ADHDえーでぃーえいちでぃー

2016.07.11公開
2017.03.16更新

ADHDとは

ADHDとは、注意欠如・多動性障害のことを指します。

 

ADHDの特徴は、

 

・学校のテストで何度も見直しをしてもミスが残ってしまう

 

・やらなければならない課題があるのに、別の事柄に気を取られてしまい、本来やるべきことを忘れてしまうような不注意さ

 

・授業中に座っていられずに歩き回る、座っていられたとしても、体の一部が動いておりそわそわしているといった多動、

 

・相手の質問が言い終わる前に答えてしまう

 

・他人にすぐにちょっかいを出す、などの衝動性が挙げられます。

 

成長し、大人になると、多動や衝動は落ち着きますが不注意の部分は残ってしまうようです。

 

 

ADHDの初期症状

子どもの時から落ち着きのなさやおしゃべりと言った形で表れています。

 

しかし、子どもの頃は「元気があってわんぱくな子」として評価されやすいでしょう。ADHDとして周囲や本人が困り始めるのは小学校入学後の授業中でしょう。

 

授業中は、静かに大人しく席に座り、先生のお話を聞くことが求められるからです。

 

また、宿題や学校からの配布物等、忘れずに提出しなければならないものも出てきます。それらを毎回忘れてしまう、何度伝えてもうっかり忘れてしまうことが頻発し、だんだんと表面化します。

 

ADHDのセルフチェックはこちら

 

 

ADHDの原因

ADHDの症状は、自分の注意や行動をコントロールする脳の働きに偏りがあり生じると考えられています。

 

授業中に立ち歩いてしまったり、言われたことをすぐに忘れて自分の興味のあるものに没頭してしまうといった傾向があります。

 

そのため、傍から見ると、「しつけがちゃんとされていない子」「先生のいう事を聞かない自分勝手な子」として、学校の中で問題児扱いされてしまう可能性があります。

 

そのため、なるべく早く本人の持つ特性に気づき、対処していく必要があります。

 

 

ADHDの克服法

ADHDには、児童期まではお薬を使って問題にされている行動を和らげる方法と、環境調整をしてより周囲の環境に適応できるようにする方法があります。

 

環境調整では、まずは集中を妨げるいろいろな事柄を取り除き(例えば机の上に物がごちゃごちゃおいてあるなら片付ける)、なるべく静かな課題以外目に入らないような落ち着いた場所を作ることが挙げられます。

 

また、忘れてはいけない事については伝えるだけではなく紙に書いて渡すことで、もの忘れを減らすことが出来るでしょう。

 

 

ADHDの人との接し方

お子さんの場合は、目からの情報があまり入らないような落ち着いた環境を作り、そこで課題を行わせる、何か指示を出すときはチェックリストを作成し、やるべき事柄を具体的に図示するようにすると良いでしょう。

 

また良い行動をしたときはその場ですぐにほめ、好ましくない行動が見られたら、具体的にその事柄について指示を出す(例えば、じっと座っていられずそわそわしている時は「両手はお膝に置いて良い姿勢で座りましょう」)ようにしましょう。

 

大人の方の場合も同様に、具体的に指示を出したり、やるべきことはチェックリストに書き出して渡すと指示が通りやすいでしょう。

こころ百科 監修
杉山崇

杉山崇

臨床心理士

神奈川大学人間科学部 教授
学習院大学大学院人文科学研究科修了。精神科、教育委員会、産業カウンセリングなどで20年あまり心理職を務める。日本学術振興会特別研究員、山梨英和大学准教授などを経て、2013年より現職。

神奈川大学人間科学部 教授
学習院大学大学院人文科学研究科修了。精神科、教育委員会、産業カウンセリングなどで20年あまり心理職を務める。日本学術振興会特別研究員、山梨英和大学准教授などを経て、2013年より現職。

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