トラウマがある職場の人間関係への恐怖を和らげるには?(40代・女性)

2018.01.03公開 2018.01.10更新
池上枝里子

回答者
池上枝里子
正看護師 キャリアコンサルタント

 
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ご質問

男性上司のパワハラと女性上司モラハラにより、パニックとトラウマになりました。

 

老健を昨年辞め、半年療養中です。今は、家でパソコンを使った仕事をしてます。

 

通院歴は8年になります。今の病名はパニックによる鬱です。

 

また、未亡人でもあり中学生の子を養うには、やはり外で働かないと食べて行けず…

 

調子が良くなり、元の5年働いてた施設に再就職するか悩んでる最中です。

 

新しい施設で新たな人間関係の恐怖症もあり、元いた施設が自分を引き受けてくれるか?の不安。

 

「また病気が再発しないか?」の心配で頭が混乱しています。

 

自分でもわかってはいるのです。

 

『完璧主義』な性格。「完璧にやらないと周りが認めてくれない」て考えます。

 

以前の特養・老健施設で、新人評価欄にダメ出しばかり書かれ、傷ついたことがあります。

 

新しい施設で、新人評価欄にダメ出しばかり書かれるて考える恐ろしさ。

 

一からの人間関係を築く事が怖くなり、人間不信が完全ではないですが…拭いきれません。

 

だけど、家に閉じこもりも、金銭面と誰とも話さない空間もツライ状態です。

回答

はじめまして。投稿を拝見いたしました。

 

ご主人を亡くされ、病気があるなか、お子さまを育てていらっしゃるのですね。

 

仕事では、体調の不安と経済的な責任のプレッシャーを感じるなかで、人間不信になるほどの経験をされたのですね。

 

それは、計り知れないほどの辛さだったろうと拝見いたしました。

 

きっと、焦りや不安がある中でも、ご自身の心と体調と向かい合い、折り合いをつけながらここまで回復されたことと思います。

 

だからこそ、私ができることで応援させていただければと思っています。

 

今回、体調が良くなり、人間不信が拭いきれないなかでも外に出たい気持ちになり、経済的にも再就職を悩んでいて、考えを整理したいと思っているのですね。

 

混乱した考えを整理するには、客観的になることが必要ですね。

 

その一助になればと思い、ご投稿を拝見した私の所感を挙げさせていただきます。

 

あなたが再就職で感じる不安と心配は、

 

・病気(再発)のこと

・完璧主義、評価への恐怖

・人間関係

・職場の受け入れ体制

・職場選び

 

といった内容かと拝見しました。

 

「病気や再発のこと」は、ご自身だけで判断をしないで、あなたの症状をよく知っている主治医にも、ぜひ、相談してみてくださいね。

 

また、「人間関係」や「受け入れ体制」は、職場が決まっていないために、不確かなことを想像するものです。

 

そのため、考えれば考えるほど、過去のご経験によって不安を増強させ、考えを混乱させてしまっているようです。

 

今までのご経験を考えると、その不安はもっともなことかもしれません。

 

しかし、これからの「職場選び」は、そうした不安な気持ちを切り離して、客観的に考えていくことがよさそうですね。

 

この中で、他人や想像に影響されにくいものは、「完璧主義、評価への恐怖」かと拝見しました。

 

ご投稿でも、「自分でもわかってはいるのです。」と、語調が違う表現が気になりました。

 

きっと、「わかってはいる。けど…」といった後に続く思いがあるのかもしれません。

 

その後に「完璧にやらないと周りが認めてくれない」と、ご自身を振り返っていらっしゃいます。

 

完璧主義は、悪いことではありません。

 

しかし、度を越すと、精神的に追い込むことになりますし、何をもって完璧なのか、さらには、完璧を達成することも、なかなか難しいことです。

 

そして、

 

「自身が納得したいから完璧をめざしたい」

あるいは、

「周りに認められるために完璧をめざしたい」

 

といったことでも、ニュアンスが違いますね。

 

後者は、がんばっても完璧にならない場合には、どうしても、周りに認められない、評価されないと思ってしまいますよね。

 

すると、自身の存在意義にまでも強い不安を覚えるかもしれず、恐怖なのだと思いました。

 

もしかすると、そんな恐怖感が、あなた自身を追い込むのかもしれないと拝見しました。

 

完璧じゃなくても、がんばったことに対して、がんばった過程を知っているのは自分だけだから、「よくやった」と自身で認める事ができれは、そこまでの不安や恐怖感はないかもしれません。

 

しかし、そう思えることは、完璧主義だとなかなか難しいのかもしれません。

 

それでも、老健での出来事を、「ハラスメント」と表現できるのは、上司に認めてもらうためにと、自身を責めて追い込むだけでなく、上司の言動について、客観視ができているのだろうと思いました。

 

そのように、悩んでいることも、客観的になれると、きっと、どうしたいのかも見えてくると思います。

 

そのために、不安な事柄を、細やかに具体的に、たくさん書き出してみてください。

 

書き出してみることは、客観的になる方法のひとつのです。

 

そうして、不安が明確になるだけでも、和らぐこともありますし、具体的になると、対応を考えることが出来て、安心できることもあるかと思います。

 

また、パニックや鬱などには、認知行動療法も効果的といわれています。

 

現実をどう考えたり感じたりして解釈しているのか、といった認知の傾向を把握して、認知を自分で修正して、適切な行動に移すという心理療法です。

 

ご興味があれば、ぜひ、調べてみてください。

 

ここまで読んでいただき、どうお感じになられましたか?

 

私の所感であるために、「そうだ」と思うことも、「そうではない」と思うこともあるかと思います。

 

それらを、ぜひ大事にして、ご自身の思いや考えを明確にしてみてください。

 

それが、悩みの解決に向けた一助になれば幸いです。

 

そして、気がついたことや、話したいと思うことがあれば、いつでも、ご投稿くださいね。

 

あなたを応援しています。

池上枝里子

池上枝里子

正看護師 キャリアコンサルタント

スマイル・ココロオフィス 代表

池上さんのインタビュー記事はこちら

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