受験勉強ができない自分をどうにかしたいです

2017.08.21公開 2018.05.20更新
梶原成子

回答者
梶原成子
臨床心理士

ご質問

受験勉強ができず困っています。「お嬢様学校」と言われる学校に通う高校三年生です。

 

中2の頃からうつ病のような憂鬱な気分が続いていて、とにかく自分が嫌いです。

 

「死にたい」「こんな自分を殺したい」と思ったことも何度もあります。でも、私がそういう精神状態であることを知っている人はほとんどいません。

 

私は体重が減ったり、過呼吸になるなどの身体的な症状がなく、普段も普通に振る舞っているので周りにはバレていません。

 

唯一、中2のとき当時の担任の先生に相談しましたが、その先生も今では関わりがなく話すこともなくなりました。

 

両親にも何も言っていません。

 

別に虐待をするわけでもないし、親として悪い人たちでもないと思うのですが、私は両親のことが嫌いです。

 

嫌いになったきっかけは、中2の当初、憂鬱な気分を隠しきれていなかった頃に、母親に「そんなにうじうじしててもどうにもならない」という突き放すようなことを言われたことだと思います。

 

でも、親を嫌いになったはっきりとしたきっかけは正直分からなくて、最近になってうちの親子関係は普通と違うのかな、と思い始めたくらいです。

 

例えば、親と沈黙で過ごすのが耐えられなくて、いつもテレビをつけたり音楽をつけています。悩みを相談したことはなく、上っ面な会話しかしていません。

 

両親に言っていないので病院に行ったこともなく、自分が本当にうつ病なのかは分かりません。

 

ただネットで調べる限りやる気がない、集中力の低下、自殺願望、自己嫌悪などの精神的な症状は当てはまるのでうつ病なのかなぁと思っています。

 

でも身体的には何も症状がないので、病気ではなくただの「甘え」だと言われてしまえばそれまでです。

 

そんな私でも受験生になり、勉強と向き合わなければいけない時期になりました。

 

私は校則を破るようなことをあまりせず、成績順のクラスも一応上位のクラスにいるので、周りからは優等生のようなイメージがついています。

 

しかし、私はとても受験生とは言えない生活をしています。

 

私は塾に通っていないので、自分から進んで勉強をしなければいけません。

 

しかし、高3になって受験に向けて本格的に勉強をしなくてはならなくなると、突然それまで以上に勉強ができなくなりました。

 

なぜか体が動いてくれません。勉強に対してのやる気はなくても、好きなアイドルを画像や動画をネットで漁るのは楽しくて続けられて、ずっと携帯を触っています。

 

 

まず、体が動きません。一度ソファなどに座ると、立ち上がるのにもすごく気合いがいります。

 

この状態が自分でもいけないことは分かっています。

 

周りはきっと朝から晩まで勉強しているんだろうな、と考えると恐ろしくて、自分の人生はもう終わりだ、と思って泣くこともあります。

 

勉強はしないくせにプライドは高いので、浪人したり友達に見下されるような大学には行きたくないと思っています。

 

その理想とかけ離れている自分の生活に絶望して、最近は毎日死にたいと思っています。

 

その時のことを考えると本当に怖くて眠れなくて、頭をぐるぐると回りつづけるその考えを追い出すくらいの音量で音楽を聴くことでなんとか対処しています。

 

どうにかしたいという気持ちから、近所の図書館の自習室にも行きましたが、とても快適な環境なのに全く集中できませんでした。

 

同じ受験生なんだろうなと思われる人たちがすごく捗っているのを見て怖くなりました。

 

勉強しようと思っても、これまでほとんど勉強ができていない自分の現状や不安などが頭の中を占拠していて、問題集を前にしても全く集中できません。

 

 

回答

こんにちは、臨床心理士の梶原です。ご相談ありがとうございます。

 

中2の頃より、とても長い間、憂鬱な気分を抱えてきながら、それをほとんど人に知られずに優等生のイメージを保ってきたことは、とても大変なことだったのではないかと思います。

 

それでも高2までは積極的に活動し、自分から勉強をしてきたのですね。

 

受験生となって、今までできていたことができなくなり、体も動かないとなると、焦りと不安で、本当に怖い気持ちになるでしょう。

 

今は、とりあえず勉強ができるようになりたいとのことですが、どのような勉強がどのくらい(例えば一日に何時間とか問題集が何ページとか)できればいいと思いますか?

 

受験生としては全然足りないけど、「せめてこれくらいできればまあ良い」と思えるには、何がどのくらいできればよいでしょうか?

 

今のような心の状態の時は、勉強に取り掛かかろうとするだけでもかなりエネルギーがいります。

 

荷物をいっぱい積んだ重い車を動かそうとすると、とても大きな力がいるでしょう?

 

そんな時に勉強を始めるにはコツがあります。

 

それは、最初の一歩をできるだけ小さくして、とにかく取り掛かるということです。

 

あなたの得意な(得意が無ければ、まだましな)科目は何でしょう?

あなたがまだ一番取り掛かりやすい勉強は何でしょう?

取り掛かりやすい場所はどこでしょう?

 

図書館には行ってみたということですが、怖くはなるけど家にいるよりは取り掛かりやすいですか?

 

学校の図書室、スタバ、マックがやりやすいという人もいます。また、時間帯によってもやりやすさが違うかもしれません。

 

時間は10分なら、取り組めるでしょうか?

 

最初は重くて動かない車も、動き始めると少しずつ楽に動くようになります。

 

人間の脳も一緒です。

 

ですから、まずはとにかく何でも構わないので、取り掛かるところから始めてみてください。

 

小さな一歩が次のやりやすさにつながります。

 

とにかく取り掛かる(内容は何でもOK!)。それだけを考えてやってみてください。

 

一歩が踏み出せたら、また次を考えましょう。よければメールを待っています。

 

そして、他に誰かの手助けがある方がよりやりやすくはなるでしょうから、学校の先生やカウンセラーに相談したり、塾も可能なら考えてみるのもいいかと思います。

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