嫌いな人の対処!職場や飲み会での苦痛の解消策は?臨床心理士が解説

2019.01.06公開 2019.05.16更新

忘年会や新年会、歓送迎会といった会は、仕事から離れた個人的な会話もできるため、普段職場では話しづらい人とも仲良くなれる良いチャンスです。

 

少しお酒も飲めば緊張も緩まり、これまで苦手だと思っていた人との意外な共通点を見つけて意気投合できるかもしれません。

 

でも、「嫌いな人」がいる場合、その飲み会に行くのは苦痛で仕方ないですよね。

 

この苦境をどのようにして切り抜けていくか、考えてみましょう。

 

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嫌いな人がいることはダメ?

大概の人たちは、「好き嫌いはしちゃいけない」「みんなに優しく、喧嘩はしてはいけません」というような育て方をされています。

 

そのため、嫌いな人がいる場合、

「嫌いだなんて思ってはいけない」

「人を嫌いだと思う自分はダメだ」

というように自分自身を責めてしまいがちです。

 

しかしながら、この嫌悪感は実は人間にとって重要な感覚なのです。

 

なぜなら、人間は「嫌だ」という感じることで危険から身を守っているからです。

 

もし嫌悪感がなければ、自分の心や体を傷つける人を選別することができず、不必要に接近してしまい、悪影響を被ることになります。

 

実際に、「嫌いな人がわからない」という悩みをもっている人もいらっしゃいます。

 

その原因として、両親からの心理的虐待や友達からのいじめが考えられます。

 

なぜなら、絶対的に自分を守ってくれる相手、心から信頼している相手から「嫌なこと」をされて生きてきたため、

嫌なことをする人=嫌いな人

という本能的感情が成立しづらくなってしまっているのです。

 

そのため、本当は近づくべきではない危険な人(嫌な人)に近づいてしまい、人間関係の悩みを抱えがちになります。

 

つまり、嫌いな人がいることは、人生をうまくいきていくために適応的であると言えます。

 

広瀬絵美

臨床心理士

心理学の大学を卒業後、広告会社にて勤務。退職後、心理系大学院修士課程を修了し臨床心理士資格を取得。精神科病院にて従業員のメンタルヘルスケア業務に従事する。また、国立研究所にて職場組織や妊婦さんのメンタルヘルスに関する研究にも携わっている。理想的な「ワークライフバランス」を目指し、研究と実践の両面から支援を行っている。一児の母。

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