モーレツ社員がメンタル的に否定されるべき3つの理由とは?

2016.09.26公開 2016.11.29更新
 
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安倍総理の発言で、急に脚光を浴びた「モーレツ社員」。モーレツ社員という働き方を否定すべきと考えての発言なのかもしれませんが、そもそも「モーレツ社員」とは、どんな人を指し、何が否定されるべき部分なのでしょうか。

 

今回は、モーレツ社員がメンタル的に否定されるべき3つの理由について、心の専門家に解説してもらいました。

 

 

①指示通りに生きる危うさ

「モーレツ社員」とは別名「企業戦士」とも呼ばれ、1970年代によく使われた流行語の一つです。

 

会社や上司の命令であれば、家庭もプライベートも投げうって働き続けるその姿を表現した言葉です。その働き方は、指示通り生きれば、会社や社会で生き残ることができるという考えに基づいています。

 

ですが、自分よりも強い相手からの命令に従っていれば、自分の将来は安定していると考えることは、とても危うい考え方です。

 

社会も会社も、右肩上がりに成長し続けることはなく、どこかで下方修正することが求められます。

 

そのとき、それまでの自分の生き方を問われたとき、心が壊れる可能性もあります。だからこそ、モーレツ社員は否定されるべきなのです。

 

 

②1つの価値観しか認めない危うさ

モーレツ社員の否定すべき理由の2つ目に、部下にも自分の仕事の価値観を押し付けることがあります。

 

○サービス残業は当たり前

○相手先や上司に誘われたら土日接待は当たり前

○上からくる仕事は必ずYESと言え

 

などのモーレツ社員の掟を、部下にも求めることになります。モーレツ社員は、自分はその価値観しか知らないため、他の価値観を持つ同僚や部下を理解できないのです。

 

それだけ、仕事をやり続けること=自分の価値という考え方しかなかったということでもありますが、周囲の人にとっては、とても迷惑な話です。

 

現在のように、多様化した仕事スタイル―短時間労働やフレックス、在宅勤務などのライフワークバランスを認める社会の中では、モーレツ社員の考え方は、相手を認めず攻撃的になってしまう可能性や、自分自身が逆に否定されることにもなりかねません。

 

一つの仕事に対する価値観に縛られているモーレツ社員は、自他ともに生きにくいメンタルを持つ、否定されるべき存在のなってしまう可能性があるのです。

 

 

③いつかは身体も蝕む危うさ

モーレツ社員は、会社や上司の命令が絶対で、「YESマン」でもあります。

 

そのため、自分やその部署のキャパシティーを考えず、仕事を受けてしまい、結局は締め切りや納期に追われ無理をし続けることになります。

 

自分の家庭・体を顧みる余裕がないため、気が付いたときは、本人を含めた周囲の社員や家族の健康が脅かされていることもあります。

 

モーレツ社員でいることは、会社に利益を与えているようでいて、力尽きた場合には、抱えていた仕事が周囲に負担をかけ、部署や会社の混乱を招く危険性もあるのです。

 

 

さいごに

モーレツ社員がメンタル的に否定されるべき3つの理由は、

 

「指示通りに生きる危うさ」

「1つの価値観しか認めない危うさ」

「いつかは身体も蝕む危うさ」が、周囲に与える負の影響が強いことです。

 

モーレツに命令に沿って仕事をすることにしか、自己価値を高める方法がない生き方は、あなた自身を壊す可能性がある生き方です。もっと、広い世界で生きてみませんか?

 

 

【執筆者】

村松真実 看護師・心理相談員

 

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