自分は人間として大切な何かが欠けているような感覚です(50代・男性)

2017.06.25公開 2017.06.28更新
川瀬まり

回答者
川瀬まり
臨床心理士

 
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ご質問

アドバイスいただいてから、「見えてきた感情はただ受け止めるだけ、けっして良い・悪いなど評価をしない」を続け、自分の感情を色に例え客観視を続けてきました。

 

色に例えると、灰色とかドス黒い赤のような暗い色が多く、なかなか温かな色が思い浮かびません。

 

ただ、少しづつですが気持ちが楽になってきたように思いますので、もう少し続けてみようと思います。

 

感情の割合というとおかしな言い方かもしれませんが、苛立ち、悲しみ、虚無感が多いように思いました。

 

また、新たに感じた事ですが、職場の中で「自分は浮いている」と思っていることが改めてわかりました。

 

特に、いじめを受けている訳でもなく、パワハラや無理な残業を強いられている訳でもないのですが、「人間の質が違う」という感覚を強く持っているように思いました。

 

ものすごく単純な例えになってしまいますが、彼らは精神的に安定したバランスのとれた健全な人間で、自分は人間として大切な何かが欠けている不健全な人間のような感覚です。

 

仕事の話は普通にしますし、世間話や冗談も言ったりもします。

 

ただ、根本的に何かが違うと思い、時には無理に合わせようともするのですが、それがストレスやコンプレックスになっているのではと思いました。

 

そんな時は、一人でいる方が自分の性に合っていると本当に思いますが、それがまた寂しくもありという状況です。

 

またアドバイスをいただけないでしょうか。

 

▼前回の相談はこちら▼

回答

少しづつ気持ちが楽になってきたように思う、と聞いて嬉しく思います。

 

色に例える、いいですね。自分が感じていることを知るためなので、温かい色を思い浮かべる必要もありません。

 

でも、もし違う色を見てみたくなったら、いつもと違うこと、気持ち良さそうなことしてみるのも一つです。

 

例えば気持ちよく眠れた朝、起きがけにお布団の中で伸びをしてみるとか。

 

感情については、今は癇癪よりも苛立ち・悲しみ・虚無感が多いのですね。これもとても良い発見です。

 

決して心地いいものではないですが、ただ癇癪を起こしていた時よりも、落ち着けているのではありませんか?

 

自分を知るということは、それだけ大事なことなのです。でもまだ苦しさがありますよね。

 

なぜ、「人間の質が違う」という感覚を持つのか、

なぜ、自分に大切な何かが欠けていると思うのか、

本当に欠けているのか、

欠けているとしたら何なのか…

 

それがわからないことも、あなたが苦しい原因の一つだと思います。

 

自分で納得ができたら、「では自分はどうするのが良いのか」という具体的なことに自然と考えを向けることができると思います。

 

また、「自分だけなぜか違う、そして、そのことすら誰にも気づいてもらえない」という気持ちで生活するのは、とても孤独だと思います。

 

私の書いた文を読んで、ここまで自分を内省することのできるあなたは、とても聡明な方だと推測します。

 

が、ここからの作業は、お一人では難しいように思います。専門家と一緒に進めてくのがいいでしょう。個人カウンセリングをお勧めします。

 

誰を選んでいいかわからない場合は、とりあえず臨床心理士の資格を持った人であれば、大学院で専門の教育を受け、試験に合格した人たちですので、安心だと思います。詳しくはこちらをご覧ください。

 

世間ではまだ、カウンセリングは心を病んだ人が受けるもの、というイメージがあるのでしょうか?全くそんなことはありません。

 

自分が受けたいと思った時に受ければいいのです。もっと毎日に充実感を感じたい、もっと自分を知りたい、頭を整理してスッキリしたい、なんでも。

 

臨床心理士たち も、「スーパービジョン」と言って、通常、自分自身もカウンセリングを受けています。

 

最後にカウンセリングについての アドバイスです。

 

人間同士のことなので相性があります。カウンセリングを始めて合わないなと思ったら、 専門家を変えても問題はありません。

 

信頼できる専門家と作業を進めていけば、あなたなら納得の行く答えを見つけられると思います。

川瀬まり

川瀬まり

臨床心理士

臨床心理士(psychologist)性セラピスト(sexologist)

川瀬さんのホームページはこちら

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