うつ病の夫への接し方…「死んでしまえれば」と思っています(40代・女性)

2017.08.07公開
梶原成子

回答者
梶原成子
臨床心理士

 
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ご質問

うつ病の夫にどう接していいかわかりません。私よりも客観的には恵まれている状況にあるのに、「うつっぽい」と言って配慮を求められるのがつらいです。

 

「死んでしまえれば楽になるのに」、と日々思っています。

 

ともに同業者で、大学教員です。付き合って約10年、結婚して約10年が経ちます。子どもはいません。

 

夫がうつ病なのは付き合う時から知っていました。当時は今よりもひどく、働ける状況ではなかったため、博士課程を私が先に出て、博士号を取る前に非常勤で働き始めました。

 

多いときは一年に360日ほど働いており、電車の中で立ったまま寝るというのもよくありました。

 

現在、夫のうつ病もよくなってきていたのですが、在籍している大学の信頼していた先生からアカハラに該当する発言をされて以来、うつ病が悪化しています。

 

仕事には行っていますが、毎日のように「体が重い」「やろうとは思っているけどやる気が出ない」「自分はダメな人間だ」と訴えてきます。そのたびに励ましたり、慰めたりしなければなりません。

 

本人曰く「精神的なエネルギーがたりない」とのことで、それを補給するために、休日は友人宅に遊びに行ったり、ゲームをしたりしています。

 

また、年齢的なこともあり、今後のことについてかなり焦っています。そんな状況なので、眠れず、食べれない日が続き、私も心療内科へ通院中です。

 

今の状況に困っています。どうすればいいでしょうか?

回答

こんにちは、臨床心理士の梶原です。ご相談ありがとうございます。

 

自分のことだけでも精一杯なのに、その上に夫のサポートもしなければいけないなんて、「死んでしまえば楽になるのに」と思うのも、無理からぬことだなと思いました。

 

今までも、そして今のこの時をどうやって倒れずにやり抜いているのか驚くばかりです。本当に並大抵のことではないと思います。

 

しかし、このままでは本当に倒れてしまいませんか?

いつまでなら、このままやって行けそうですか?

 

夫婦は協働関係です。どちらか一方が相手を支えるだけではやっていけません。

 

まずはあなた自身が少し楽になる必要があるかと思います。

 

どのようなことがあれば、少しは楽になれると思いますか?

 

例えば、夫から物理的に離れ、自分のための時間を増やしたとしたら、それは助けになるでしょうか?

 

どれほど回復できているのかはわかりませんが、夫は自分で「精神的エネルギー」をためるために行動することもできているわけですよね。

 

医療機関にもかかっておられますよね。

 

ですから、夫の支えはそちらにもう少しお任せして、あなたは夫と接する時間を減らし、代わりに自分のための時間を取るといいのではないでしょうか。

 

週に1〜2回は、部屋にこもる、職場に遅くまで残る、時にはホテルに泊まるといったふうに。

 

そして、論文作成を進めたり、ゆっくり眠る時間を取ったり、気分転換をしたりと、自分のためだけの時間を持ってみてください。

 

あなたが少しずつでも楽になり、食べて、眠れるようになることを願います。

 

よろしければまたメールをくださいね。

梶原成子

梶原成子

臨床心理士

カウンセリングオフィスSola 代表
詳しい情報・お問合せはこちら

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