言われて嬉しい言葉を伝える3つのポイントとは?心理相談員が解説

2017.01.02公開
 
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「言われて嬉しかった言葉って何?」と聞かれた時、あなたはどの言葉が真っ先に浮かびますか?

 

言われて嬉しい言葉を、上手に伝えることは意外に難しく、相手への思いや感謝を言葉にしないままにしてしまうことも多いですよね。

 

ですが、言葉にしなければ、相手に自分の思いや感謝を伝えて、相手の気持ちを明るくすることはできません。そこで、今回は、言われて嬉しい言葉を伝える時の3つのポイントについてご説明します。

 

 

素直に具体的にほめる

 

便利な「素敵ね」「可愛い」「かっこいい」「渋い」

言われて嬉しい言葉の中に、「素敵ね」「可愛い」「かっこい」「渋い」があります。その言葉自体に、ほめる要素があり、しかも受け取る相手にとっても、マイナスのイメージを含まない言葉ではないかと思います。

 

例えば、外見上でも

 

「〇〇さんは、笑顔が素敵ね」

「△△君って背筋が伸びてかっこいいですね」

 

という誉め言葉として使うことができます。また、仕事や生き方を誉めたいときでも、

 

「あなたの考え方って素敵ね」

「なんか、その言い方ってかっこいい」

 

というような言い方をすることもできます。

 

私はよく、「素敵ね」という言葉を使うようにしています。それは、私から見て相手の何かに「素敵だな」「キラキラしている」と感じが時に使うのですが、その時より具体的に「ここが素敵だと思う」と言葉を伝えると、相手も素直に嬉しそうな表情をしてくれます。

 

感じたことを、誰もが良いイメージを持つ言葉で伝えることが、言われて嬉しい言葉を伝えるポイントの一つになると思います。

 

 

相手の努力や振る舞いをほめる

 

相手の努力を言葉にする

人は、誰でも「自分を認めてもらいたい」という承認欲求を持っています。誰かが、自分の努力や振る舞いを見てくれていると思うことは、相手を通しての自己承認につながります。

 

相手に喜んでもらえる言葉を考えるなら、相手が努力をしていることや、見返りを求めずにいつも継続していることを言葉にすることがおすすめです。

 

例えば、最初は仕事の手順がうまくできなかった人が、地道な努力をして他のスタッフよりも、丁寧な仕事ができるようになったとします。

 

そんな相手に、「頑張ったね。本当に丁寧な仕事だよね。評判もいいよ」という言葉を伝えたら、相手は仕事ができずに迷惑をかけた自覚があるだけに、とても嬉しいと感じると思います。

 

しかも、周囲も認めてくれているという客観的事実を添えることで、更に仕事に対する意欲が増すかもしれません。頑張っていることを、正当に評価する言葉は、言われて嬉しい言葉になります。

 

また、仕事でもプライベートでも、本人が努力をして結果を出したときには、

 

感情をこめて、「すごいね」「尊敬するよ」「頑張ったね」

 

という言葉をストレートに伝えることも、言われて嬉しい言葉を伝えるポイントになります。

 

たくさんの良さを言葉でほめるよりも、「目は口ほどにも物をいう」ということわざがあるように、相手に言葉と表情で、努力をたたえるほうが、より言われて嬉しい場合が多いものです。

 

相手の行動に感謝の言葉を添える

あなたは、自分が当たり前だと思って行っていた行動が、他の人から感謝された時、嬉しいと感じた経験はありませんか?

 

例えば、朝のお掃除や、ちょっとした片付けや整理整頓など、誰かがいつもさりげなくやってくれている行動は、本当は当たり前なことではなく、相手は自分の時間を割いてやってくれていることです。

 

ですが、相手は感謝の言葉が欲しくてやっているわけではないからこそ、いつも継続的にさりげなく行ってくれているのです。

 

だからこそ、

「〇〇してくれて、いつもありがとう」

「気遣いが嬉しいよ」

 

といった、自分の行動を認め感謝の言葉を言われることほど、嬉しい言葉はありません。小さな行動をしていた自分を見ていてくれる人がいるだけで、心がほっこりと、嬉しくなる言葉になります。

 

いつも当たり前のように自分の身の回りを整えてくれる相手に対して、具体的な行動に対する感謝の言葉を伝えることも、言われて嬉しい言葉を伝えるポイントの一つです。

 

 

相手のことを覚えていることを伝える

 

プレゼントのきっかけに

先ほどお伝えしたように、自分を承認してくれる言葉は、言われて嬉しい言葉になります。その中でも、何かふとした時に、相手の存在を思い出したことを伝えることは、言われて嬉しい言葉を伝えるポイントになります。

 

例えば、街で相手の好きな食べ物やグッズを見かけ、プレゼントに買ったとします。もちろん、プレゼントをもらうという行為だけでも、相手にとっては嬉しい感情を引き出すことにつながります。

 

そこにプラスして、「前に欲しいって言っていたよね」という言葉や、「これを見たら、○○さんの顔が浮かんだ」というような言葉を添えることで、“自分のことを覚えていてくれた”という嬉しい感情を引き出すことにつながります。

 

相手の存在が頼りであることを伝える

また、大切な人に「あなたが大切な人だ」ということを伝えたいときも、何かの折に相手を思いだしたことを伝えることは効果があります。

 

例えば、あなたが寂しい時やしんどい時に、誰かのことを思いだしたとします。そんなときに、ふと思い出した相手ほど、きっとあなたが頼りたい相手である場合が高いですよね。

 

それを、相手に素直な言葉で伝えることも、相手にとって言われて嬉しい言葉になると思います。

 

「この前、道に迷った時、○○のことを思い出した」といった言葉や、「この前、仕事でつらかった時、△△さんの声が聴きたくなった」という言葉を伝えられたら、あなただったらどう感じますか?

 

もちろん、相手との関係性が大きな基準になるかもしれません。ですが、少なからずお互いの関係性が良好であれば、辛いときに自分を思い出してくれた相手の言葉を嬉しく感じるのではないでしょうか。

 

伝える時は、あくまでさりげなく、少し冗談めかして伝えることが、よりソフトな印象で相手にとって「言われて嬉しい言葉」になると思います。

 

 

一緒にいて楽しかったことを伝える

 

言われて嬉しい言葉を伝えるポイントとして、相手と一緒に過ごした時間が楽しかった、嬉しかったことを伝えることがあります。

 

長い付き合いになると、一緒に過ごすことが当たり前になりがちです。ですが、だからこそ「あなたと過ごしたから楽しい、嬉しい」を伝えることが、とても大切な意味をもつこともあります。

 

「この景色を、あなたと一緒に見ることができて嬉しい」という言葉や、「いつかまた、一緒に来たいね」という言葉を言われることで、自分と過ごした時間の価値が高まる思いがしますよね。

 

言葉にすることで嘘くさくなると思う人もいるかもしれません。ですが、言葉にすることで、よりリアルにお互いの気持ちが確かめられることの効果は高いはずです。

 

言葉には力があります。単純で、短い言葉であっても、相手が言われて嬉しいと思う言葉は、伝える意味があるのです。

 

 

さいごに

言われて嬉しい言葉を伝えるポイントについて説明してきました。言葉を伝えるポイントとしては、

 

「素直に具体的にほめる」

「相手の努力や振る舞いをほめる」

「相手がそこにいることを伝える」

 

になります。

 

言われて嬉しい言葉は、言われた言葉を通して自己承認できる言葉だと思います。

 

自分のことを見てくれている相手がいる、自分の良さを認め頼りにしてくれる相手がいることが、相手にとって「言われて嬉しい言葉」です。

 

具体的に簡単な言葉で、相手を認める言葉を伝えて下さい。きっと、喜ばれると思いますよ!

 

 

【執筆者】

村松真実 看護師・心理相談員

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