過去の父からの性的虐待で今も心が動揺する…どうしたら?

村松真実

回答者
村松真実
看護師 心理相談員

ご質問

複雑性PTSDの症状で、記念日反応の不安で心が押し潰されそうです。それは2/14バレンタインデーです。

 

未だ飲み続ける、アル中おやぢから今までずっと性的虐待を受け続けてきました。3年前の2/14が最後に暴行された日です

 

今はおやぢの全く知らない土地にひっそりと安全に暮らしてはいますが、心が動揺します。

 

以前の2/14は自分の左腕をざっくり切り付け、何とか仕事に行きました。今年はどうなるのやら?

 

またおかしくなるのが怖いです。

 

この得体の知れぬ不安と恐れから抜け出したいです。

 

何かヒントを下さいm(_ _)m

 

アルコール薬物自傷行為依存症者です

 

自助会には毎日出席してはいますが…

 

その日その時、自分がどうなってしまうのかが怖くて、夜もまともに眠れないです

 

どうか何か助けを下さいm(_ _)m

回答

初めまして。ご相談内容、拝読させて頂きました。

 

とても辛い体験をされてきたのですね。

 

女性としての尊厳を傷つけられることは、忘れがたい屈辱だと思います。

 

逃れることができなかった恐怖感は、あなたを縛り付け、自分を傷つけるという行動をとらせるほど、あなたを苦しめ続けているのですね。

 

けれど、あなたは「アル中おやぢ」から抜け出すことができました。

 

そして、「アル中おやぢ」のいない場所で、仕事をしながら暮らしています。

 

更に、自分を変えるために、自助会に毎日出席する頑張り屋さんでもあります。

 

つまり、あなたの生きる世界は、3年前とは確実に違っています。

 

その変化を選び取ったのは、あなた自身であることを心に刻んで欲しいと思います。

 

辛い過去の体験が、不意に脳裏に浮かぶことを止めることは難しいと思います。

 

それだけ、辛く衝撃的な体験だったとも言えます。

 

けれど、その記憶を「今は、自由になった」「あれは過去の産物」と自分の脳に言い聞かせることはできます。

 

忘れよう、思い出さないでいたい…と考えれば考えるほど、脳はその情報が「大切なもの」として認識されてしまう傾向があります。

 

ですが、不意に思い起こされた画像や記憶を「流してしまう」ことで、徐々に感情の高ぶりや動揺から解放されていくようになります。

 

辛かった現実から、あなたは確実に抜け出し今を生きています。

 

あなたは、悪夢から自分で抜け出したのです。

 

過去の記憶は、未来にはありません。

 

「大丈夫。私は今を生きている」と言い聞かせ、自分の五感に集中するようにしてください。

 

呼吸をしている自分、目の前のものを見ている自分、何かに触れている自分が、現実です。

 

自分を傷つけなくても、「今、ここ」はあなたの周り中にあります。

 

そして、どうしても辛い時は、周りの人にそばにいてもらうこともお勧めしたい対処法です。

 

あなたは、今、一人ではないのです。

 

同時に、記念日を意識しすぎず、淡々とやるべき日常の行動に集中するよういしてください。

 

食べる動作に集中し、歩くという行動を意識してみる。

 

それだけでも、気持ちは落ち着いていきます。

 

生きる力を持っているあなたは、とても素敵な人です。

 

過去に縛られず、自分にもっと自信をもってください。

 

2月14日は、あなたのことを考えて、私は過ごすようにしますね。

 

気持が辛くなってどうにかなりそうになった時、私のことを思い出してみてください。

 

少しでも、あなたの辛さが楽になることを、辛い記憶から自由になることを願っています。

 

あなたを応援させてください。

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