うつ病が理解されない…義理家族との関係が悩みです(30代・女性)

2017.04.27公開
加藤たかこ

回答者
加藤たかこ
臨床心理士

 
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ご質問

うつ病のことを義理家族にだけはどうしても理解してもらえません。

 

周囲の人への理解を深めようと、自分なりに夫と協力をして時間をかけてやってきたのですが、医者の診断書を見せても、義理家族はうつ病のことを理解してもらえません。

 

「2年も経ってもまだ治らないのか」「縁を切る」

 

などと言われてしまっており、何をお願いしてもヒステリーをおこしてしまって聞く耳を持ってもらえず、私には解決策がありません。

 

うつを早く治したい気持ちはあるのですが、義理家族の為に早く治そうと思うほど、症状が重くなってしまってるのが現状です。

 

先日、義理家族は私の父に電話で、私と夫を連れて3人で会いに来るように命令したそうです。父は私の症状を理解してもらっているので断ってくれることになりました。

 

私が無理をしてでも、治さない限り、子ども達の大切な祖父母に愛されないことになるので本当にツライです。

 

子どもの教育のため、綺麗な花が咲いていたら「綺麗だね」と言葉で伝えますが、心から言っているのではなく、義務感から伝えてしまっている気はします。

 

心療内科への通院については、ふたりめの妊娠を期に止めてしまっております。

 

病院が遠方で、つわりもあり難しくなったこと、症状も落ち着いていたこと、金銭面でも厳しくなった為です。

 

ですが、うつの診断結果を元に、自分で様々な書籍を読んだり、自分なりに勉強しております。

 

やはり、通院を再開したほうがよろしいでしょうか。

 

▼前回の相談はこちら▼

回答

再度投稿頂き、ありがとうございます。

 

義理家族とのことについても教えて下さり、ありがとうございました。

 

お子様や義理家族の為にも回復したいと思っているのに、なかなか思うように快方に向かわず、一方で、義理家族に対しても、出来る限りのことをしたのに、理解頂けない中、これからどうしていったら良いのか、今後の明るい見通しが持てない状況でいらっしゃるのではないかと思います。

 

しかしながら、義理家族が投稿者様に辛く当たるという、その行動の根底にも、同様の見通しの持てない「不安」があるのではないかと思います。

 

さて、投稿者様は、諸事情により現在は通院をされていらっしゃらないとのことでしたね。

 

うつ病の治療の基本は、休息と投薬がベースになります。

 

うつ病治療に関する本でご覧になられたこともあるのではないでしょうか?

 

ご自身なりに色々と本などを読んで勉強されているとのことですが、正直に言えば、その努力だけでは回復に限界があると言わざるを得ないと思います。

 

出来るのであれば、通院を再開して頂くことが回復に向けての一歩に繫がるように思われます。

 

と申しますのも、投稿者様は下のお子様を妊娠された頃に、症状が落ち着いてきたことを理由の1つとして、通院をやめられていらっしゃいます。

 

通院しながらの療養が効果を奏していた証拠の1つに考えられるように思うのですが、如何でしょうか?

 

うつ症状は再発する事もありますし、毎回同じ期間で回復するとは言えないのですが、少なくとも、ある程度の期間の通院を続けた末に、多少なりとも症状が落ち着いたというのは、投稿者様にとっても義理家族にとっても、1つの見通しを示す材料になるように思われます。

 

義理家族の方にとっても、

 

「いつまで続くかわからないのに、義理の娘を息子たちが支え続けている」というよりは、

 

「あくまでも2年前のうつ症状の時のことではあるが、このくらいの期間をかけて症状が落ち着いてきた。今回も同じくらいの期間は少なくともかかるかもしれないが、ひとまずその期間までかかる事を覚悟して、家族に支えて貰いつつ回復を目指している」

 

と、仮の見通しでも伝えられることで、理解を得られるところもあるかもしれません。

 

ところで、投稿者様は通院を中止した理由の1つに金銭面で厳しくなったことも挙げられていますが、前回の通院時には自立支援医療制度を使われたでしょうか?

 

自立支援医療制度は心の病を治療する方を対象として、医療費の自己負担を軽減する制度です。通常であれば窓口で3割の医療費負担のところ、医療負担を1割に下げる事で負担軽減を図るものです。

 

厚生労働省のサイトも参考になさってください。

 

もし、前の時も利用されているのであれば、今回も申請されることをおすすめします。

 

その他、ご主人やご実家のご協力で、現在何とか日常を回している状況でいらっしゃるかと思います。

 

お仕事をしていない専業主婦家庭であっても、母親の健康状態などを理由に、優先的に保育園利用を受理されるケースもありますので、利用を検討するのも一案かと思います。

 

以上、今回私がお伝えしたことは、もしかしたら的外れかもしれません。

 

けれども義理家族への対応も含め、回復に向けてできることは、まだ残されていると思います。

 

いつの日か心の底から「あのお花きれいね」と言える日が来るよう、どうぞ希望を持つことを忘れないで頂ければと思います。

 

応援しています。

加藤たかこ

加藤たかこ

臨床心理士

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