母親が嫌いです。突破口を見つけ出すにはどうしたらよいでしょうか?(20代・女性)

2017.01.24公開 2017.04.04更新
林田一

回答者
林田一
臨床心理士

 
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ご質問

母親を嫌いになってから、生活習慣が乱れていることに悩んでいます。

 

身体にも不調が表れてきている(生まれて初めて酷く肌荒れした)ので、そろそろ直さなくてはと思うのですが、なかなか改められません。

 

現在の生活は、深夜に就寝、昼間に起床という生活リズムです。深夜遅くまで何をしているかというと、バイトに行ったり、大学に行ったり、友だちと遊びに行ったり、できる限り出かけています。

 

家族が寝静まった頃に帰宅するために、1人で外食したり、友だちと会ったりして、なるべく帰宅時間を遅くしています。この様な生活が数ヶ月ほど続けています。

 

この生活リズムが決定的に悪いと分かっているのですが、最近、「母親と顔を合わせたくない」と思っていることが原因だと分かりました。

 

たとえ家に早く帰っても、食事は一緒に取りませんし、なるべく部屋に閉じこもり、母親が寝静まった頃にお風呂や歯磨きなど就寝準備を始めます。

 

どうして、こんなに母親を嫌うようになってしまったのかは自分でも分かりません。

 

前からウマが合わないことは自覚していたので、それなりの距離感を保って付き合ってきました。

 

ここまで物理的な努力をするのは初めてです。ただただ母親から逃げたいと思っています。

 

肌荒れを治したいし、1日を有意義に過ごしたいし、そのために適切な時間に帰宅して、適切な時間に睡眠を取りたいです。

 

どうにか突破口を見つけ出したいのですが、何か私に努力できることはあるでしょうか?

回答

初めまして、臨床心理士の林田と言います。

 

色々なお話をしてくださってありがとうございました。何度も読み返させていただきました。

 

家族と顔を合わせたくないという理由から、なかなか家にまっすぐ帰れず就寝も遅くなってしまうのですね。

 

「顔も合わせたくない」と思っている人と同じ空間で生活しなければならないということで色々なご心労もあると思います。

 

その一つ一つのことに、真面目に向かい合っておられるご様子を見て、色々なことを考えすぎてしまって、辛くなっていないかなと、とても心配をしています。

 

「アイデンティティ」という言葉があります。

 

これは難しい概念なのですが「自分自身の生き方はこれだ!」と確信めいたものを抱いているかどうかということです。

 

生まれたときから、自分のアイデンティティを確立している人というのはいません。なので、成長と共に「自分の生き方」というものについて考えていくことになります。

 

自分の生き方が確立できる前というのは、親やメディアや社会的な望ましさが自分の生き方だ、と思うことも少なくありません。

 

16歳くらいから20代半ばというのは、まさに親やメディアや社会的望ましさという生き方から「自分自身の生き方」を確立する時期でもあります。

 

人間というのは例外なく、母親の体の中から生まれます。

 

なので、自分の体の中には、多かれ少なかれ母親の要素が入っているし、考え方や生き方にも、母親の要素というものが入っていると思います。

 

思春期に自分の生き方を考えるうえで、その母親の要素を否定する作業というのがあります。ご質問者様が女性であり、お母さまも女性であるということは、一つ共通する要素ですよね。

 

今、ご質問者様は、自分の生き方を確立する上で非常に大事な時期にあります。これから就職をして、一人の人間として生きていきます。

 

そこに至る葛藤はとても苦しく大変なものだと思います。ご質問者様は「もしかしたら自分はとても異常なのではないか」と感じておられるかもしれませんね。

 

もし、そう思っていらっしゃるのならばそれはとても苦しいことですよね。

 

ただ、そう思うこと自体がおかしいのかと言われると「そんなことはありませんよ」と言っておきたいと思います。

 

もし、どうしても辛く苦しいのならば、心理相談室などでお話を聞いてもらうのが良いでしょう。

 

大学に行かれているということであれば、学生相談室を利用してみるもの一つの手だと思います。

 

こちらでも引き続き相談を聞くこともできますので、遠慮なくおっしゃっていただければと思います。

林田一

林田一

臨床心理士

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