過食が続いたり絶食したり…標準体重ですが摂食障害でしょうか?

鈴木さやか

回答者
鈴木さやか
臨床心理士

ご質問

私は30代の専業主婦です。今までリバウンドを何度も繰り返してきましたが、結婚してからのここ2年位は、ずっと太っていました。

 

しかし、実は去年の夏、突然”くも膜下出血”になり…1ヶ月ほどの入院で、約5㎏痩せました。

 

退院後も気を付けていた為、半年の間にまた更に5㎏ほど痩せました。

 

それでも、まだ自分の理想体重まで、あと3~4㎏程痩せたいなと思っています。

 

でも…ここ2~3ヶ月の間、過食(暴食)が度々あって…段々回数も増えてきています。

 

そういう時は、お腹が苦しく気持ち悪くても、食物を詰め込んでしまいます…。

 

「もう太りたくない」という思いは強い為、吐く事はできないのですが、消化剤や下剤をかなり飲んでしまいます。

 

3日程、過食が続くと、その後何日か絶食に近い事をしたり…(そしてまた過食がすぐ来たりもしますが…)

 

私は『摂食障害』になのでしょうか?

 

旦那さんは「痩せてる訳じゃないから摂食障害にはならないんじゃない?」と言います。

 

ちなみに、今の体重で、健康的な標準体重位です。つらく苦しいです…

回答

はじめまして。ご投稿ありがとうございます。

 

ご質問内容、拝読させていただきました。

 

太りたくないという思いが強くある一方で、気持ち悪くなるほど食べてしまうことが続いているとのこと。

 

ご病気のこともあり、心も体もしんどい状態が続いていたのですね。

 

食事に関することは、人によっては言いづらいお話でもあったのではないかな…と感じました。

 

そんな中でお話を聞かせてくださって、ありがとうございます。

 

ご質問の「摂食障害」についてです。

 

まずお伝えさせていただきたいのは、「痩せている訳ではないので摂食障害ではない」という認識は誤りだということです。

 

摂食に関する障害には、いくつか種類があります。

 

確かに、極度に食欲が低下したり食事を制限したりする「神経性無食欲症」の患者さんは、とても痩せていらっしゃることがあります。

 

しかし、食欲のコントロールが難しくて大量の食べ物を摂取してしまう「むちゃ食い障害」の患者さんや、同じく大量の食べ物をお腹に詰め込んだあとに嘔吐などで体重増加を防ぐ「神経性大食症」の患者さんは、必ずしも細い体型であるとは限りません。

 

中でも「神経性大食症」の特徴は、気持ち悪くなったりお腹が痛くなるまで食べ続けることや、過食による体重増加を防ぐために下剤を使用したり嘔吐や絶食をすることにあります。

 

また、自己評価の基準に体型や体重を重視する傾向も強いです。

 

投稿内容を拝見するだけでは断言できませんが、

 

「気持ち悪くても無理に食べ物を食べてしまう」

「太りたくないので消化剤や下剤をかなり飲んでしまう」

「過食の後、何日か絶食に近いことをする」

 

ということが繰り返されているのであれば、上記の「神経性大食症」に該当する可能性があります。

 

そして何より、「つらく苦しいです…」という結びの言葉に、あなたの心がよく表れているように感じました。

 

食べることに関して、つらく、苦しい思いをしている…。

 

あなたの心の声に、耳を傾けてあげてほしいと感じます。

 

これまでも、つらい気持ちを抱えてここまでやってこられたのだと思います。

 

だからこそ、今度は周りにある力を頼ってみませんか?

 

「自分は摂食障害なのか?」という気持ちをクリアにする意味でも、メンタルクリニックなどの専門機関を受診してみることをおすすめします。

 

あなたの心が、少しでも軽くなれば…と思います。

 

追加でのご質問や気になることがあられましたら、またいつでもご連絡くださいね。

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