人付き合いが苦手…嫌なことを気にしないためには?(20代・男性)

2018.01.05公開 2018.01.10更新
池上枝里子

回答者
池上枝里子
正看護師 キャリアコンサルタント

 
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ご質問

先生、アドバイスありがとうございます!やはり、何事も前向きに考えた方がいいかもしれません。

 

パートでも仕事は仕事だし、法律にも違反してるわけでもないし、誰かに迷惑をかけてもいません(実家暮らしなので親には迷惑をかけています…)

 

自分は他の人と比べてかなりの劣等感があります。

 

他の人を見てると「なんで自分はこんなんなんだろう?」といつも思います…

 

でも、別に追いつく必要はないかな とも思います。

 

一つだけアドバイスをもらいたいのですが、いいでしょうか?

 

嫌なことがあっても、やはり気にしないことが大事でしょうか?

 

例えば…

 

知っての通りあまり人付き合いが得意ではなく、休憩中などもあまり人と喋らないのです。

 

でも、先生のアドバイス通り、自分から一人を選ぶ と考えれば、それは自分のやりたいことなので、あまり気にしてません。

 

ただ…今日一人でお昼を食べていると、そのチーフが「凄い気配を消してるねぇ」と言われて、苦笑いしかできませんでした…

 

悪気はないとはいえ、こういうのは、ちょっと傷ついてしまいます…

 

未だに気持ちは不安定ですが、頑張ります。

 

それと、カウンセリングはいつか受けてみたいと思います。

 

先生みたいなプロのカウンセリングの方々と話せば、なにかが変わるかもしれません。

 

しかし、色々なカウンセリングの先生がいて、正直どの人にすれば良いのかわかりません。

 

カウンセリングにも、鬱病、不登校、いじめ、仕事のことなとで専門などがあるのでしょうか?

 

どういう人に見て貰えばいいでしょうか?

 

▼前回のご相談はこちら▼

回答

ご投稿拝見しました。

 

ご相談者さんが、ご自身と向き合って、様々にお考えになったことが伝わってきました。

 

とても表現力が豊かですね。

 

また、ご両親への思いや、チーフの気持ちを綴っており、周囲を思いやれる方なのだと思いました。

 

今までの投稿のやり取りから、「何事も前向きに考えていこう」と思い、劣等感も「別に(他の人に)追いつく必要はないかな」 とも思っていらっしゃるのですね。

 

そう表現されてみて、今のご自身の気持ちは、いかがですか?

 

「自分のやりたいこと」という表現からも、他人を軸にして追いつく感覚でもなく、ご自身の軸で、ご自身を認める感覚なのだろうと拝見しましたが、いかがでしょうか?

 

そしてアドバイスについてですが、前向きに考えたいと思っているときに、嫌な出来事を気にしていいのか?と、考えてしまいますよね。

 

嫌な出来事は、まるで、後ろ向きの象徴のように感じるものです。

 

しかし、前向きな時でも、嫌な出来事は起こるもの。

 

嫌な出来事があったら、ネガティブな感情にもなりますし、気になるのは当然なこと。

 

ネガティブ感情が無いことが前向きなのではなく、ネガティブ感情にどう向き合うのかが、大切なのだと思います。

 

だから、嫌な出来事もネガティブ感情も、しっかりと感じて受け止めて欲しいと思います。

 

気になるのに、無理して気にしないようにしたり、ネガティブな感情になってはいけないと、見ないふりをしたり、無かったことにすると、2つのことが心配です。

 

1つめは、

 

ネガティブ感情を「あってはいけないもの」と見ないふりをして感じないようにすると、「楽しい、うれしい」といったポジティブ感情までも感じにくくなってきます。

 

そして、ストレスを溜めやすくなります。

 

2つめは、

 

ネガティブ感情を無かったことにしても、実は、心の奥深いところに残っていて、大事な時に、ふと、その感情が湧きあがり、判断や行動を、無意識に惑わせることがあるのです。

 

あってはいけない感情などありません。

 

ポジティブ感情もネガティブ感情も、ご相談者さんにとって必要で 、大切な感情なのです。

 

ネガティブ感情は、確かに、嫌なものですよね。しかし、しょうたさんに様々なことを教えてくれるものなんです。

 

ここで、どんな風に受け止めるのか、その方法をお伝えします。

 

今回のことを例にあげると、

 

「チーフから『凄い気配を消しているね』と言われて、傷ついた」

「今だに気持ちは不安定だけど、がんばりたいと思っている」

 

といったように、「出来事と、それにまつわる感情」をセットにして、そのまま受け止めて欲しいと思います。

 

良し悪しといった評価ではなく、ただ、「そう思う自分がいる」と、そのままを受け止めるのがポイントです。

 

また、声に出してみたり、紙に書いてみたり、絵で表現してみるといいでしょう。

 

そうやって、自分の感情を表現すると、不思議なことに、ネガティブ感情は軽くなってくるものです。

 

そして、余裕があれば、「どうしてそう思うのだろう?」と考えてみて下さい。

 

ここでも、良し悪しではなく、「だからそう思ったんだ」と、そのままを受け止めるのがポイントです。

 

そう考えてみると、納得できるところも出てきて、自分を受け入れることになります。

 

また、ご自身の価値観や思考の傾向が見えてきたり、時には、ストレスがあることを教えてくれるかもしれません。

 

そうやって、自分を受容してから、今後にどうしたいのかを考えていくことをおすすめします。

 

自分を受容しないで、ただ、「こうしないといけない」となると、暗に自分を否定することになり、苦しくなりますね。

 

世界で活躍するアスリートも、試合に向けて、ネガティブ感情が湧くことがあると伺いました。

 

そのときには、ネガティブ感情をしっかりと受け止め、表現したうえで、イメージトレーニングをするそうです。

 

弱さやネガティブを知っているからこそ、強いのかもしれませんね。

 

ご相談者さんは、そのうちに、カウンセリングを受けてみたい、なにかが変わるかもしれないとお考えですね。

 

おっしゃる通りに、カウンセラーにも専門があります。

 

それを知るには、HPなどで、カウンセラーの持っている資格や専門、また、どんなスタンスでカウンセリングをしているのかなどをよく読んで、選べるといいと思います。

 

ご相談者さんが話したいことのキーワードを挙げられるなら、それをもとに探してもいいでしょう。

 

ただ、資格の種類や専門の分野だけでは、適しているのかどうかは分かりかねるところもあります。

 

ブログなどもご覧になって、ご相談者さんが気に入った人柄であることも、大切なポイントかと思います。

 

カウンセリングでは、どうしても、心の傷を話すことになるため、心から信頼できるカウンセラーであることが大切です。

 

そうして選んで、カウンセリングが開始されたとしても、もし、違和感や気になることなどがあったら、ぜひ、カウンセラーに伝えてみて下さい。

 

心から安心できてから、ご相談者さんの心を話すことができたらと思います。

 

変わりたいと思ったときに、カウンセリングをきっかけに、変わることができた人をみてきました。

 

これから、様々に経験されることを糧にしていかれることを応援しています。

池上枝里子

池上枝里子

正看護師 キャリアコンサルタント

スマイル・ココロオフィス 代表

池上さんのインタビュー記事はこちら

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