自分の気持ちがわからないです。昔から感情を抑圧する癖があります(20代・女性)

2016.07.04公開 2016.11.25更新
佐藤文昭

回答者
佐藤文昭
臨床心理士

 
シェア
ツイート
はてブ
お気に入り
共感
0
ご質問

今の自分の気持ちがわかりません。どうしたら自分の感情がわかりますか?親が幼少より共働きで、なおかつ弟の面倒を見ることが多かったためか、昔から感情を抑圧する癖があります。

 

回答

ご質問、ありがとうございます。

ご両親の共働きと弟さんの面倒と、親の代役として、本当によくやってこられましたね。

 

自分のことよりも家族や弟のことを想い、色々なことを犠牲にされてきたのかもしれません。

その代表格が、もしかするとあなたの「感情」なのかもしれませんね。

 

抑圧するクセは、おそらくあなたがその家庭で生き抜くために身に付けた一つの方法なのでしょう。

 

さて、「どうしたら自分の感情がわかるのか」というご質問ですが、常に私たちの心の中には、何かしらの「感情」が自然と湧いています。

 

しかも一つではなく、同時にいくつもの感情です。

私たちの体の中に自然に湧いてくるものというと、例えばゲップや屁がありますね。

 

こんなものが湧くことにいちいち責任を取らされていては、生きていけませんから多くの人は、他人に迷惑をかけない範囲で適当に処理しています。

 

感情もこれと同じです。

感情を何とか抑え込もうとすることは、ゲップや屁を無理やり我慢して出さないようにすることと同じなのです。

 

自然に湧いて出てくるものを無理やり我慢すれば、体に悪影響が出ることは容易に想像がつくでしょう。

感情も無理やり抑え込もうとすると、必ずどこかで悪影響が出てきます。

 

「感情鈍麻」といって感情がなくなってしまうような状態もそれにあたります。

あるいは、恨みつらみは、怒りを無理やり我慢した結果に出てくる感情の一つでもあります。

 

感情はやってきて、しばらくすると去っていくという原則があります。

去っていくものですから、「そのまま」にしておいてください。

 

あなたの場合は、「怒り」を一つのテーマにしてみるといいでしょう。

自分自身で「怒り」を感じられるようになってきたら大進歩です。

 

怒りがわいてきたら、すぐに消そうとしないで、何に怒っているのか少し考えてみましょう。

 

もし怒りを感じることが難しいようであれば、手始めに、「○○したい」という気持ちを意識して、行動にうつしてみましょう。

 

例えば、外食時のメニュー決めなど、出来る限り、自分の食べたいものを正直に選んでみたり、買物なども自分の買いたいものを素直に購入するように心掛けてみて下さい。

 

「○○したい」がポイントです。

そして、その時の気持ちをよく観察してみて下さい。

 

「感情」は、あなたをあなたらしくしてくれる、とても大切な要素です。

 

もし自分で取り組むことに難しさを感じるようであれば、心の専門家である臨床心理士と一緒に取り組んでみられてもいいかと思われます。

 

具体的に分かりやすくサポートしてくれると思いますよ。

あなた自身が生き生きとした感情生活を取り戻していけることを心より願っています。

佐藤文昭

佐藤文昭

臨床心理士

おやこ心理相談室 室長

詳しい情報・お問合せはこちら

おやこ心理相談室 室長

詳しい情報・お問合せはこちら

シェア
ツイート
はてブ
お気に入り
共感
0

関連記事