別居中の母親に対する喪失感と寂しさに苦しんでします(20代・男性)

2017.07.02公開
佐藤文昭

回答者
佐藤文昭
臨床心理士

 
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ご質問

回答して頂きありがとうございます。どんなに望んでも過去へ戻ることは不可能なので、今に焦点を当てようと思ってはいます。

 

しかし、例えばテレビを見ていても、番組や芸能人から過去を連想してしまい、切なくなってしまう事もあります。

 

この年齢で恥ずかしい事かもしれませんが、自分の一番の楽しみは母親と会うことです。

 

母親の家へ行くまでには、人通りの多い道を歩かなければなりません。

 

普段なら絶対に避けたくなる状況でストレスも強く感じるのですが、そのストレスもいつもよりは軽減されます。

 

しかし、その楽しみが終わると、強い喪失感に襲われます。そして、母親と会うことで幸せだった過去を思い出してしまい辛くもなります。

 

先日も母親と会った日は楽しい気分だったのですが、次の日になってから喪失感と寂しさに苦しんでいます。

 

もう会わない方がいいのか、と考えた事もありますが、とても楽しいのは事実だし、せっかく母親と会える機会があるのならその時間を大切にしたいです。

 

自分なりに母親に依存しないよう気をつけ、やり場のない感情もどうにか処理しようとしています。

 

それでも、今は事情があって昔のように一緒に暮らせない現実。

 

もっと一緒に過ごしたいと思っても時間が限られてしまう現実。

 

昔はあんなに安心して頼っていた母親が、体力的にも精神的にも弱っていて、とても自分が頼れるような状況ではない現実。

 

それらの現実を何とか受け入れようとしているのですが、それがとても苦しいです。

 

自分がまだまだ恵まれている事も、昔と状況が変わってしまうのが仕方ないという事も、頭では理解していますが苦しいです。

 

自分は今、母親と過ごせる許された時間を思いきり楽しみたいのですが、喪失感や寂しさを少しでも緩和して、現実を受け入れられるようになる方法があれば教えて下さい。

 

母親と会う以外にも楽しみを見つけようと考えてきました。

 

しかし、友人は一人もいないし、外出も強いストレスになるため家で行える趣味を考えたのですが、どうしても見つかりません。

 

長文、失礼致しました。

 

▼前回の相談はこちら▼

回答

再度、ご質問いただき、ありがとうございます。

 

「今」に焦点を当てようと意識することは、精神衛生上、とても大切ですので、今後も続けてみて下さい。

 

さて、お母様と会うことがあなたにとっての一番の楽しみということですが、これはあなたの原動力になりそうですね。

 

お母様と一緒に暮らせなくなってしまった背景は定かではありませんが、可能であれば定期的にお母様にお会いになられてみてはいかがでしょうか。

 

喪失感や寂しさは、確かにお母様と楽しい時間を過ごされた後の感情だとは思いますが、次にお母様と会う予定がないことに対する感情でもあると思います。

 

ですから、お母様に会いに行った際には、次に会える予定も組んでみて下さい。

 

そして、その日を楽しみに、日々の生活を淡々とこなしていきましょう。

 

お母様と会わないという選択肢を取ることは、今のあなたを苦しめてしまうことになります。

 

「今」のあなたが、お母様との時間を大切にしたいと願っているようであれば、その気持ちに従ってください。

 

あれこれ考えず、お母様との時間を思い切り楽しむことです。

 

私はあなたのお母様に対する気持ちは、決して恥ずかしものではないと思います。

 

胸を張って大丈夫ですよ。

 

「今」に焦点を当てるということは、「自分に正直でいる」ことでもあります。

 

是非、定期的にお母様に会いに行き、大切な時間を共に過ごしてみて下さい。

 

それでも、上手くいかないように感じるのであれば、またその時一緒に考えて行きましょう。

佐藤文昭

佐藤文昭

臨床心理士

おやこ心理相談室 室長

詳しい情報・お問合せはこちら

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