消えてしまいたい一方で、存在価値を認めてほしいです(20代・女性)

佐藤文昭

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佐藤文昭
臨床心理士

 
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ご質問

「生きたい」と最近は思わなくなったかもしれません。でも激しく「死にたい」とも思わなくなりました。

 

消えてしまいたい、とは思いますが、愛されたい、存在価値を認めて貰いたいと漠然と思っています。

 

私にはそんな都合のいいこと高望みなのは分かっていますが、そのせいで死にきれないでいます。そんな自分が歯がゆいです。

 

いつもベース(心の根っこ)では、生きるのが辛い、苦しい、消えてなくなりたいという気持ちがあります。

 

でも、それを周りに悟られないように自分の殻を作って、表面上、明るく普通の人の様に振る舞って生活しています。

 

でもその殻はとても薄っぺらいので、ちょっとしたことですぐ割れて、剥き出しになって周りの人に迷惑をかけてしまいます。

 

たまに今の自分は表面上の自分なのか、根っこの自分なのか分からなくなる時もあります。

 

あまりに長い時間殻を作り続けて来たからです。

 

どれが本当の「ありのまま」の自分なのか、分からないですし、考える気力もありません。

 

ただ毎晩、このままずっと永遠に眠っていつか存在自体なかった事になったらいいのにと思いながら過ごしています。

 

▼前回のご相談はこちら▼

回答

再度、ご質問いただき、ありがとうございます。

 

心の深いところでは、きっと「愛されたい。自分の存在価値を認めてもらいたい」と強く願う気持ちがあるのかもしれませんね。

 

ちょっと難しい言葉で言うと「承認欲求」と呼ばれるものです。

 

これは私たちが生涯を通して追い求めていくものですが、特に親子関係において親から適度な承認をもらった経験が乏しい場合、大人になってからも周囲に承認を追い求めていくことになります。

 

しかし、多くの場合、いつも承認欲求が満たされるわけではないので、不満や苛立ち、漠然とした孤独感や不安感を抱くことになり、時に生きていること自体が苦しく感じるようになってくるのです。

 

もしかすると、心の根っこに存在している空虚感や苦しさは、そういったことからきている気持ちなのかもしれませんね。

 

そんな中、「ありのまま」の自分が分からなくなってしまうのも無理もないのかもしれません。

 

ご自身なりに見つけた方法が、自分の殻を作って、表面上は明るく、ごく普通に振舞うことだったのかもしれませんね。

 

しかし、あなたが書かれていたように、長時間、自分の殻をかぶり続けていくと、どうしてもどちらが本当の自分なのかが分からなくなってしまうことがあります。

 

この「殻をかぶる自分」と「本当の自分」との間にギャップが開きすぎてしまうと、その隙間に色々な「心の問題」が生じてきます。

 

社会でやっていくためには、ある程度殻をかぶる自分は必要ですが、そればかりだと自分が誰だかわからなくなってしまいます。

 

少しずつで構いませんので「根っ子の自分」を再発見していけるようになってくるといいですね。

 

あなたが今感じているであろう「ありのままの想い」を、私宛に書き綴ってみて下さい。

 

それが根っ子の自分と向き合う作業になってきます。

佐藤文昭

佐藤文昭

臨床心理士

おやこ心理相談室 室長

詳しい情報・お問合せはこちら

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