就活面接が不安で将来までも不安に…生きる意味も見失いそうです

佐藤ゆみ

回答者
佐藤ゆみ
キャリアコンサルタント

ご質問

私は現在、就職活動中の大学院1年生です。今日、第1志望の最終面接を受けて来ました。

 

大学院に入学以来ずっと、入社したいと憧れていた企業で、その会社が実施しているインターンシップにも参加しました。

 

お世話になった社員の方々からはとても良い評価をいただき、インターンシップ参加者の中でも特別な選考ルートにもご案内いただきました。

 

迎えた今日の最終面接では、 インターンシップでの経験を踏まえた志望動機や入社への熱意などをお話出来るように、自分が準備できることは全て準備して臨んだつもりでした。

 

とにかく早めに就職先を確定させて、研究に力を注げるようにしたい一心でこれまでを必死に過ごしてきましたつもりです。

 

ですが、今回の最終面接では 、全くという訳ではありませんが自分が想定しなかった類の質問もかなりありました。

 

自分の過去の経歴でここまでの質問が来たことに戸惑いがありましたが、それでも自分の熱意をぶつけたいと思い、何度か重ねて伝えました。

 

しかし、面接が終わってみて、本当にこれで良かったのかと、何度も自問自答を繰り返してしまいます。

 

あの志望動機は「会社で働くイメージが十分に出来ていない」と思われたのではないか、

 

自分が会社で働きたいという思いを完璧に伝えきれなかったのではないか、

 

挫折経験についてはもともと想定してきた内容と少し異なる内容を話してしまい、抽象的に聞こえたのではないか…

 

負の方向に考えてしまい、とてもとても辛いです。

 

そして、 この企業に内定をいただけなかったら、一からまた就職先を探し直さなくてはならないだけでなく、せっかく頂いたこの上ない入社のチャンスを逃してしまったということになります。

 

自分は人より有利な状況に置かれても、そのチャンスをモノにする能力もないということだ…と考えると、自分に対する怒りや失望の気持ちが際限なく湧き出てきます。

 

もともと自分のことが本当に嫌いなのですが、さらに輪をかけて嫌いになっています。

 

この週末は待つしかありませんが、明日は何しようかと考えるだけでも本当に憂鬱になってしまい、仕方がありません。

 

面接での会話の内容を必要以上に、一言一句振り返ってしまいますし、 だからと言って寝ようとしても眠りにつけません。

 

食欲もあまりなく、今日はいつもなら苦もなく食べられている量の半分も食べられませんでした。食事で気を紛らわすこともできません。

 

ここまで努力してきて今日受けた企業から内定をいただけなかったら…と思ってしまい、さっきから涙が止まりません。

 

両親には「気持ちを切り替えるしかないし、済んだことを忘れてとにかく待つしかない」と諭されていますが、本当に御門違いなことに、本来ならば有難いはずのアドバイスも煩いと思ってしまうような精神状態です。

 

将来のことを考えると暗い気持ちになり、落ちたら立ち直れないし、私はどこにも就職出来ない社会のはみ出し者かなと思うと、生きているのが辛くて辛くて明日にも死にたくなります。

 

なかなか思うように時間が取れなく、クリニックをまだ受診したことはありませんが、明らかにADHDに当てはまる傾向も多いですし、社会不安障害(SAD)も併発していると思います。

 

話せばきりはありませんが、 とにかくこんな自分に全く価値を感じられません。

 

一応これまでもハッキリと将来の夢はありましたが、 最終面接で失敗したかも知れないと思う今となっては、それも達成できない気がして物凄く先の見えない状態が辛いです。

 

私は、どう生きればいいのでしょうか。

 

このままずっと生きている意味が見出せないなら、これ以上の負担を親に強いるのはとても申し訳ない気持ちが募り、安楽死できるものならしたいです。

 

まとまらず申し訳ありません。

 

未来が見えなく生きる意味を見出せないことがとにかく辛く、今の思いを相談させていただきました。

回答

ご相談ありがとうございます。

 

現在、就職活動中で、第一志望の企業の最終面接を受けてきたのですね。

 

大学院入学以降、その企業へずっと憧れていて、インターンシップも参加し、学業よりもその企業へ入社するために今までの日々を注ぎ、努力をしてきたのだなと感じました。

 

そして、満を持して最終面接まで進み、インターンシップでの経験を踏まえた志望動機・入社への熱意を含めたご自身の想いを伝えられるよう、できる限りの準備をして臨んだのですね。

 

ところが、想定していなかった質問をされたことで、

 

「自分の想いが伝わったか」

「これで良かったのだろうか」

 

とずっと結果を考えてしまい、自分の存在価値までも否定するような気持ちになってしまい、非常に苦しい気持ちに襲われているのだなと感じました。

 

今、ご相談者様は、第一希望の企業のために、自分の持ちうるすべてを出し切ってきました。

 

全力を出したからこそ、想いが強いからこそ、どうしてもその企業に入りたいからこそ、不安になってしまうのだと思います。

 

また、良くしてもらった会社の人からの期待に応えられなかったら…という不安な気持ちも感じてしまうのも無理はありません。

 

ですが、ご相談者様は自分のやりたいことを自分自身でしっかり考えられ、とても芯をお持ちで、特別ルートで選考が進むほど非常に優秀な方だと感じます。

 

現時点で、ご相談者様はできることはすべてやり切っています。

 

今はそんな自分を「お疲れさま、これまでよくがんばったね」と労ってあげてほしいと思います。

 

少し混乱した気持ちを落ち着かせながら、今後のことを1つ1つ考えていきましょう。

 

まず、最終面接での質問についてですが、「自分を深く知るため、一緒に働く仲間を見つけるために想定していない質問をした」と一歩引いて考えると楽になると思います。

 

前提として、面接というのは、企業にとっても学生さんにとっても「一緒に働く仲間を見つける」という場所でもあります。

 

ご相談者様にとっては、「企業に入りたい・心から入社したいです」という思いを伝える場であり、企業にとっては、「この人はどういう人なのか、どうして入りたいと思うのか、いっしょに働けそうか」ということを知るところです。

 

恐らく、最終面接でされた質問は、ご相談者様にとっては想定外だったかもしれませんが、面接官にとっては、「なぜその道を選んだのか」「あなたがどんな人なのか」ということを聞きたいがために、深掘りをしたのだと想像します。

 

特に、ご相談者様は、今まで会社から・社員の方から良い評価をもらい、特別な選考ルートを通ってこられました。

 

だからこそ、最終面接で面接官はそれを別の角度から確かめたかったのだと考えられます。

 

ご相談者様が気にしている過去の経歴に話が及んだのは、

 

・ご相談者様がどんな人で

・どんな思考を持った人なのか

・どう意思決定をして

・どんな道を歩みたいのか

 

を企業としてきちんと知りたかったからです。

 

もしかしたら、質問のされ方がきつく感じたかもしれません。

 

しかし、ご相談者様をより深く知るために聞いているだけで、決してあなたの志望動機が弱かったわけでもありません。

 

ましてや、あなたの能力や存在を否定しているわけでも、決してありません。

 

最終面接まで来ている場合、志望動機そのものに違和感はほとんどないと思いますので、その背景を深く知りたいがためにいろんな質問をされたのだと考えてみましょう。

 

また、企業としては、あえて学生さんが用意していない質問をすることがあります。

 

志望動機、学生時代にがんばったことなどは、事前準備し、練習すればすらすらと答えられるでしょう。

 

しかし、思いがけない質問をすると、その人の本音が出ます。

 

最終面接という、「一緒に働く仲間を見つける」場所だからこそ、素のままのあなたの人柄や思いが現れる質問がされたのだと考えます。

 

おそらく、最終面接に行ったどんな人もそのような質問をされていて、きっと戸惑っているでしょう。

 

そして、手応えがなく不安になって帰ってきている人も多いことと想像します。

 

就職先が決まるのは、「ご縁」です。

 

特に最終面接まで来た今、「ご縁」があるか否かという、自分自身ではどうにもできず、ただ願うだけの時期になります。

 

待っている間は非常につらいと思いますが、企業側も本気で一緒に働く仲間を見つけているのだと考え、「ご縁があればいいな」と思うようにしてみてくださいね。

 

万が一そうでない場合は、またやり直せば良いだけとも言えます。

 

確かに希望の企業に全力を注いできた分、今後生きる意味を見いだせないかもしれません。

 

しかし、世の中にはたくさんの企業があり、ご相談者様がやりたいと思う仕事は、他の会社でもかなえることができると思います。

 

たくさんの企業に出会える機会、いろんな会社の話をきけるのは今だけです。

 

ご相談者様のように、自分の進路にいつも真剣で、やりたいことをしっかり持つ方なら必ずご縁のある会社には出会えます。

 

そのときは「今度はどんな出会いがあるだろう」と思うようにすると楽になれると思います。

 

人生は、ひとつではなく、何度でも自分でつくっていくことができます。

 

ご相談者様には、ご両親という心強い理解者・味方がいらっしゃいますし、何よりも「やりたいこと」という強い想いがあります。

 

それは、必ずしも1つの会社でしか実現できないことはありません。

 

現時点で結果はわからないため、今どうすることもできないと思います。

 

ですので、少し就職活動から離れて息抜きをしながら、自分の好きなことをできる時間をつくり、不安な気持ちから離れるとまた新たなリズムを作れますので、気分転換を意識してみてくださいね。

 

例えば、少しの間、就職活動を休んで研究に打ち込んでも良いと思いますし、まだまだ時間はたっぷりあります。

 

周りに流されず、ご自身の想いを大事に、動いていくと良いと思います。

 

もし進路のことで不安になるときは、大学の就職課に行ってキャリアカウンセラーに話を聴いてもらったり、信頼できる人に不安な気持ちを打ち明け、思いっきり発散することも大事です。

 

ずっと就職活動ばかりを続けていると不安で押しつぶされてしまい、平常心が保てなくなってしまうのは当然のことだと感じます。

 

最終面接を終えた今は、きっと休憩時間なのだと思います。

 

ぜひ息抜きの時間をつくることを意識して、自分をリラックスさせてあげてくださいね。

 

またつらくなったら、私で良ければご連絡くださいね。

 

ご相談者様の気持ちが少しでも楽になりますよう、願っています。

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