりをもって注意深くいこう」

と思えることにつながり、ピンチの悪影響を最小限にすることができます。

 

このように、自分の思いや考えを見つめることができると、ネガティブさに翻弄されず、望むシナリオに書き換えることができるのです。

 

 

ピンチをチャンスに変えるために

ピンチをチャンスに変えるには、どうしたらいいでしょうか?

 

まずは、上手くいった自分がしている行動、見ている景色、表情、話す言葉、周りの人との関係など、具体的にイメージすることがポイントです。

 

ピンチを越えるイメージができると、脳がストレスフルな状態だとしても、ピンチを「脅威」ではなく、「挑戦」と判断して、自分を元気に成長させる「良いストレス」と捉えるのです。

 

この「良いストレス」と認知すると、活気に満ちた対処や、柔軟な問題解決のための対処をとりやすくなると言われています。

 

先ほどの例だと、怪我をしている自分が面接に臨むイメージを、家を出て会社の玄関に入るところから行ってみます。

 

面接の場面では、怪我に気後れせずに、自分らしく受け応えをしている姿をイメージしてみます。

 

それは、面接のリハーサルにもなるのです。

 

すると、怪我に配慮してくれた感謝の思いに気がついたり、会社をより好きなったりと、面接での言動が良くなる観点が見つかるかもしれません。

 

良いストレスのもとでは、柔軟な発想が可能になり、ピンチがチャンスになっていきます。

 

 

さいごに

イメージは、練習すると上手にできるようになります。

 

ピンチがなくても、日ごろから、上手くいく自分をイメージしてみると効果的です。

 

不本意なピンチに遭遇したら、ぜひ、試してみてくださいね。

池上枝里子

正看護師 上級プロフェッショナル心理カウンセラー

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