うつ病の部下への接し方…部下のSOS・NG対応・3つの心構えとは?臨床心理士が解説

2018.10.24公開 2019.05.16更新

職場の部下がうつ病を抱えている、うつ病のように見えて気にかかる…。

 

そんな難しい状況に置かれた時、戸惑いが生じるのは当然のことです。

 

その接し方や、声のかけ方に悩むことも多くあるかと思います。

 

そんな時のために、「うつ病の部下への接し方」について考えてみたいと思います。

 

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うつ病の部下が上司に出すSOSとは?

うつ病を発症する前には、「気になる兆候」が見られる場合が多いものです。

 

この兆候をいち早くつかみ、適切な対応を取ることでうつ病の発症や進行を食い止めることが出来るかもしれません。

 

遅刻や欠勤が増えた

うつの症状は、早朝から午前中にかけて特に強く出現し、夕方から夜にかけてやや軽くなっていく特徴があります。

 

これを「日内変動」と呼びます。出勤時間帯は症状が強く出る時間帯でもあり、遅刻や欠勤が増えるケースが多くみられます。

 

痩せ始めた、顔色が悪い

・急に痩せ始めた

・顔色が悪い

・食事を摂っている様子がない

といったこともよくあります。

 

うつ病によって食欲がなくなったり、何を食べてもおいしく感じられなくなってしまうためです。食事の回数が減ることもあります。

 

集中力がない、ミスが増えた

うつの症状の一つに、「寝ようとしても寝られない」「朝早くに目が覚める」といったような睡眠の不調があります。

 

ぐっすりと眠ることが出来ないので、日中にぼーっとしてしまったりうっかりミスが目立ってきたりします。

 

これとは逆に、1日中でも寝ていられるほどの「過眠」を呈する人もいます。

 

この場合も、眠気によって作業に支障をきたすことがあります。

 

口数や付き合いが減った

これまで普通にできていたことが負担となり、口数が減ったり、付き合いの場に来なくなるといった状態も見受けられます。

 

人と接するような明るい気持ちになれなかったり、付き合いそのものに多大な努力が必要となってしまったりするからです。

 

鈴木さやか

臨床心理士・公認心理師

心理系大学院修士課程を修了後、臨床心理士資格を取得。福祉分野のケースワーカーとして従事したのち、公的機関でテスター兼カウンセラーとして勤務。子どもの問題(不登校、非行、発達障害等)や労働、夫婦問題をはじめ、勤労者、主婦、学生など幅広い立場への支援を行っている。

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