辛い、苦しいと考えながら生きるのはもう嫌です(40代・女性)

2016.12.23公開
池上枝里子

回答者
池上枝里子
正看護師 上級プロフェッショナル心理カウンセラー

 
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ご質問

辛い、苦しいと考えながら生きるのはもう嫌です。思っていること、考えていることをいざとなったら、うまく表現できないですが、聞いてくださいね。

 

私は祖父母と両親と兄と暮らしていました。祖父母は厳しい人達でした。祖父母たちの孫への評価は学校の成績でした。

 

一番、出来の悪い私は、一緒に暮らしていたにもかかわらず、お年玉もお正月が終わってからもらったり、無視されたり、親戚が集まるところで、アホな所を笑いものにされていました。両親は黙ってそれを見ていました。

 

母親は悔しさもあるのでしょうが、私と2人になると「あんたが悪いから、そういう事を言われるんやから、勉強はできない、容姿も悪いし、あんたはあかんとこばっかりで生まれた。」と言われてきました。

 

子どもの頃にも死にたいと思う事はありましたが、勇気もなく大人しく目立たず大人の顔色をみながら生きてきたように思います。

 

現在、祖父母は亡くなっていますが、私の息子も決して勉強ができるとはいえないので、頭の悪い所や容姿の悪いところは、あんたに似たんやなと言われ、自分でも気にしている所なのでホントに傷つきます。

 

考えがまとまってないですが、祖父母に言われてる時は、かばって欲しかったし、孫である息子には優しい祖母であって欲しいと思ってます。

 

私が子供の頃、友達はみんなおじいちゃん、おばあちゃんの所に行くのに楽しみにしているのが羨ましかった。私だけでなく、息子の事も言われることで、改めて私のことを認めてもらってないのだと感じました。

 

人の価値は学歴と容姿なのか。。。と考えます。それを持たない私は、人となりを大切に生きたいと考えてきましたが、心の底ではやっぱり勉強ができて容姿が良い事に越した事はないと思う気持ちもあるのです。

 

でも、それを認めると私というのは、生きる価値がないのではないかと思えてきます。

 

複雑な環境で、父と母が苦労してきたのもわかります。苦労もわかるけど、私のことも認めて欲しい。愛して欲しい。そして、私自身が息子の事を私に似てきた息子をどこか愛せない気持ちがあるように思えるのです。

 

何て言えばいいのでしょうか、自分でも苦しい辛いばかりでどうなりたいかなんて、具体的に考えたことないので。

 

辛い苦しいと考えながら生きるのはもう嫌だという気持ちです。

前回の相談はこちら

回答

ご返信を、ありがとうございます。

 

「うまく表現できない」と思われつつも、丁寧に詳細に表現され、状況とその時の気持ちがとても伝わってきました。

 

今、表現されてみて、どんな気持ちでしょうか?表現された中で、もしくは表現していないことでも、どんなことに最も気持ちが残っていますか?

 

幼少期から、受け入れてもらえなかった悲しさが伝わってきて、どれだけの孤独を感じられていたのか。ご両親には助けてほしかったですね。それがかなわなかったからこそ、息子さんには、やさしい祖母でいて欲しいですよね。

 

子供の頃のご自分は、ご両親にどうしてもらいたかったですか?子供の頃の自分が言えなかったことを、大人になった今、代わりにぜひ、言ってあげてみてください。

 

大人のあなたは、人となりを大切にして生きてこられました。とても大切で素敵なことです。だからこそ、強い理性もあり、ご両親の苦労もわかってしまうため、表現することに躊躇があるのかもしれません。

 

感じなくていいはずのご両親の苦労も感じてしまい、けなげに歯を食いしばって耐えている子供の頃のあなたが目に浮かんできます。その頃のご自分を、どうぞ、大人の事情に関係なく、慈しんであげてください。

 

子供の頃のあなたに、なんと声をかけてあげたいでしょうか?ご自身で感じてあげて、子供の頃のあなたの味方になってあげてください。

 

そして、子供の頃に感じていいはずの、ご両親への思いを、思いっきり表現してみてください。例え、ご両親に対してであっても、どんな気持ちを持っていてもいいのです。
その気持ちのままに、行動を取ってしまわなければ、問題はないのです。気持ちと行動は別のもの。あなたの感情は自由です。でも、理性的に行動ができるあなたがいるから、大丈夫です。

 

大人になったあなたから、子供の頃のあなたにメッセージを贈ってみる。ぜひそうやって、辛くて苦しい思いと向き合ってみてください。

 

すると、その苦しさと辛さは少しずつ和らぐものと信じております。少しずつ、できるところからで構いません。
「できない、したくない」と思うことに無理して向かい合う必要もありません。

 

向かい合う内容も、あなたの合うものからで、タイミングもあるものだと思います。

 

あなたの苦しさや辛さは、残念ながら代わってあげることはできませんが、あなたの辛さ、苦しさが和らぐことを応援できればと思います。

池上枝里子

池上枝里子

正看護師 上級プロフェッショナル心理カウンセラー

スマイル・ココロオフィス 代表

池上さんのインタビュー記事はこちら

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