性格?病気?母が男の人につけられてからおかしくなりました

2017.12.22公開 2018.06.02更新
村松真実

回答者
村松真実
看護師 心理相談員

ご質問

私の母の事で相談があります。去年の冬、母があるお店に行き、その時に母の前に並んでいた男の人が、帰りにお店の前で待ち伏せしていて、駅までつけてきたらしいです。

 

その時は逃げたので大丈夫だったのですが、その時から母はおかしくなってしまいました。

 

具体的には、

 

・1人で外出できない

・父が運転してくれる時のみ外出する

・出かける日は朝から口数が少なく声も小さい

・外に声が漏れるから、と急に小声で話し始めたりする

・多分自分がおかしいことを理解できていない

・解決できないことがあると、急に体調が悪くなり、ご飯も半分ぐらいしか食べられなくなる

 

他にもおかしいと思う点がたくさんあります。

 

しかし、別に何事もない時は、母も昔通り普通なので、やっぱり病気じゃないかもしれないと思い、病院に連れて行くほどじゃないかな、と思ってしまいます。

 

実際、半年前はひどい状態だったので、本気で病院に連れて行こうとしましたが、父が説得しても聞かず、「行きたくない」の一点張りでした。

 

でも、このままずるずる引きずっても、この問題は解決しないと思います。まず、母は病気なのでしょうか?

 

それともこういう性格(心配性とか)なだけでしょうか?

 

そして病院に連れて行くとしたらどうしたらいいのでしょうか?精神科ですか?

 

病院に連れて行ったところで初対面のお医者さん相手に、母がべらべらと自分のことを話したがるとも思えません。

 

こんなに書きましたが、私は母を楽にしてあげたいというより、母のせいで私の人生が少し遮られている部分があるので早く自由になりたいというだけです。

 

解決法あったら教えてください。最後まで読んでいただきありがとうございました。

回答

初めまして。ご相談ありがとうございました。

 

昨年の冬から、お母さまが変わってしまったことで、家族としてどのように接して良いか判らないし、あなた自身の生活にの弊害があり、困っている状態なのですね。

 

お母さまは本当に怖い体験をしたのだと思います。

 

もしかしたら、つけられただけでなく、暴言や脅し文句なども浴びせられたのかも知れません。

 

そのため、ちょっとした物音や行動の中に、その事件に受けた物事を思い出し、不安でパニックのようになってしまっているのかも知れませんね。

 

このようなきっかけがもとで、心の病気になってしまうこともありますが、恐怖体験を思い出すことがなければ、普段のお母さまと何ら違いがなくても不思議はありません。

 

ですが、心はいつも緊張しているため、ちょっとしたことがきっかけで、不安と恐怖が呼び起こされ、「おかしいんじゃない?」と思える態度や行動が出現してしまうのだと思います。

 

病気かどうかは、医師が診断することなのでお答えを差し控えますが、たぶん、今の心の状態のままでは、お母さまが一番苦しみを抱えたままなのではないかと思います。

 

お母さま自身が、自分が変わってしまったこと、不安や恐怖にさいなまれていることを、どうしたらよいか困っているのではないかと思います。

 

「どう対応したらよいか?」ということですが、まずは、お母さまの不安や恐怖を理解し、否定しないこと、苦しみに耳を傾けてあげることが大切です。

 

不安や恐怖に心の中が占領されたお母さまにとっては、その不安や恐怖に立ちむかうことができないからこそ、泣き叫ぶという行為になります。

 

それほど、お母さまの受けた心の傷は深く、今も過去にできず、その場面を思い出してしまうのだと思います。

 

そんな時こそ、お母さまの話を聴いてあげてください。

 

受け止め、話しを聴いたうえで、苦しみを楽にするために、「病院に行こう」と声をかけて欲しいと思います。

 

「私、どうなってしまったの?」と一番不安なのは、お母さまだと思います。

 

どうしても、「おかしいから病院にいけば?」と家族は言いたくなってしまいがちですが、その言葉がお母さまを追い詰め、より頑なな気持ちにさせてしあうこともあります。

 

病院に連れて行くときも、

 

・「気持ちが落ち着くかも知れないから」といった、お母様自身が行動を起こしやすい言葉がけをかける

 

・家族(若しくは、お母さまが信頼している相手)も一緒に付き添い、一連の出来事などの説明をしてあげる

 

といったことも、お母さまを精神科・心療内科に受診してもらう方法の一つだと思います。

 

病名は、あくまで医師の診断ですが、恐怖体験がきっかけで起こる心の病気の一つにPTSDがあります。

 

厚生労働省のHP(http://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_ptsd.html)に判りやすい説明がありますので、目を通して頂ければと思います。

 

ただし、お母ささまが、この状態かどうかは、実際にお会いしたわけではありませんので、あくまで可能性の範囲でのお答えとして受け取ってください。

 

恐怖体験は、心を縛り付け、人を変えてしまうこともあります。

 

お父様などと相談しながら、今後の対応を考えてみてはいかがでしょうか。

 

また、何か、気になることがありましたが、ご相談ください。

 

家族が大変な時期だからこそ、このことを乗り越えて、家族の絆が強く密になることを応援しています。

シェア
ツイート
はてブ
あとで見る