強い自殺願望があります。両腕にリスカしてしまい、見た目はかなり悲惨です(30代・女性)

佐藤文昭

回答者
佐藤文昭
臨床心理士

 
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ご質問

中学の頃から消えたい願望が出始め、はっきり自殺願望になったのは高3でした、それ以来、かなり強い自殺願望と過ごしています。

 

自殺も何度もやりましたが未遂に終わってしまってます。大学の頃から自傷が始まって、初めは目立たないとこにしていたのですが、大学4年の春に死のうと決めてから両腕に好き勝手リスカしてしまい、見た目はかなり悲惨です。

 

今日、友人にアイデンティティーが確立してないと言われました。アイデンティティーを確立するのには、何が必要ですか。自殺願望や自傷衝動があってももてるものでしょうか?

回答

初めまして。ご質問いただき、ありがとうございます。

 

まず、中学生の頃から漠然とした自殺願望を抱きながら、また、実際に未遂や自傷を繰り返しながらも、現在まで何とか生き抜いてこられたあなたに頭が下がる想いがします。きっと、両腕には自傷行為の跡が生々しく残っていることでしょう。

 

さて、ご質問にもありました「アイデンティティの確立」についてですが、簡単に説明するとすれば、「自分という輪郭」がある程度わかっている状態を意味します。

 

「自分がどんな人間なのか」ということをどれくらい知っているか、ということでもあります。反対に、アイデンティティが確立されていないと、「自分」が誰だかわからなくなってしまいます。

 

常に周囲の評価に左右され、その都度気持ちもコロコロと変わってしまいます。周囲からはまるで別人のように振る舞っているかのようにみえてしまい、誤解されてしまうこともあります。

 

また、「自分」という存在を確認するために、あなたのように自傷行為や未遂を繰り返す方もいます。

 

この「アイデンティティを確立する」という作業は、すぐにできるものではないということを覚えておいて下さい。

 

通常、心理療法や心理カウンセリングなどを通して、安心できる関係の中で、自分自身が歩んできた過去から現在に至るまでのストーリーを、じっくりと振り返る作業の中から見出していきます。

 

自分自身についての良し悪しを肯定も否定もせず、そのまま受け止めていくことで少しずつ見えてくるものでもあります。もちろんこの作業は、自殺願望や自傷衝動があったとしても、専門家が一緒であれば取り組んでいくことは可能です。

 

その他、日常生活で取り組めることを挙げるとすれば、「自分の好きなこと」や「やっていて素直に楽しいと思えること」を積極的に取り入れてみることです。

 

周囲や他人の評価とは関係なく、あなた自身が楽でいられる時間を確保してみて下さい。あなたの自殺願望が少しでも和らいでくることを願っています。

佐藤文昭

佐藤文昭

臨床心理士

おやこ心理相談室 室長

詳しい情報・お問合せはこちら

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