完璧主義でうつやパニックを再発…復帰に向けてどうすれば?(40代・女性)

2018.01.06公開 2018.01.10更新
池上枝里子

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池上枝里子
正看護師 キャリアコンサルタント

 
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ご質問

お返事ありがとうございます。私は先生の言う通り「周りに認められたい」完璧主義です。

 

今日の受診結果は、「5時間の労働なら働いても良い」とのことでした。

 

本当にのんびりして、利用者と一緒に散歩にも出かけ季節を肌で感じてたから、パニックも鬱も感じなく過ごし「あれは奇跡だった」と感じました。

 

だけど…同じ職場の人が退職し、異動で来た20代の子は偏頭痛で休みがちや早退が続き…。

 

先輩の私までしわ寄せが来て、オマケに気の強い方々に「あーしろ、こーしろ!」と言われ続け、私のキャパオーバーで鬱再発。

 

施設は1ヶ月の休養をもらいましたが…パニックが治らず、一旦退職を選びました

 

行く施設、行く施設にはやはり特殊があり、私も馴染めず。ズサンな介護を見ては家から泣き、過換気を起こす…。

 

老健に行けば、介福持ってるから即戦力の完璧を求める雰囲気がありありで、もう完璧主義にまっしぐらでした。

 

「完璧にこなさないと周りが認めてくれない。利用者を心地よくしないと言われる」の暗示を心で唱えていました。

 

施設の人には私の内を言えず…ただ仕事に行って業務をこなす毎日。

 

本当に辛かった。本当は泣きたかった。それすら忘れてしまい…

 

一番好きなアーティストの単独ライブ時に「私、おかしい?」に気がつきました。

 

4月に入り、毎月来てた生理も止まり、新人評価では最悪な評価。

 

パニック再発し会社に行けなくなり退職を選びました。

 

鬱パニック再発して半年以上かかりました。大きな音、人、テレビ、全てをシャットアウト!

 

今は、何とか落ちつきましたが…5年勤めた職場が再雇用してくれるかそれはわかりません。不安も確かにあります。

 

でも言える事は、過去があって今があるしか考えがつきません。

 

明日の考えはわかりませんが…もしかしたら明日は、パニック再発かも知れません。

 

「絶対に大丈夫の保証はない」のは確かと考えています。

 

▼前回のご相談はこちら▼

回答

ご投稿、拝見いたしました。

 

今までに、あなたに起こった出来事とともに、その頃にどんな思いでいたのか、とてもよく伝わってきました。

 

ご自身のことを施設に話すこともできずに、即戦力で完璧を求められていると、暗示をかけながら業務をこなす毎日。

 

本当に辛くて、本当に泣きたかったですね。よく一人でがんばってこられました。

 

その頃は、それすら忘れてしまうくらい、毎日を必死に過ごされましたが、その頃のことを、こうして思い出して表現してみて、今のお気持ちは、いかがですか?

 

こうやって、ご自身が体験した出来事や気持ちを表現して、ご自身で受け止めていくことは、あなたにとって、とても大事なことのように思いました。

 

きっと、ご自身が本当にしたいことも気持ちも抑圧して、周りに認められるために、ご自身の責任以上に責任を感じて、必死に仕事をされてきたのだと思います。

 

しかし、ご自身の気持ちを抑圧して我慢をすることは、どんな人でも必ず限界が来るのです。

 

あなただけは、あなたの気持ちを知っていてあげないと、あなたの気持ちは、行き場をなくしてしまいます。

 

本当に辛くて泣きたい気持ちをためて、時には理不尽に感じることも、ご自身だけで我慢をしてきたのですよね。

 

「周りに認められたい」とがんばるあなたに、他人の責任までも載せてしまうような理不尽さがあったなら、あなたは、その理不尽さを表現してもいいし、できないと言ってもいいのです。

 

これからは、あなたは、あなた自身の味方になって欲しいと心から思いました。

 

その上で、見方を変えると、周りに認められるために、ご自分で背負い込んだようにも見えるかもしれないということ。

 

だからこそ、ご自身で背負い込まないように、認められたい気持ちを離して、状況もご自身も、客観的に見れるといいかと思いました。

 

そのためにも、がんばることが必要な時には、「私は、今、辛い。けれど○○だからやろうとしている」と認識して、ぜひ、ご自分の気持ちを感じて認めてあげて欲しいと思います。

 

すると、「○○だからやろうとしている」という状況、出来事についても、客観的になることに繋がります。

 

ご自身の辛い気持ちを感じていくと、

 

「自分の責任でがんばれるものか?」

「自分の責任を超えたことまで、がんばろうとしていないだろうか?」

 

といった、見極めるタイミングをくれることと思います。

 

そうやって、ご自身の気持ちに敏感になりながら、どこまで仕事をしていくのか、エネルギーの配分をご自身で決めていくことも、必要なことかと拝見しました。

 

「エネルギーを分配する」という考え方は、ご自身が生活するエネルギーすべてを「10」とした時に、生活のそれぞれの場面で、どのくらいのエネルギーをかけるのか?というもの。

 

生活のバランスを考えることになり、結果的に、仕事でがんばりすぎないことにも繋がります。

 

仕事を「5時間」に短縮するという物理的な時間を決めても、仕事に「10」のエネルギーを使ってしまっては、負担は今までと変わらないかもしれません。

 

エネルギーの分配には、「自分のため」の分配や、「お子さまのため」の分配も必要かもしれませんし、「地域の役割」や「両親」のことなどもあるかもしれません。

 

また、5年働いた施設で、鬱やパニックを感じずに過ごせたことについて、「のんびり」「季節を肌で感じる」といった表現がありましたね。

 

また、好きなアーティストがいらっしゃるようですね。どんなところが好きなのでしょうか?

 

そうやって、自分らしくいられるキーワードをたくさん探してみて、自分らしさを保てる感覚を大事にしてみると、自分にかけるエネルギーと仕事にかけるエネルギーの配分を見極めることがしやすくなるかもしれません。

 

これからは、ぜひ、仕事だけでなく、ご自身にかけるエネルギーの配分を考えてみて欲しいと思います。

 

最後に、「過去があって今がある」と記載されていますね。

 

そして、「絶対に大丈夫の保証は人間ないのは確か」と考えている。

 

明日には、もしかするとパニックの再発かも、と考えると、とても怖いですよね。

 

過去は、今の自分を育てた経験といえますね。

 

しかし、過去の経験をどう意味付けして、今の自分をどう捉えるのか。

 

それは、今の自分によって自由に決めることができると思っています。

 

過去の出来事は変えられないけれど、その出来事に関した意味付けやイメージは、今の自分で付け加えることも、変えることもできると思います。

 

すると、明日に大丈夫な保証はなくても、過去より新たな意味付けをした今の自分で過ごせるならば、過去の繰り返しではない明日を過ごせるのかもしれません。

 

そう考えると、この投稿が、あなたへの新たな意味付けの一助になればいいなと思いました。

 

あなたの過去が、あなたの望むこれからに繋がることを応援させていただきます

池上枝里子

池上枝里子

正看護師 キャリアコンサルタント

スマイル・ココロオフィス 代表

池上さんのインタビュー記事はこちら

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