パーソナリティ障害ぱーそなりてぃしょうがい

2016.07.12公開
2017.03.16更新

パーソナリティ障害とは

その人本来のもつものの見方や考え方、それに伴う行動によって、対人関係が上手く行かなかったりするなどの問題が生じるというものです。

 

パーソナリティ障害は、主に10種類に分類されており、それをさらに3つにカテゴリー分けされています。

 

その3つのカテゴリーとは、

 

・自分が悪口を言われていると思ってしまったり、現実にありえないような事を(迷信など)本当に信じているような人たちが含まれているA群

 

・人を惹きつけるために演技的になったり、精神不安定になってしまうB群

 

・自信がなく不安な様子が目立つC群です。

 

 

パーソナリティ障害の初期症状

パーソナリティ障害の方は、自分のものの見方や考え方について、一般的に違和感がありません。

 

そのため、周囲の方を悩ませてしまっていても、それが何故であるかはよくわからない事が多いでしょう。自分の対人関係や日常生活での上手く行かなさに気づくのはかなりの困難に遭遇している時だと思われます。

 

一方で、周囲の方はなんとなく他の人と違う、という事に気が付きやすいでしょう。思い込みが強く、なかなか誤解が解けない、自分都合で行動してしまい、周囲の人に迷惑をかけても本人は気が付かずに、けろっとしているといった特徴が見られます。

 

境界性パーソナリティ障害のセルフチェックはこちら

 

 

パーソナリティ障害の原因

まれ持っての特性や、幼少期のトラウマ体験、環境による問題など、様々な問題が関わりあっているのですが、原因ははっきりとはわかっていません。

 

時間とともに問題なく日常生活を送れるようになる人もいる一方で、日常生活の困難さにより、摂食障害うつ病等他の病気を併発してしまう危険性もあり注意が必要となります。

 

またパーソナリティ障害は、名前から誤解されてしまいがちですが、単なる性格の問題であるというわけではなく、人間関係のパターンでもあるので、周囲の環境との相性の問題も一因になっている場合もあります。

 

うつ病のセルフチェックはこちら

 

 

パーソナリティ障害の克服法

パーソナリティ障害は、問題を自覚できる場合はカウンセリングの場でカウンセラーとお話をしながら、

 

・自分のどのような行動によって周囲が困ってしまうのか

・それによって自分もどのような困り事が出てくるのか

 

という事について、一つ一つ確認していきます。

 

そして、周囲も自分も困らないようにするためには、今している行動の他にどんな行動の仕方があるのかという事について考え、それを実際に対人場面でやってみて、どのような結果が出たか、等を話し合いながら、少しずつ、お困り事を減らしていきます。

 

 

パーソナリティ障害の人との接し方

パーソナリティ障害の方への接し方としては、まずはご本人のお気持ちを認めてあげることが重要であると言えるでしょう。

 

パーソナリティ障害の方の行動の裏には、自信の無さ、寂しさ、見捨てられたくない気持ち、認められたい気持ち、などが普通の方よりも強いという感性における個性があります。

 

また、周囲にお構いなしに自分の思ったような行動を取ってしまう様子がしばしば見られます。

 

そのため、ご本人と周囲の方とで、どういう行動は負担になり、どういう行動であったらある程度は受け入れられるのかというような話し合いの場を設け、双方が納得するようなルールを作成してそれに則るようにしてもらうと良いでしょう。

こころ百科 監修
杉山崇

杉山崇

臨床心理士

神奈川大学人間科学部 教授
学習院大学大学院人文科学研究科修了。精神科、教育委員会、産業カウンセリングなどで20年あまり心理職を務める。日本学術振興会特別研究員、山梨英和大学准教授などを経て、2013年より現職。

神奈川大学人間科学部 教授
学習院大学大学院人文科学研究科修了。精神科、教育委員会、産業カウンセリングなどで20年あまり心理職を務める。日本学術振興会特別研究員、山梨英和大学准教授などを経て、2013年より現職。

シェア
ツイート
はてブ
お気に入り
共感
0

関連記事

LINEバナー