生きる意味がわからず、自然と絶望し、人を妬んでしまいます(20代・女性)

2017.07.03公開
加藤たかこ

回答者
加藤たかこ
臨床心理士

 
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ご質問

生きる意味ってなんなんでしょうか?幸せってなんなんでしょうか?

 

震災などで苦しんでいる人や、悪くないのに突然殺されてしまった人などいる世の中で、平凡に暮らしてる私がこんなこと言ってはいけないのは重々承知の上で相談します。

 

最近頻繁に「生きてる意味ってなんなんだろう」って考えてしまいます。

 

ここ最近、何も上手くいかないことが半年以上続いています。

 

就活のことだったり、失恋してしまったり、部活動のことだったり、私的なことではありますが、なにも上手くいかず、楽しいことがなく虚無感がすごいです。

 

単に、私の心が弱く、私がだめなだけなのだと思うんですが、明るく生きようと思ってみても、すぐに未来に希望がないように考えてしまい、ネガティヴになってしまいます。

 

ネガティヴになりすぎて、私に関わる全ての人の私に関する記憶がなくなることによって、誰にも迷惑や悲しみ(特に家族)がないのなら、今すぐ死んで消えたいともよく思ってしまいます。

 

また、私以外の人がみな幸せに見えてしまい、道行く人を妬んでしまいます。声には絶対出しませんが、心の中で凄いことを考えてしまいます。

 

またそれと同時に、今自分は幸せではないと感じていて、この先も幸せになれないのではないかと、わからない未来に絶望してます。

 

すこし前まではこんなこと思わなかったし、考えなかったです。

 

いま、考えないようにしても、生きる意味がわからず、自然と絶望し、人を妬んでしまう自分がすごく嫌いで、どうにかしたいです。

 

生きる意味を見出すことが出来るでしょうか?

 

こんなネガティヴな自分を変えることって出来るのでしょうか?

 

毎日ため息と虚無感と絶望感がずっと続いてつらいです。

 

わかりにくい内容だと思いますが、回答よろしくお願いします。

回答

投稿頂きありがとうございます。

 

確かに世の中には震災や事故で突然亡くなってしまう方や、病気等で苦しんでいる方がいっぱいいます。

 

産まれて数時間で亡くなってしまう赤ちゃんなどのことを考えると、

 

「この赤ちゃんは何のために産まれてきたのだろうか?」

「そもそも、生きる事に意味なんてあるの?」

 

と考えてしまいますよね。

 

赤ちゃんでなくても、寝たきりで食べる事も下の世話も、全て他人にお願いしなければいけない高齢者の方もいます。

 

「そのような状態で生き続けることに何の意味があるのだろう?」

「なぜ病気になってすぐにストンと死ぬのではなく、じわりじわりと死に向かって弱っていく時間があるのだろう?」

 

そのように考えていくと、「なぜ人間は生きるのか?」「人間とは何か?」という根源的な問いにぶつかり、考えることは尽きません。

 

投稿者様は、ここ半年以上の間、上手くいかないことが続いていらっしゃるとのこと。

 

上手くいかない日が続くと気分が落ち込むのは当然ですし、周りの人を妬ましく思ってしまうのも、人間なら自然なことだと思います。

 

ただ、今申し上げられることがあるとすれば、今投稿者様にとって行うべくは1つだけ、しんどいかもしれないけど「耐える」ということなのだと思います。

 

苦難に耐える事は、自分の人間性を深めてくれます。

 

私が好きな言葉に、故人で臨床心理士の河合隼雄先生のこんな一節があります。

 

***

「のぞみはりません」と面と言われ、私は絶句した。

 

ところがその人が言った。

 

「のぞみはありませんが光はあります」

 

なんとすばらしい言葉だと私は感激した。

 

このように言ってくださったのは、もちろん、新幹線の切符売り場の駅員さんである。

***

 

今、投稿者様はいろんなことが上手くいかなくて、もしかしたら気持ちの上で自暴自棄になっていらっしゃるところがあるかもしれません。

 

また、私が今回ご紹介した一節をお読みになられても、「自分には望みも光も照らしていない」と感じられているかもしれません。

 

ですが、病人に病人の役割があるように、産まれて数時間で亡くなってしまう赤ちゃんにも、役割があると思います。

 

産まれて数時間で亡くなってしまう赤ちゃんも、寝たきりの高齢者の方も、全く無力なのではありません

 

高齢者の方は、お世話をして貰っているだけのように傍から見ると見えますが、お世話をしている側も高齢者の笑顔だったり感謝の言葉だったりから、エネルギーを貰っています。

 

命にかかわる大病を患っている人が懸命に生きる姿は、多くの人に感動を与えるでしょう。

 

同様に、辛い状況であっても、笑顔を忘れずに投稿者様が生きる姿は、誰かにとっての光となって照らしているのです。

 

また、投稿者様は「未来に希望が無いように感じてネガティブになってしまう」と記載されていらっしゃいます。

 

そう思われるのは、投稿者様がご自身の人生に期待されていらっしゃるからなのではないでしょうか?

 

もしも、その逆で、人生が投稿者様に期待しているとしたら、辛い状況にある中で、投稿者様がどう振舞うと、人生の期待に沿えることができると思いますか?

 

ある著名人は、「辛い状況で愚痴不満を言うのは、結局それは環境の奴隷になるのと一緒」と言います。

 

また別の著名人は「人生いばらの道、しかれども宴会」と言います。

 

人間生きていると辛い事も多いけど、自分が希望すれば今からでも宴会をすることもできる。「積極的に楽しみを見つけなさい」という意味だそうです。

 

しんどいかもしれませんが、少しずつで良いので、笑顔になれる時間を作ってみてはいかがでしょうか?

 

そうしているうちに、ご自身の上にも照らされていた光に気が付ける日が、くるかもしれません。

 

応援しています。

加藤たかこ

加藤たかこ

臨床心理士

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