毎日の出勤ができなくなりました。こんな自分を変えたいです(20代・女性)

2016.12.03公開
成田恵

回答者
成田恵
臨床心理士

 
シェア
ツイート
はてブ
お気に入り
共感
1
ご質問

毎日の出勤ができなくなり、特例で在宅勤務にしてもらいました。もともとは普通に会社に出勤していましたが、長い間不登校だったことも関係していると思います。

 

 

希望通りの職種に安定して働くことができ、今の状況はとてもありがたいのですが、

 

「いつまでもこのままでいいのだろうか」

「出勤できないと、もし転職することになった時に選べる会社がかなり少ない」

 

など将来への不安があります。

 

考え方や生活スタイルを変えたり、トレーニングをすることで出勤できるようになるなら、やりたいと思っています。

 

 

ただ、就職活動の時から私にはある強い不安がありました。私は中学高校のほぼ6年間ずっと不登校で、毎日きちんと朝起きて、人がたくさんいるところで集団生活をすることに全く自信がなかったのです。

 

不登校の原因は正直、自分でもはっきりわかりません。

 

ただ、現状を考えたり、今になって冷静に振り返ってみると、中高の時から「毎朝早く起きること」、そして、「たくさん人がいるところで集団生活をすること」にかなりのストレスを感じており、毎日その激しいストレスにさらされることに耐えられなかったのが、大きな原因の一つのような気がしています。

 

ちなみに、いじめられていたわけでもなく、勉強は得意な方でした。家族も仲が良く、学校に行けない私を見守って応援してくれていました。

 

社会人生活が始まった後も、本当に私に毎日出勤はできるのだろうか…と思いながら通っていたのですが、二ヶ月を過ぎたあたりから、だんだん身体がだるくなり、「仕事に集中できない」「やる気がでない」「休日も疲労感が強く、遊びに行くのもしんどい」など、雲行きが怪しくなってきました。

 

そしてある日、朝に全く起き上がれず、休みの連絡すらできない日がありました。そのまま数日間ほど携帯を見ることもできず、ぼんやりと過ごしていました。

 

その後、上司などと話し合い、正直に不登校のことを話して理解してもらい、また出勤していました。しかし、またすぐに数日ほど無断欠勤してしまい、結局相談の上、在宅勤務にしてもらいました。

 

この時、診断書が必要とのことで心療内科に行ったら「躁うつ病」の2型と診断されました。

 

バルプロ酸Naという薬をもらったのですが、他の精神科医に相談したら、若い女性にはあまり出す薬じゃないと言われ、怖くて結局飲まず、病院には初診の後、一度も通っていません。

 

現在は、特に会社からは出勤するように言われることもなく、社員とは変わらず仲が良く食事に行くこともあったりするほどで、社内の関係は問題ないように思います。

 

しかし、できることならいい加減こんな自分を変えたいです。

 

ずっと学校に通えない自分が本当に嫌で、何とか変わろうと、辛くても無理やり登校したり、疲れを取るためにとにかく睡眠時間をたくさんとったりしてみたのですが、根本的な解決は未だにできていません。

 

改善のために何かできることはあるでしょうか。必要があれば、カウンセリングや病院にも通いたいです。

 

長文で失礼しました。回答いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。

回答

こんにちは、ご相談ありがとうございます。

 

大変丁寧にこれまでの経緯をご説明いただきありがとうございました。

 

原因がよくわからないまま、中学高校に通うことができなかったこと、さぞ戸惑いや不安なお気持ちがあったことでしょう。

 

そのような過去を乗り越え、大学を無事卒業し、希望の職種に就職できたことは、あなたの努力と周囲のサポートあってのことだろうと思います。素晴らしいですね。

 

一方で、現在の仕事では在宅勤務が許されているけれど、今後のことを考えると、出勤が継続できないことに不安を感じておられるのですね。

 

ご自身のこれまでのパターンを積極的に変えていきたいという強い意志が感じられます。

 

問題の解決を図るためには、まず問題がどんなメカニズムで生じているのかを理解する必要があります。

 

一度、心療内科に受診した経験があるようですが、学校に行けなかったり、出勤できなくなるのは、心の障害によるものだけとは限りません。

 

睡眠リズムや身体的機能の偏りにより問題が生じている可能性もあります。

 

もし可能であれば、一度病院で検査を受け、それからご自身の特徴にあった対応策を主治医と話し合ってみてはいかがでしょうか。

 

原因がわからない不調には、総合的な視点からの診療を受けられる「総合診療科」をおすすめします。

 

受診される際には紹介状が必要な場合もありますので、事前に近くの病院にお問い合わせください。

 

ご自身の抱える困りごとの理解が進むことで、適切な対策が見つかります。少しでも問題が軽減されていくことをお祈りしていますね。

成田恵

成田恵

臨床心理士

心理相談室QueSera(ケセラ)代表

成田さんのインタビュー記事はこちら

心理相談室QueSera(ケセラ)代表

成田さんのインタビュー記事はこちら

LINEバナー
シェア
ツイート
はてブ
お気に入り
共感
1

関連記事