就職しなければと焦る…正社員を目指す上で大切なことは?

2018.01.01公開 2018.06.04更新
池上枝里子

回答者
池上枝里子
正看護師 キャリアコンサルタント

ご質問

スーパーのパートで1日のフルタイムで働くようになりました。

 

周りは御年配の女性の方々ばかりなので、友達というような人はいませんが、今のところ頑張れています。

 

ただ、やはり「就職しなければ」という思いが強くあります。

 

先生のアドバイス通り、飲み会はできるだけ断わることもできるだろうし、なるべく人と関わらない仕事を探すこともできるというのが心で分かってても、

 

「また高校の時のように孤立してしまうのでは?」と思ってしまいます…

 

パートで続けられるのは、やはり正社員ほど人間関係で悩むことはないだろう と思っているからです。

 

とりあえず、まだパートになったばかりなので、しばらくは続けたいと思うのですが、正社員ではないので、ここでの経験が、一切役に立たないように思ってしまいます…

 

周りはもう就職してるのに、自分は特に何もせず、もう20代なのでかなり不安です…

 

とりあえず、就職を目指して、もし本当に合わないような会社なら辞めればいい…

 

こんな考えで本当にいいのでしょうか?

 

▼前回のご相談はこちら▼

回答

ご投稿を拝見いたしました。

 

フルタイムのパートで働きはじめて、頑張れているのですね。

 

しかし、「就職しなければ」と思うと、焦りと不安が強まるようですね。

 

それは過去の影響だけでなく、目標とする未来と、今の経験に繋がりを見いだせないことも、ひとつの理由かもしれませんね。

 

ご相談者さんの未来は、今の経験が積み重なっていくもの。

 

だから、今の経験をしっかりと受け止めていくことは、未来に向けても大事なことになります。

 

ご相談者さんは、同年代の方と比べて、「特に何もしていない」と記されました。

 

その一方で、自らで得たチャンスを行動に移し、フルタイムで働きはじめたことは、経験を増やすことになっているのではないかと思いますが、いかがですか?

 

ぜひ、今の経験を自身で受け止めて欲しいと思います。

 

その受け止めの積み重ねが、未来に繋がるのです。

 

また、経験は「出来事と感情」で出来ています。

 

行動して、出来事を起こさなければ経験はできません。

 

そして、もうひとつ大事なことは、出来事にまつわる感情から、経験は成り立つということ。

 

感情としましたが、良し悪しといった意味付けも含まれるかもしれません。

 

投稿には、「正社員ではないので、ここでの経験が一切役に立たないように思ってしまいます…」とありますね。

 

ご相談者さんは、正社員ではないから、パートで働くことは、「一切役に立たない」と意味を付けようとしているように読み取れました。

 

どんなお気持ちから、そう思われるのでしょうか?

 

そして、ご相談者さんにとって「正社員」とは、どんな意味があるのでしょうか?

 

ぜひ、一度、考えてみてください。

 

これらは、ご相談者さんの感情や価値観が表現されてくると思います。

 

自分を知っておくと、これからの就活にも役立つかもしれません。

 

一般的に、正社員とは、職業や業種などとともに、目に見える「外的キャリア」とされるものです。

 

さらに、キャリアにはもうひとつ、目には見えない「内的キャリア」というものがあります。

 

それは、「自分にとって、働く意義や価値観」といったものであり、仕事選びの軸になるものです。

 

内的キャリアは、仕事の経験を通して、感じていくことになります。

 

だから、パートであっても、その仕事を通して、自分にとって「何のために」といった意味を見つけることで、内的キャリアを見定める一助になります。

 

また、パートの経験は、自分の得意不得意、好き嫌いを見極めるような、自分を知る経験にもなるかもしれませ。

 

さらに、職場の方々の関係から、人間関係を学ぶ経験になるかもしれません。

 

ひとつの出来事でも、ご相談者さんによって、様々な意味付けをすることができるのです。

 

だから、就職して、もし、会社を辞めることになったとしても、ご相談者さんが納得した決断であれば、次の可能性に繋がる経験になるのではないでしょうか。

 

また、正社員の方が人間関係で悩むだろうと思っていて、孤立するかもしれないとの不安が強くあるようですね。

 

誰しも、はじめての事にチャレンジをするときには、不安があるものです。

 

こうして、不安の内容を言語化し、ご自身で明確にすると和らぐ不安もありますし、どうすればいいのか、対応や行動を考えると和らぐ不安もあります。

 

また、行動をすると安心することもあります。

 

例えば、フルタイムでパートをはじめる前にも、何かしらの不安があったのではないでしょうか。

 

そして今、パートをやってみて、その不安を思い返してみると、いかがですか?

 

実際に行動を起こしてみると、不安だった事柄に対して、見方や感じ方が変わってくることもあるのです。

 

ぜひ、不安な内容は、具体的にどんどんと書き出して、できる行動をしてみてください。

 

しかし、過去に孤立した時の感情が、今したい行動を、どうしても妨げるならば、きっと、ご相談者さんの感情を癒す必要があるのかもしれません。

 

そんな時には、ぜひ、カウンセリングを受けてみてください。

 

カウンセリングは、未来に向けてチャレンジをしたい時にこそ、必要になるものです。

 

ご相談者さんの望む未来を、心から応援しています。

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